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ゲシュケのツールツィート日記(17)

2021.07.15.11:07

昨夜は完全に寝落ち。気がついたらポガチャルが表彰台に立ってました。今 YouTube でハイライトを見たところです 苦笑)

*第17ステージ

Cyclingmagazine : 今日はどうだった?

ジーモン・ゲシュケ: ふう、ハードなラストだった。前半は全く不調。だけど山を越えるのはうまくいった。だいたい三週目は面白いんだよ。アントニー【ペレス】は素晴らしい逃げだったし、ギヨームもOKだった。でもトップ10はまた盛り上がるね。

C: プロトンの半分は少しずつ疲れていったという印象だったけど、UAEのペースがペイレスールド峠の下りから、もうかなり速かったのかな?

ゲ: ペイレスールドでのペースはまだ大丈夫だったんだけどね。でも確かにプロトンは徐々に弱っていったね。僕もだ。なぜか今日はシャキッとしなかった。

C: 君たちは2週間半を全力で走ってきたんだからね! ポギーが今日はなんとしてでも勝ちたいと思ってるってすぐに気がついたかい?

ゲ: 最初はイスラエルとアルケアがペースを作っていたんだ。逃げグループが比較的小さかったから、多分彼らもステージを狙ったんだろうね。でもUAEがペースを引き受けたときには、今日誰が勝つかは明らかになった。

C: 君は今日もヴァウト【ファン・アールト、ちなみにアラフィリップも一緒で18分以上の遅れ】と一緒にゴールまで来たよね。あしたもまた君たちは一緒に行動する約束はしてないのかい? 笑)

ゲ: 昨日の僕のアタックが彼にとっては遅過ぎたことを謝っておいたよ 笑) 彼は笑いながら、無線でカラパスとウランが遅れてるって聞いたから、思い切りスピードをあげたんだと言ってた。ようやく分かったよ。

C: 明日はこのツール最後の山岳ステージだ。最後に大きな花火が打ち上がるのを期待してる?

ゲ: ノーサンキュー。

C: OK、OK 笑)ありがとう、体力回復して、また明日。



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ゲシュケのツールツィート日記(16)

2021.07.14.22:27

パトリック・コンラートの勝利は、ゲオルク・トーチュニヒが2005年に勝って以来のオーストリア人のステージ優勝だったようですね。オーストリア人としては3人目、オーストリアチャンピオンマイヨでの優勝は初めてとのこと。この人結構ちょくちょく上位にいるんだけど、なんか地味な印象でした。ここへきて14ステージでも2位になってるしhttp://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-4064.html、とうとう優勝ですからね。ちょっと嬉しいです。


*第16ステージ

Cyclingmagazine : 今日はどうだった?

ジーモン・ゲシュケ: 今回はまだまともなアタックで逃げに乗れてないってことがちょっとイラついているけど、それ以外はすべて順調だよ。調子もいい。最後はちょっと頑張ってみた。

C: 最後のアタックは嬉しかったよ、ヴァウトも感動してたみたいだね!!??

ゲ: みんながまだ起きてるかなと思ったのさ。ラストの登り5キロ前でギヨームに、サプライズアタックする気があるかって聞いてみたら、あると言ったんだ。1分間試しにアタックしてみたらヴァウトが先頭を担ってくれた。彼にはきっと遅すぎだったんだろうね。 笑)

C: もう一度逃げグループについてだ。君は経験豊かだし、逃げが決まるときには良い勘をしているよね。今回のツールはいつもと違うのかな? TV でみてると逃げ争いはますます不条理になっているよ。

ゲ: 今年は僕はどうもおかしいんだよ。今日は僕にとって逃げる最後のチャンスだった。もちろんツールで逃げグループに入るのはむちゃくちゃ大変だ。一年で一番調子が良くてもグループを逸することはよくある。

C: マイヨ・ジョーヌ【ポガチャル】についての質問も。彼は最初からずっとロペス【ビルバオのこと?】をマークしていた。とてもリラックスしているみたいだったし、最後もスプリントに参加してた。集団内では完全に優位に立っているように見えるけど、あれはそういうフリをしているんだろうか?

ゲ: 楽しんでるんだろうね。自転車レースを楽しんでいるのがわかるよ。彼のメンタル面での落ち着きは彼の最大の強さの一つだよ。むろんもう一つの強さは脚力なのは言うまでもない。ただ、彼の強さは、彼自身も言ってるように、他の選手の不運からもきていると思うよ。

C: 明日が楽しみだね。君のチームから少なくとも一人は逃げに乗れることを祈ってるよ。ありがとう、ジーモン、体力回復して、また明日。

というわけで現在残り50キロ強。ゲシュケのコフィディスからはアントニー・ペレスが逃げに乗ってますが、今日のプロフィールマップを見ると、6分ぐらいの差は最後の登りゴールであっという間に消滅しそうです。


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ゲシュケのツールツィート日記(休息日 2)

2021.07.13.23:29

やれやれ、すでに16ステージも残り45キロ。コンラート、今日も先頭集団3人で逃げてます。この人オーストリアチャンピオンはあるけど、他は勝ててないんだよねえ。この辺りでステージ一勝ぐらいさせてやりたいけどなぁ。後ろからマシューズが追ってきてくるし、追いつかれたら勝ち目はなさそうだなぁ。さてはて。。。

*第15ステージ

Cyclingmagazine : 今日の休息日はどうだった?

ジーモン・ゲシュケ: とっても有意義だったよ。アンドラの通りはいい加減なトレーニングのためにはできてない。早過ぎるし、辛いよ。

C: つまりツールを2週間過ぎていつもの通りってことだね。 僕たちは休息日はレースとあまり関係ないことのために過ごすんだ。たとえばホテルのことや移動のこと、コロナ検査など。君の目から見て、ツールはレース以外はどんな具合?

ゲ: ツールはとてもうまくオーガナイズされている。ホテルについては非の打ちどころなしだね。コロナ検査もあっという間だよ。移動は残念ながらときどきとても時間がかかる。例えば明日はレース後に100キロ移動だよ。そうなると1日が長くなるね。

C: 明日以後は山頂フィニッシュ、平坦ステージがあって、あとTTだね。プロトンの半数は逃げたいと思って準備しておいた方がいいかな?

