ファビアン・ヴェークマンが引退し、ファンクラブも一応終了しましたが、クラブの会長さんだったイザベレ・テーブリュッゲさんから連絡が来て、新しいサイト3&1ミーティングで、ヴェークマンのインタビューをしたと知らせてくれました。
シュパールカッセン・ミュンスターラント・ジロ2016を最後に引退したファビアン・ヴェークマン、2004年のジロでドイツ人として初めて山岳賞を獲得し、ドイツチャンピオンに3度、GPミゲル・インドゥラインで2勝などの成績を上げ、ツールには7回参戦したわけですが、相変わらず自転車競技に積極的に関わっていて、今年は去年最後に走ったレース、シュパールカッセン・ミュンスターラント・ジロ2017のマネージャーも任されているそうです。
……
今年のツール・ド・フランスの間、あなたはテレビで現場コメンテーターを務めていて、観客から色々な刺激を受けたと思いますが、特にどんなことに魅力を感じましたか?
ヴェークマン: ツールが本当に大きなものなんだな、と思ったね。選手の時にはスタート1時間前に来て、チームバスで着替えて、サインして、戻ってローラー台でスタートまで過ごしてた。ゴールではもっとあっという間だったね。ゴールしたらチームバスまで走ってってそのまますぐにホテルへ直行だった。そこでは落ち着いて何かを見るなんていう時間もなかった。今年はジャーナリストやテレビ関係者がいるいわゆる「ゾーン・テクニック」で過ごした。そこは一つの町みたいなのに、それが毎日組み立てられるとまた撤去されて、信じられなかったよ。すごく印象に残ったね。
ツールがデュッセルドルフで始まったので、ドイツの自転車競技界は上げ潮ムードですね。8月末にも150人の若手選手が参加したレースで進行責任者を務められてましたね。ドイツの若手がより伸びるためには何が必要だと思いますか?
ヴェークマン: ドイツ国内での若いクラスのもっとハードなレースが、絶対にもっと必要だね。ロードレース自体は開催されているけど、若手のためのレースが足りないよ。他の国との接点もない。だから8月末の若手のための厳しいレースが開催できたのは良いことだった。何れにしてもドイツの自転車競技界にとって上げ潮なのは確かだね。この前の世界戦でもレンナルト・ケムナがU23で準優勝したしね。
シュパールカッセン・ミュンスター・ジロでは毎年一般参加者のレース申し込みが増えています。ホビーレーサーには、スタート前にどんなアドバイスをしたいですか?
ヴェークマン: まずは天気予報をしっかり聞いて、それに合わせて衣類を用意することだね。自分自身で決めて、リスクは冒さないこと。他には、他の選手たちに敬意を持って、もしこの人はあまり練習していないな、と思えたときには、追い越すときにも近づきすぎないこと。食料もしっかり持っていくこと。それとなにより楽しむことだね。
あなたはこのミュンスターで生まれ育ちました。この街を走るのには、実用車とロードレーサーのどちらを選んだほうがいいでしょうか?
ヴェークマン: うーん、目的次第だね。この前街の中心部へ行った時は実用車で行ったよ。この街の石畳にはそっちのほうが絶対に快適だからね 笑)
……
というわけで、このミュンスターラント・ジロのエリートの部はキッテル、カヴェンディッシュ、グライペル、フルーネヴェーヘン、クリストフといったトップスプリンターたちが集まりましたが、結果はなんと!サム・ベネットが横1線の僅差のスプリントでグライペル、バウハウス、キッテルを破って優勝でした。キッテルは自分のブログで何かいっているようですが、それはまた後でご紹介しましょう。
にほんブログ村
スポンサーサイト
引退したヴェークマン、ファンクラブの主催者イザベレ・テーブリッゲさんのインタビューに答えたようです。
……
ファビアン、10月3日のミュンスターラント・ジロで、地元のファンを前に15年にわたるキャリアの中で最後のレースを走ったわけだけど、その時点ですでにプロ生活を終えることを決めていたの?
ヴェークマン: うん、これが僕のプロとして最後のレースになると思っていたよ。だから今回は地元のファンの前で中央広場を通過するときには、特に嬉しかったね。
世界最高のレースにいくつも出場したわけだけど、20年の思い出の中で今でも思い出せる「一番変な」レース体験はなんだった?
ヴェ: おお、そりゃあいくつもあるよ。道路が封鎖されてたりとか、路上に牛や馬やヤギがいて農夫が怒り狂ってたり、雪でレースが中断したり、沿道の熱狂的なファンのとんでもない着ぐるみとか。
©
https://twitter.com/FabianWegmann/status/313597334015582208/photo/1 (雪で中断した2013のミラノ〜サンレモの時はこんな風体になりました笑)
あなたは小さなレースにもよく参加して、優勝したりしてたわ。小さなクリテリウムレースって好きだったの?