ゲ: 絶対そうなるね。明日は多くの選手にとって最後のチャンスだよ。総合トップ10を除けばみんな行きたがるんだろうな。最初の山で逃げが決まると思うよ。

C: よく言われていることだけど、 休息日の後調子が悪くなる選手がいると言われるけど、それはいまでもそうなのかな? それとも、システムや科学の発展によって、今ではそれは過去の遺物いなってるんだろうか?

ゲ: うん、休続日後に自分に違和感を感じることはある。だからみんな休息日には少しでも自転車に乗るわけさ。僕の場合は今日は50分しか乗らなかったけど。そのせいで明日の調子が悪くないといいけど。僕の場合は、休息日の翌日はカタストロフィーからステージ優勝まで、あらゆることを経験してきたね。

C: 明日の調子がダイヤモンドの足であることを祈ってるよ。ありがとう、また明日。



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ゲシュケのツールツィート日記(15)

2021.07.12.22:34

セップン・クス 笑)、この人もすっかりアシストに定着しちゃったのかと思っていたら、久しぶりに魅せてくれました。上りでのあの足の回転、体が上下にはねそうなぐらいの回転数でしたね。

で、やっぱりギヨーム・マルタンは落ちてしまいました。ゲシュケのレース日記は冒頭質問者のタイプミスに絡んでます 笑)

*第15ステージ

Cyclingmagazine : 今日はどだった?

ジーモン・ゲシュケ: どだった? 君たちもみんな疲れてる? 僕は今日は調子は比較的良かったよ。残念ながら、最後の前の上りでギヨームについて行くことができなかったけど。彼も残念ながらベストな日ではなかったし、下でのチョンボをかなりめげている。

C: やれやれ、こっちも休息日が待ち遠しいよ 笑) プロトンはかなり長くコントロールされていて、ほどほどの速度だったように見えた。アンヴァリラ峠でイネオスとモビスターがペースを上げるまではだけど。君たちはこの「攻撃」を予想していた?

ゲ: どこかで誰かがプッツンするのはわかってたよ。UAEはまたまたクレバーに走ったね。逃げた連中をうまく行かせて、できるだけ体力を温存していた。イネオスとモビスターは最後の前の上りで向かい風で次々とアシストを使い切っていった感じだった。

C: ギヨームにとってはきっと悔しかっただろう。今休息日になることは彼にとってメリットだと思うかい? とりあえず一息ついて、それから第三週に向けて全力を出すのがいいのか、それとも休みなしで明日すぐにアタックし返す方がいいのかな?

ゲ: メンタル面でのリセットのためにも休息日は絶対に害にならないよ。今日はまずは彼も休んで、できれば明日はもっといい気分になれるといい。それから最終週に向けてどんなプランを立てるかだね。

C: さいごに、君自身にとっては休息日はどれぐらいうれしい? 10段階で頼むよ。

ゲ: 先週の方が休息日はうれしかったな。今日は 7 と言っておくよ。

C: うまく休息してね、ありがとう、また明日。



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ゲシュケのツールツィート日記(14)

2021.07.11.15:20

あ〜あ、コンラート、惜しかったなぁ。。。この人、前にも書いたけど、頭の中で顔を思い出すと、どうも映画「ラン・ローラ・ラン」の銀行の出納係の俳優とかぶっちゃうんですよねぇ 笑)
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うーん、髪型のせいもあるな。もっともこの俳優、現在はかなりの爺さんです 笑)最近だと「帰ってきたヒトラー」でキオスクのオヤジ役で出てました。

ゲシュケのところのエース、ギヨーム・マルタンがあれだけ放って置かれたのはやっぱりTTで遅れるのがわかっていたからなんでしょうけど、ケルデルマンが逃げると、やっぱり放っておいてくれないだろうなぁ。

*第14ステージ

Cyclingmagazine : 今日はどうだった?

ジーモン・ゲシュケ: 単純じゃなかったよ、特に前半は。でも今はギヨームが総合2位だよ!もちろんすごいことだよ。僕自身も調子はよかった。まあ、逃げに入る運は無かったけどね。

C: 君は何度もアタックしてたよね。少なくとも3回は見えた。そのアタックの間に、いつでもリカバリーできるものなの? それともアタックって全部本気で全力を出すわけではないのかな?

ゲ: まあ力の込め具合にもよるけど、回復するためにはいつだって多少の時間はかかるよ。もうツールも第二週だからね、少なくとも僕は全力アタックは一回だけだね。大抵は惰性でついていって、あとは引っ張ってもらうことを期待しているね。

C: 予想してたかい? ギヨーム・マルタンが総合で2位につけたね。集団から誰も追いかけなかったのは驚かなかったかい?

ゲ: うん、驚いた。UAEは完全に集団コントロールしていたし、追走の必要性はなかったんだろうね。比較的力を温存していたと思う。他の総合狙いチームはみんな順位を落としたわけだけど、僕らにとってはもちろん一番いいことだったよ。

C: これは他のチームからUAEに向けた意図的なサゼスチョンだったのかな? つまり、今後のハードなステージを見据えながら、「お前らが全部一人で対応しろよ」というような。

ゲ: うーん、今日はギヨームと共にUAEも明らかな勝者だよ。しかしもちろんギヨームはずいぶん消耗しなければならなかったし、ひょっとしたら他のチームはギヨームが明日はまた大きくタイムを失うだろうと思ってポーカーゲームを演じてたのかもしれないけどね。でももし僕が他のチームのメンバーだったら追いかけただろうと思うけどね。

C: ありがとう、ジーモン、うまく休息してね、明日が調子良いことを祈ってるよ。また明日。


ケルデルマンやコンラートが目立っている一方で、ここまで何してるの? やっぱりアッカーマンを出すべきだったんじゃないのと言われかねないブーフマン、どうも体調がよくないようで、第三週に向けて今は体力温存の時期だと言っていますねぇ。


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ゲシュケのツールツィート日記(13)

2021.07.10.10:53

2年前に亡くなった金田正一は400勝投手として名を馳せているが、ネットで検索すれば、その400という数字に対して良い評判だけではないことがわかる。有名な話だけど4回3分の1まで若手に投げさせて、そこからリリーフで勝ち星をかっさらったりしてるしね。

まあ、時代が違うんだよ、先発もリリーフもなんでもやり、チームがリードすれば、前日完投したばかりのエースを惜しげもなく注ぎ込んで勝ちに行く時代の数字と、現在の先発とリリーフ、抑えが完全に確立された状況での投手の勝ち数を比べたってね。

それぞれの時代に、それぞれすごいピッチャーがいた。日本シリーズで4連投4連勝した杉浦や、ダブルヘッダーに両方先発して両方完封なんてことを複数回やらかした秋山は200勝してないもんね。先日引退を発表した平成の怪物松坂だってそうだよね。

*第13ステージ

Cyclingmagazine : 今日はどうだった?

ジーモン・ゲシュケ: 今日は僕が好きなタイプのステージではなかったね。最初は悪路を延々と走らされ、アップダウンのたびに乳酸血が増え、そして最後はむちゃくちゃピリピリしてた。

C: 逃げてた3人が捕まったら、クイックステップ、アルぺツィン、UAEが道路をとうせんぼしたけど、ああいうのって批判なしで受け入れられるものなの? それとも集団の中では大声が上がったり罵声がとんだりするものなの? まだ逃げを試みようとする選手たちは出てこないの?

ゲ: ああいうブロックってグレーゾーンだね、もちろんフェアだとは言い切れない。でもそれもレースの一部だからね。やりすぎちゃうとペナルティになるだろうけど、僕は非難はしないな。他方で、もし逃げたいなら、しかるべきポイントで前にいなくちゃダメだよ。

C: 今日もまた集団落車があって、残念なことだけどまたまた怪我人が出たりレースが中断されたりしたけど、君は無事だった? 落車についてなにか思うところはある?

ゲ: うん、僕は残念ながらあの後ろにいたんだ。でも幸運なことに内側を通り抜けられた。道路は小石や土がとても多くて、道幅も狭かったからプロトンないはやっぱりピリピリしてたね。

C: 明日はピレネーへ向かうね。ステージを見ると逃げ切りがちがありそうだけど、序盤の逃げに乗るアタック合戦はハードで長いものになるのかな? それともアタック合戦のためには疲れ過ぎの選手が多いんだろうか?

ゲ: 明日は疲れていても長いアタック合戦になるだろうね。逃げのチャンスがあまりに高すぎるからね。

C: 準備OKだね! ありがとう、ジーモン、うまく休息してね、また明日。



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ゲシュケのツールツィート日記(12)

2021.07.09.17:12

昨日のゲシュケの予想ははずれ、大きく逃げたのがそのまま決まって、ニールス・ポリットがツール初ステージ優勝になりました。しかしボーラとしてはサガンがリタイアした日にステージ優勝でした。でもこうなってみると、ボーラはスプリンターのアッカーマンを出しておけば、ひょっとしたらカヴに対抗できたかも知れなかったからねぇ。まあ、それ言い出したらユアンが落車しなかったら、なんてのも言えるわけで 苦笑)

*第12ステージ

Cyclingmagazine : 今日はどうだった?

ジーモン・ゲシュケ: スタートは僕の日じゃなかったけど、それ以外はこのステージを十分楽しむことができたよ。それに初めてののステージ優勝だしね。もちろん僕も嬉しいよ。

C: 横風があって、それが終わって、ゴー! 君としては逃げグループに入ろうとしたの? それともすぐに落ち着くだろうと思ったの?

ゲ: 入ろうとしたよ。でも僕はまずはブレーキをかけるタイプだから、2番目の逃げグループに入ったんだ。一長一短だよね。でもいずれにしてもいずれレースが落ち着くはずだったからね。そしてそうなったわけさ。

C: イネオスが前の方にいるのが見えたけど、集団の中はピリピリしてたの? それともむしろリラックスしていておしゃべりする暇もあったの?

ゲ: ゴール直前までリラックスしてたよ。でもいつだったか横風の中でイネオスが半分になってしまって、そこからはまたかなりピリピリしてたね。そんな必要ほとんどなかったんだけどね。

C: 明日もまたちょっと風が出そうだけど、どうなるか楽しみだね。ありがとう、うまく休息してね、また明日。



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ゲシュケのツールツィート日記(11)

2021.07.08.12:58

古い自転車ファンなら覚えているでしょう、20世紀末ごろのモン・ヴァントゥ越えステージでエロス・ポーリという身長2メートルぐらいの巨漢選手(出場選手中で最も身長が高く体重が重い選手でした)が単独で逃げ切りがちをしたのを。あの時も頂上ゴールではなく、下って、さらに昨日よりもう少し先まで走ったような気がしますが。

TVで見たように、この山は上の方ががれ場の禿山で、過去ここの炎天下で、トム・シンプソンは死亡するし、ツール総合優勝経験者のフェルディ・キューブラーはフラフラになってコースを逆走し、あげくゴール地点で引退表明するし、シャーリー・ガォルら何人かの選手がやっぱりここで錯乱や昏倒の目に合っています。まあ、当時はおそらくアンフェタミンなどのドーピング薬を服用した状態で熱射病になったことが原因ではないかとも言われていますが。

そういえば、メルクスもここでゴール後に酸欠になって倒れています。でも私の世代だと記憶に一番残っているのは、ここで行われた個人TTで、昨日も途中まで逃げてたジュリアン・ベルナールの父、ジャン・フランソワ・ベルナールが泣きながら登って優勝したシーンですね。あの苦悶の表情はポスターなんかにもなって非常に大きな話題になったものでした。

この山の途中、トム・シンプソンが亡くなった地点には祈念碑があって、メルクスがここでキャップを脱いで胸に手を当てて通過するシーンの写真なんかも残ってますが、昨日は同国人のカヴェンディッシュがその前でヘルメットを脱いで胸に当てて通過していました。




*第11ステージ

Cyclingmagazine : 今日はどうだった?

ジーモン・ゲシュケ: ぷーっ、今日は最初から最後までほんと大変だったよ。リザルトのリタイア/タイムオーバー欄がそれを語っていると思うよ。

C: ヴァントゥは1回で十分だったと思う?

ゲ: そうだとしてもこのステージは十分すごいものになったと思うな。確かに山の雰囲気は最高だよ。でもヴァントゥは1回で十分だったと思う。

C: 週末のアルプスは寒いし雨ばかりだったけど今はかなり暑くなったね。パフォーマンスに影響はあるかい? 君たちはそういう点ですぐにチェンジできるの?

ゲ: 何人かの選手たちはこの変化に影響をうけてるだろうね。肉体的にもこの急激な変化はかなりのストレスになるよ。僕個人は雨と寒さがますます気になるようになってるけど、今日の天気には満足してる。

C: スプリンターたちは今日は特に苦しんだね。この後は逃げの可能性が高くなるのかな? あ、ヴァウトは別ね。彼はスプリントも強いけど登りも苦しくないみたいだね。

ゲ: ははは、ヴァウトは今は山岳賞で2位につけてるね。でも今日は彼も苦しんだと思うよ。明日は風が強いらしいからね、みんなが疲れていてくれるといいね。逃げの叶瀬英はそんなに大きくないだろうな。かヴが記録に燃えてるからね。

C: 楽しみだね。ありがとう、ジーモン、うまく休息してね、また明日。 PS. ヴァウトは総合でも現在13位だね 苦笑)


しかし、ヴィンゲゴールがポガチャルをちぎった瞬間は、おおっ、となりましたね。去年のログリッチにちぎられた時を思い出しましたが、千切れてからが粘り強いし、昨日は後ろのウランとカラパスを待って下りで追いつくというクレバーさも見せました。

一方ボーラのケルデルマンは地味に頑張ってます。ただゴール後のインタビューが欲がなさすぎ。

ケルデルマンの話。「今日はよくやったと感じてるよ。ヴァントゥ2回はキツかったけど最後はよかった。ヴィンゲゴールがアタックした時は限界だった。反応できなかった。自分のペースを守るしか無かった。最終的には良い日だったよ。最高では無かったけど満足してる。明日以降は表彰台を目指して走れるね。もちろん目指すけど、自分の分を弁えている。5位だって十分ハッピーだよ。表彰台に登れなくっても、他の選手がもっと強かったってことで、それはしょうがないことさ。まあ、がんばるよ。」


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ゲシュケのツールツィート日記(10)

2021.07.07.11:45

うーん、カヴェンディッシュは正直過去色々あって嫌いな選手なので 笑)スルーします。「色々あって」っていうのが気になる人は以下のリンクをどうぞ。

2010年ツール・ド・スイス
2011年プレ五輪

これ以外にも全盛期のスプリントは自転車を煽るようにコース取りして物議を醸していたしね。まあ年取ってあの頃とは変わったということもあるのかもしれないけどさ。

まあ、こういうことってTVではなかなか言わないわなぁ 笑)土井選手は被害を受けた当事者だっただけに、以前ゲストで出てた時にちょこっと言っていたけど 苦笑) まあ、栗村さんだってTVでネガティブなことは言えないよね、あのレジェンド、メルクスと並ぶとか超えるとか、煽ることしか言わない(言えない)んだろうけどさ 苦笑)

まあ、以前ジロでチポッリーニがアルフレード・ビンダのステージ優勝数の記録を破った時に言ったセリフを思い出します。「これでおれもビンダの靴を磨く権利ぐらいは得られたかな?」 まあ、チポッリーニは弁えていたわけですね。

ビンダにしてもメルクスにしてもグランツールで総合5勝している選手だよ、単純に数字だけスプリンターと比べてどうしようというんだい! とまあ、つい熱くなってしまいますが 笑) 

さて、ゲシュケのツィートですが、質問者の Cyclingmagazine の方のツィートが、途中一箇所抜けていて、さがしても見つからないので、開けておきますが、おそらく逃げが形成されるまでの質問をしたのでしょう。

*第10ステージ

Cyclingmagazine : 今日はどうだった?

ジーモン・ゲシュケ: 本当に良かった。比較的リラックスした平地ステージで、しかも雨が降らなかったからね。休息日の後にはもう雨はいらないよ。雨だと調子がどうもいつもなにか変な感じなんだよ。

C: 

ゲ: うん、みんな逃げ争いが長い戦いになるだろうと予想していたと思うけど、でもそれを望んでいる選手はもちろん誰もいなかっただろうね。僕は逃げが比較的大きなグループだったらいくつはずだったんだけど、そう考えたのは僕だけじゃ無かったね。

C: 最後は横風の影響が懸念されたけど、風はそれほど強く無かったの? それとも、きちんとした【横風陣形の】エシュロンができなかったのは地形のせいかな?

ゲ: 風はそんなに強く無かったよ。でもカーブを何回か通過するうちにバラけたけどね。もっともそれでレースの行方が左右されるほどでは無かったね。

C: ありがとう、ジーモン、うまく休息してね、明日の逃げを期待しているよ。



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ゲシュケのツールツィート日記(休息日)

2021.07.06.17:43

昔の全盛期のイノーのインタビューに、お酒は普段飲みますか?というのがあって、答えは「いいものを少しだけ、」でした 苦笑) ゲシュケが飲んでいるアペリティフはビールのように見えますがなんでしょう?

*休息日(1)

Cyclingmagazine : 今日の休息日はどうだった?

ジーモン・ゲシュケ: いつものようにあっという間に終わっちゃったよ。なんかちょっとストレスだな。でもそうは言ってもリラックスできたよ。それに今日は食前酒の時間もあるしね。
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C: お日様で解凍でき、第二週に向かって燃料も蓄えたね。簡単に振り返ると、第一週で、これまでのツールでは経験しなかったようなことを何か気づいたかい?

ゲ: こんなに天気が悪かったのは思い出せないな。おかげでパワーが蝕まれた。それ以外では、多かれ少なかれ全くノーマルな狂気のツールだと言わざるを得ないかな。

C: 最初の週が、荒天もあって大変だったわけだけど、君たちは今は今後のステージのためにいくらか体力温存も考えるのかな? それともこのツールではそんなことはできないの?

ゲ: 頭の片隅にはいつでも体力温存を意識しているよ。昨日だって何人かの選手がバッドデイで、あっという間に終わっちゃってるのを目にしてるからね。いずれにしてもできる限り力を温存するよう心がけている。でもそう簡単には行かないことも多いけど。

C: たぶん明日はうまく力を温存できそうだけど、明後日はそうは行かなさそう。ありがとう、ジーモン、うまく休息してね、また明日。



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ゲシュケのツールツィート日記(9)

2021.07.05.12:31

うーん、ポガチャルは別格として、表彰台争いはかなり激化してます。昨日の勝利でベン・オコナーが一気に2位に上がってきてトップと2分差ですが、5分18秒差の3位のウランに対して8位のルツェンコが6分12秒差。6人が1分差以内。ケルデルマンもそこに入ってますが。

*第9ステージ

Cyclingmagazine : 今日はどうだった?

ジーモン・ゲシュケ: これまで自転車に乗ってきて、一番きつい日のひとつだった。レースの半分で完全に電源が切れてしまったよ。

C: 寒さと雨とギヨーム【マルタン】のためのアシスト。これらすべてが原因かい? それとも他に原因があるの?

ゲ: 原因は寒さだよ。自転車に乗るようになって、寒さがだめだってわかってるんだよ。寒いとどうもうまくいかない。せっかく逃げグループに入れたのに残念だよ。うまくいかなかった。

C: 君たちは攻撃的に走ったよね。ギヨームも一緒にいたし、ほかにもアントニー・ペレーズもアシストしてた。ギヨームは今ではトップ10だ。君達としては最初の休息日に満足なんじゃないの?

ゲ: うん、ギヨームとアントニーは今日はすごかった。僕らは満足できるよ。まだトップの結果は出せてないけど、この後出ることを願っている。

C: 予報ではこの後かなり暖かくなるみたいだね。最後に質問。休息日に対して10段階で言ってよ。

ゲ: 最後の3つのステージのおかげで、僕としては 9 だね。

C: じゃあ、ゆっくり休んで、休息日を楽しんでね。


おまけ。rsn のゲシュケのインタビュー「長い下り坂ではガタガタ震えてしまって何も見えなくなりそうだった。生き残るための戦いだったよ。自転車に乗るようになってから、寒さに弱くなってね。でも第二週はこれまでと違うツールになるだろうね。去年も最初の休息日まではあまり気分が良くなかったんだ。

ギヨームは総合は気にしてないよ。それよりステージを撮りたがっている。総合順位はいいところにいるけどTTがあるからね。トップ10に入れるかどうかは彼が一番わかっていると思う。僕自身もステージ優勝が狙えるようにしたいね。」


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ゲシュケのツールツィート日記(8)

2021.07.04.12:06

いやあ、あっさりでした。しかしポガチャルの年齢考えると、総合優勝回数の新記録は間違いなさそう。といいつつ、1983年、84年とフィニョンが連覇した時もそう思われただろうから、まあ、この先どうなるかわかりませんが。

一方のボーラ、ケルデルマンは表彰台のチャンスですね。ここまで落車に巻き込まれてないし、常に上位でゴールしています。現在2位のファン・アールトは山岳ステージで交代していくでしょうから除くと、ライバルはルツェンコ、ウラン、ヴィンゲゴール、カラパス、マス、ゴデュ、ビルバオあたりまでですかね。

一方のブーフマンは完全に脱落。最後の方では明日以降のために力を温存して走ったと言ってますから、どこかでステージ狙いのアタックをするのか、それともケルデルマンのアシストを務めるのか。。。


*第8ステージ

Cyclingmagazine : 今日はどうだった?

ジーモン・ゲシュケ: 予想以上に寒かった。そして予想以上にカオスでもあったね。今は月曜の休息日を楽しみにしているよ。

C: 最初から速かったし、ゆっくりにならなかったね。なかなか逃げが決まらなかったけど、なぜだろう?

ゲ: イネオスがなんとしてでも逃げに入りたがっていたし、ほかの総合狙いのチームもそうだったから、それをUAEが潰そうとしてた。おかげで逃げ争いが長引いたんだ。

C: 君が何度かアタックしたのが見えたけど、最終的な逃げには入れなかったね。その後は(明日のため)力を温存することにしたの?

ゲ: 逃げが決まった時には僕はもうリミットだった。僕らはうちのベストクライマーのギヨーム・マルタンのアシストをしていたんだ。しばらくは僕も一緒だったんだけど遅れて、最後は完全に終わった。まあ、ツールはまだ先が長いよ。

C: 今日のギヨームはとても強かった(8位・総合12位)し、トップ5とかトップ10の争いはまだまだ先行きが見えないと思うけど、君たちはこの先もアタックしていくの? それとも総合順位を視野に走るの?

ゲ: 彼がこれからどうなるかはまだ見ていかなくちゃ。僕は彼がどこかのステージで勝てると思ってるし、その方がチームのためにも良いと思う。トップ10争いもまだまだわからないのは言うまでもないけど。

C: 明日が楽しみだね。ありがとう。体調に気をつけて、また明日。 PS. 休息日はすぐそこだ!


今日は山頂ゴールですが、ポガチャルが大爆発してみんなを蹴散らし圧勝しそうな予感も。。。


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ゲシュケのツールツィート日記(7)

2021.07.03.12:46

バタバタしたステージでしたね。モホリッチは17歳でジュニアの世界選で優勝して、翌年U23にでたら、そこでも優勝という選手でしたhttp://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-1495.htmlが、これでグランツールのステージ全制覇かな?

ファン・デル・プールとファン・アールトのライバル意識のすごいこと。ファン・アールトがアタックしたら即ファン・デル・プールが反応して、おもわず声出して笑っちゃいました。

しかし、包帯が無くなったログリッチが一気に遅れてしまいましたね。すでに総合で10分近く遅れてしまいました。先程の rsn の記事では、チームはログリッチの棄権も検討しているそうです。早めに休ませてブエルタへ備えると言うことでしょうか。

さて、そのログリッチの集団の先頭でゴールしたゲシュケのツィート日記です。

*第7ステージ

Cyclingmagazine : 今日はどうだった?

ジーモン・ゲシュケ: 僕にとっては今日はけっこうキツかったね。最後はいくらか良くなったとはいえ、調子はそう良くなかったからね。おそらくTV映りは素敵なステージだったんだろうけど。

C: 今日の逃げグループは予想できてた? マイヨ・ジョーヌが序盤の逃げグループに混じるなんてあんまり見られないと思うけど。

ゲ: 第一週でこんなに大きな逃げグループができるなんて滅多にないね。さすがに予想外だよ。MVDP 【マチュー・ファン・デル・プール】は確かにクレバーだよ。たしかフレフ・ファン・アーフェルマートも2016年と18年にこういうことをしたはずだよ。

C: プロトンではUAEが責任を負わされてたけど、ポガチャルのチームは今日の働きが仇となって週末の大切な山岳ステージでは他のチームの攻撃にさらされることになるんだろうか?

ゲ: うん、そうなると思うね。彼らにとって今日は実際すてきな1日ではなかったからね。他のチーム、特にイネオスは週末にはポガチャルを早い段階で孤立させようとするだろうね。

C: 君はすでにアルプスでステージ優勝したことがあるけど、週末は逃げグループに入るのはチームメイトたちに任せて、君はピレネーを待つの? それとも君たちのチーム戦略としてはどのように配分しているの?

ゲ: いやいや、残念ながらそう簡単なことではないんだよ。逃げに乗るのは、ここではとても大変なことなので、僕らは一人か二人そこに乗れればいいと思ってる。そんなふうにあらかじめ誰がいくかを決めるなんてことはできないよ。ステージ優勝を狙うなら、やっぱり逃げグループに乗ることだからね。

C: それじゃあ、明日の逃げグループに乗る戦いでうまくいくことを願っているよ。ありがとう。体調に気をつけて、また明日。


ボーラとしてはコンラートが昨日はトップテンに入ったし、ケルデルマン(14位 +5分31秒)は総合上位に行きそうな選手たちと同じ集団でゴールだったので、今日からの山岳コースで上位へ上がりたいところですが。。。その際、ブーフマン(27位 +8分2秒)がどう動くのかなぁ? ケルデルマンのアシストをするのか、それともステージを狙って逃げるのか??


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ゲシュケのツールツィート日記(6)

2021.07.02.23:08

やれやれ、連日のようにすでに次のステージが始まってますが 笑)しかも昨日のステージの録画もまだ見てないし。まあ、見なくてもいいか 笑)

*第6ステージ

Cyclingmagazine : 今日はどうだった?

ジーモン・ゲシュケ: 今日は比較的イージーだった。最初の30キロが一番キツかったね。

C: そうなるといくらか退屈したのかな? それとも十分「おたのしみ」があったのかな?

ゲ: 順調だったよ、でもそれでも途中は平均47キロだったからね。本当に退屈する暇はなかったね。明日の方が退屈かもしれないね。

C: うーん、しかしおそらく最初の4、5時間だけじゃないかな? だって最後はこのツール最初の本当の山があるんだから。君としてもちょっとだけ山に対する嬉しい気持ちがあるんじゃないの? むしろ君の得意の地形だろう?

ゲ: そうだね。最初の日々は僕にとって大部分は集団の中にじっとしていて、こういうのを待っていたからね。明日からは別のツールが始まるんだ。僕の見るところでは逃げが決まる最初のステージだ。

C: それじゃあ新しいスタートがうまくいくことを祈ってるよ。エキサイティングなレースを楽しみにしてるね。ありがとう、ジーモン。体調に気をつけて、また明日。



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ゲシュケのツールツィート日記(5)

2021.07.01.21:37

ポガチャル、トラブルがなければこのまま突っ走ってしまいそうな予感も。。。というわけで今日もすでに第6ステージが始まってますが 苦笑)


*第5ステージ

Cyclingmagazine : 今日のTTはどうだった?

ジーモン・ゲシュケ: これまででベストの日だったね。他の選手が見えない1日っていいよ。さらに、最後のところはライブで見ることができたからね。やっぱり僕は自転車レースファンなんだよ。

C: コースについてはどう思った? TV だと難しそうだったけど。

ゲ: すごいコースだったと思うよ。アップダウンがあって、テクニカルすぎず、しかもとっても高速コースだった。誰にとってもそこそこのコースだったと思う。

C: ファンとして、君は今、総合のイエロー争いの面ではつまらなくなりそうだと心配してないかい?

ゲ: そうならないことを願っているけど、イネオスとユンボはポギー【ポガチャル】にプレッシャーをかけるためになにかしようとするだろうね。今はもちろん彼が優勝候補ナンバーワンだ。

C: 楽しみだね。でも明日はまずはスプリント(たぶん)になるだろうね。ありがとう。体調に気をつけて、また明日。


ボーラとしてはここまで好調だったケルデルマンがダメでしたね。いや、みんなダメだったけど 苦笑)


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ゲシュケのツールツィート日記(4)

2021.06.30.23:53

名称未設定

すでに第5ステージが始まってますね。いや、忙しくって 苦笑)

*第4ステージ

Cyclingmagazine : 今日はどうだった?

ジーモン・ゲシュケ: ようやくリラックスした平地ステージだった。それにちょっとしたお休みもあったしね 笑)

C: 途中でストップするというアクションはレース前に決まっていたんだよね。君はそれをどう知らされたの? ニュースとして伝えられていたの? それともみんなが噂話みたいにして広まったの?

ゲ: 僕自身はニュートラルの段階【リアルスタート前の走行中】で初めて知らされた。しかし集団のみんなが同意したことも、それを知らせてくれたことも良かったと思うよ。

C: 今日の集団内はどんなだったの? たくさんの議論があったり、自分の怪我についての意見交換があったりしたの? それともむしろみんな静かに、緊張した1日を過ごしたの?

ゲ: 昨日のことはずいぶん話題になってたよ。今日はそういう時間がたっぷりあったからね。だいたいどの選手も同じ意見だよ。UCI だけが違う意見みたいだね。

C: 今日のレースは逃げたのは二人だけだったけど、最後は接戦になったし、最後の何キロかはとっても早くなったね。スプリンターのチームがあんなに盛り上げることになったのは君にとって驚きだった?

ゲ: もちろん二人の逃げは大きなリードを奪えなかったけど、ファン・ムールはマシーンだったからね。スプリンターチームは変な駆け引きをせずに思いっきり行ったんだろうね。逃げた選手を追うのに力を使ってくれたおかげでカヴが喜べたんだよ。

C: プロトンの半分と多くのファンにとっても、そういう思いだっただろうね。最後に明日のことだ。明日は TT シモーニになるの? それとも半分休息日かな?

ゲ: 75%は休息日だね。

C: 了解。ありがとう。体調に気をつけて、また明日。


今日はログリッチの痛そうな写真がおまけ 笑)
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ゲシュケのツールツィート日記(3)

2021.06.29.18:30

今朝早くのワイドショーでは昨日に引き続きツールの落車原因になった女性のニュースを大々的にやってましたが、ツール・ド・フランスというレースの内容についてはなにも言わず、ただ逃げた女のことだけフォーカスして面白おかしく取り上げるのって、日本だけじゃない?? いや、知らんけど。たしかにやらかしたことは事故を引き起こしたんだから過失傷害にでもなるかもしれないけどさ。こういうTVのやり方、なんか嫌な感じですわ。

ただ、そうは言ってもなんだか落車が多いですよね。少し前から言われていることですが、総合狙いのチームも危険回避のために集団の前へ出ようとするのが、かえって危険度を上げているのかもしれません。

選手や監督の批判の矛先は主催者に向けられています。グルパマFDJのマディオ監督もTVで、このまま何もしないと死人が出るとまで言ってます。そしてレース前にゴール前8キロでタイム計測する(つまりそこでタイムストップ)という案が出されていたそうですが、審判団には無視されたとのこと。

ただ、古いツールの本などを読むと、1950年代ぐらいまでは大きな集団落車ってあまりなかったと言われています。当時は道も悪く、ブレーキ性能も今よりかなり劣っていたので、選手間の詰まり方が今ほどキチキチじゃなかったわけで、ある意味道路がよくなり、自転車の性能も上がり、選手の技量も上がった結果、集団が密になって、一人コケると後ろもみんな巻き込まれるようなことになったのでしょう。そういう意味ではコースの設定は昔のようなわけにはいかない、もっと主催者側もコース設定に安全性を考慮しなければならないということなのでしょうね。


*第3ステージ

Cyclingmagazine : 今日はどうだった?

ジーモン・ゲシュケ: 一言で言えば、「ふうっ」だね。自転車から落ちずにすんで嬉しいよ。一日中比較的ノーマルな道を走ってきて、最後の20キロがハラキリになるのって、おかしいだろ。選手としてはUCIとASOにうんざりしてるよ。

C: ツールというレースの価値と勝利へのプレッシャーで、すべてのチームがあらかじめコースレイアウトを知っているはずだけど、それはあまり意味がないのかな? それともかなり慎重に走っているのに、コースが単純によくなかったってことかな?

ゲ: 最後は慎重になんて走ってられないよね。もちろん僕らはグーグル・ストリートビューでコースを少しは知っているよ。でも時速60キロの集団の中では、たいていは考えられている以上に危険だね。

C: 君はベテランで全てのグランツールを何度も走ってきているよね。コースプランニングにおいて安全性への視点が少ないという印象かい? それとも、集団の中で走り方の危険度が増したと感じている?

ゲ: それは半々だね。この何年かは総合狙いのチームもみんな8人全員で前の方で走りたがるようになっている。さらにスプリンター・チームは言わずもがなだ。そんなのってこういう【今日のゴールのような】道路ではもちろんうまくいかないよ。今日のような落車は、最後のところを見ていれば、主催者としては予想できたことだ。

C: 今日のレース日記は(残念ながら)テーマが一つになってしまったけど、こういうステージでは総合狙いの選手たちのために、ゴールの数キロ前のタイムを計測して、彼らが前を走らなくてもいいようにしたほうがいいという提案がでてる。君はその提案に賛成? それともあまり意味がないと思う?

ゲ: だから、僕はそれにずっと賛成してきた。3キロルールは、僕の考えでは10キロルールに変更すべきだと思う。そうすればレースに影響なしでみんなが助かるんだよ。スーパータックポーズや靴下の長さなんかよりもずっと重要だと思う。

C: ありがとう、ジーモン。明日は変なドラマの起きない、古典的な穏やかな平地ステージになることを君のためにも祈っているよ。体調に気をつけて、落車のないようにね。また明日。


これまた大昔のツールなどでは、舗装状態の悪い道路でスプリントをすることを避けるため、ゴールしたあと場所を自転車競技場に移し、トラックで順位決定スプリントをするというシステムもあったようです。つまり、ゴールした選手たちはそのまましばらく待った後トラックへ移動したというわけです。まあ、ちょっと間が抜けてる感じもしますが。


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ゲシュケのツールツィート日記(2)

2021.06.28.09:50

いや、よもやのミュール・ド・ブルターニュでの二度のアタック、しかも最後は後ろを見てアラフィリップがいないことを確認した瞬間にもう一度アタックですからね。昨日レース終了直後にも書いたけど、プリドールに見せたかったなぁ。

プープーは結局一度もマイヨ・ジョーヌを着ることができなかったんですよね。ステージ優勝は7回あるし、総合の表彰台には8回も登ったというのにね。まあ、全盛期にアンクティル、円熟期にメルクスという怪物がいましたからね。二人がいなかった68年と73年はどちらも途中で落車リタイアっていうのが残念。


*第2ステージ・ブレスト〜ランドノー198km

Cyclingmagazine : 今日はどうだった?

ジーモン・ゲシュケ: 昨日よりはいくらか穏やかだった。でもリラックスできたのは多くなかったね。最初のミュール・ド・ブルターニュでのMVDP【マチュー・ファン・デル・プール】のペースで、僕自身は一気に限界まで追い詰められちまった。

C: ファン・デル・プールがああいうアタックをしてまずボーナスタイムを稼いだあと、最後も勝ってマイヨ・ジョーヌを獲得するなんて予想していた?

ゲ: 昨日は彼はそれほど良くないように見えたからね、予想外だったよ。でもああいうことができるとしたら彼しかいないね。

C: 昨日の事故があった後だけに、今日の観客はとくにスペースをとって君たちに接してくれたのかな? それとも「いつも通り」だった?

ゲ: 残念ながら、いつも通りだった。またまた何人かのXXXがいたね。ファンの間にまじって素っ裸の男たちがたくさん見られるのはツールならではなんだろうけど、自転車レースで服を脱ぎたくなる気持ちは、僕には理解できないな 笑)

C: きつい上り坂フィナーレの二つのステージが終わって、明日は古典的なスプリンターの日となるのかな?

ゲ: うんそうだね。本当にそうなることを願っている。平地ステージでもいつも何か起きるからね。

C: 幸運を祈るよ、ありがとう。うまく休息して上手に乗り切ってね。また明日。


ボーラはケルデルマンが密かに調子良いですね。昨日もこそっと優勝候補二人のすぐ後ろについていました。


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ゲシュケのツールツィート日記(1)

2021.06.27.15:29

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Cyclingmagazine.de の恒例のツール・ツイッター日記、やっぱり今回もゲシュケでした 笑)

 しかし初日はひどいレースでしたね。突然目の前に看板が出てきて、マルティンは逃げ場がなかったですね。二度目は観客も命懸けでした。しかし、アルカンシェルで万歳というのはやっぱり格好いい。

*第1ステージ・ブレスト〜ランドノー198km

Cyclingmagazine : 今日はどうだった?

ジーモン・ゲシュケ: やあ、ツイート日記の始まりだ。うん、落車がこのステージに嫌な後味を残したね。特に「観客由来の落車」は避けようがなかったからね。僕は運良く巻き込まれなかったから、今日は個人的には良かった1日と言えるよ。

C: TVでの印象では「観客由来の落車」後、プロトンはまずは修復・復旧が必要になり、かなりゆっくり走っていたように見えたけど。実際ああいう時ってボロボロ状態でも数キロがんばれるものなの? それとも完全に流れの中で集中してるの?

ゲ: うん、最初の方は少しゆっくり走ったね。ゴールまでまだ比較的あったからみんなを待つことになったんだ。

C: 今日の印象は全体的に特に危険なものだった? それとも典型的なツールの初日で、たままた何千ものファンの中に変なのがいたっていうだけ?

ゲ: ノーマルなツールの初日だったよ。コースももちろん危険がないわけじゃなかったけど、特別ビックリすることはなかった。あのファンはインタビューでも受けるべきだね。意図的でなかろうと謝罪ぐらいはしてほしいもんだよ。

C: キャプテンのギヨーム・マルタンも遅れた選手たちの一人だったね。君達としてはとても失望しているんだろうね?

ゲ: もちろん理想的とは言えない。でも彼は総合上位だけを狙って走るわけじゃないと公言しているからね。むしろ彼がもっとひどい怪我をしなくてう良かったよ。うちのチームで巻き込まれた他の連中も、とりあえず OK だよ。

C: ありがとう、ジーモン。うまく休息して上手に乗り切ってね。また明日。


ボーラの連中はみんな口髭でしたね。しかし、イーデ・スヘリング(シェリングではありません 笑)の「鼻の下にカビが生えてるよ」みたいな口髭はやめたほうがよろし 笑)

それとあのボロボロのステージの中ケルデルマンが無事に5位に入ったのは、ボーラとしては良かったと言えますね。


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ツールでのゲシュケ

2021.06.24.23:01

去年CCCでツールに出場したゲシュケは自由に走ることができたので、特に後半には逃げに乗って目立つことができ、結果的にトップテン入りしたステージが二つありました。今年はどうやらそういう自由度はかなりなくなるようです。

ゲシュケの話。「去年はいろんな可能性が持てた。逃げに乗る自由も与えられていたから。今年はそういうわけにはいかないだろうね。僕の役割はギヨーム・マルタンの完全アシストだ。彼の目標はまずは総合順位ということになる。それと平地ではクリストフ・ラポルトがいる。クリストフはうちのスプリントエースだ。僕がやらなければならないのはマルタンとラポルトふたりのアシストだ。

先日のドイツ選手権は忘れたい1日だね。もともとかなりハードだとは思ってたし、僕はチームメイトなしでボーラの優秀な連中を敵に回さなきゃらならなかったんだ。最初から不利だったよ。僕自身も調子はいまひとつの日だったから、1時間早めに家に帰ることにしたわけさ【ゲシュケは途中リタイア】。

これまでのところ、2020年の調子は出てないけど、ツールに向けた気分はとても盛り上がっている。パリではギヨームがトップテンに入ることを期待している。この目標がどこかで現実的でなくなったら、彼はスイッチを切り替えてステージ優勝を狙うことになる。いつだってツールではいろんなことが起きるからね。

僕自身は確かに2020年とは役割が違うけど、どこかで逃げに乗れるチャンスがあったらいいね。」

ゲシュケもいつのまにやら35歳。この年齢にも関わらず、少し前にチームと2年契約を結んだそうで、ゲシュケにかなり大きな期待を持っているようです。

今年の Cyclingmagazine.de のツールのツィッターによるレース日記もまたゲシュケでしょうかね?


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プロフィール

アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

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