ヴェ: そういうレースは競技としてというよりも、ファンとの交流が楽しみだったんだ。そういう小さなレースだとファンとの時間がたっぷりあるからね。大きなレースではなかなかそうはいかないよ。
15年もプロスポーツマンとしてやってきて、今はきっと、特に栄養の面で気をつけなくちゃならないわね。今は特にクリスマスの時期だし、何が最も楽しみかしら?
ヴェ: ハハハ、僕は食いしん坊だからね。何よりクッキーが大好きなんだ。今はいくら食べても良心の疚しさを感じなくて済むね。それとホットワインもたくさん飲める。
今、ドイツの自転車界は大きな変換点にあると思うんだけど。来年のツールはデュッセルドルフスタートだし、ドイツツールも復活した。ドイツの自転車界の将来はどうなるかしら?
ヴェ: 自転車競技の将来は明るいと思うよ。自転車に乗る人がどんどん増えてるし、それはホビーレースの参加者の増加を見ればわかるよね。デュッセルドルフでツールがスタートすることは、ドイツでの自転車熱を高めるのに大いに貢献するだろうね。今はお金も若手育成のために使われているし、これがドイツの自転車競技の将来を安定させることにつながっている。これが大切なことだよ。
チーム・シュテルティングでは、今年あなたは若い選手の指導役も務めたと思うけど、あなたの目で見て、若い選手たちがさらに伸びていくためには、何が必要かしら。
ヴェ: ドイツにワールドツアーチームが二つも出来たことは素晴らしいことだよ。でも、重要なのは、ドイツに良いコンチネンタルチームやプロコンチームがあることだ。シュテルティングがなくなってしまったことで、このシステムに穴があいてしまった。ワールドツアーチームにすぐに行けるわけではない若手選手たちは、このおかげで外国のチームに行かなければならなくなるんだ。近い将来、希望に満ちたプロンコンチームが再びドイツにできることを願っているよ。若手がもっと伸びるように、ジュニアやU23のレースがもっと増えることも大切だね。
最後に大切なことを一つ。5年間あなたのファンクラブを主催してきて、フランスやイタリアや、世界中にヴェークマンのファンがいることがわかったわ。将来もあなたは自転車競技と関わっていくつもりかしら?
ヴェ: 絶対そうしたいね。自転車競技には大きな情熱を傾けているんだ。来年もレース会場にはいるつもりだよ。ただ、どんな形でかは、残念だけどこの場では開かせない。でも、まもなくまたお会いしましょう。
……
うーむ、自ら食いしん坊と言い、クッキーと甘いホットワインが楽しみだそうで、来年のレース会場に現れるヴェークマンのシルエットがどうなっているか。。。。
最後に、イザベレさんに感謝。
にほんブログ村
©
http://www.cyclingmagazine.de/2016/12/15/interview-fabian-wegmann-ueber-siege-traenen-kollegen-und-veraenderungen-im-radsport/ ということで、Cyclingmagazine.de に載っていたインタビューの第三弾。
……
あなたはドーピングスキャンダルが多発した時代にプロになったわけだけど、チームメイトの例えばシュテファン・シューマッハーやダヴィデ・レベリンもドーピングしていた。16年前より今の方がプロになるのには良かったんじゃない?
ヴェークマン: それは選ぶことはできないもん。生まれた時代に生きるしかないよ。後知恵ではいくらでも言えるけど、その時代に生きてきたんだもの。なんだかんだ言ったって、僕にとってはいい時代だったし、勝つこともできたんだからね。
チームメイトがドーピングしていたことを知った後、そのチームメイトとの関係は変わりましたか?
ヴェ: 人間的に失望させられたんだから、難しいよね。僕自身は誰でも再チャレンジできるとは思うけど、でもね、難しいよね。
今16年間を振り返って、自転車競技で最も大きく変わったところは?
ヴェ: ずっとプロフェッショナルになったよ。僕達のゲロルシュタイナーのチームが初めて専用コックを帯同させたんだ。今ではそんなの当たり前だよね。レースに関してだって、以前はレースを調整レースとして走ることができた。今ではどのレースも重要だから、そんなことはできない。今ではすべてのチームにトレーナーがいる。昔はいなかったよ。トレーナーが必要だと思ったら自分で探さなけりゃならなかったんだ。あるいはスカイのツールでの走り方を見れば、彼らは最初からフルームが勝つことを想定しているんだ。
今では逃げグループが逃げ切ることもほとんどなくなった。多くのチームは、自分のところに勝ちをあてにできるスプリンターがいなくても、トップテンを狙って逃げを潰しにくるんだ。
以前は違っていて、おそらくは自分で考えて走っていたと思う。今日ではレースはほとんどコントロールされている。僕自身は逃げグループに乗って、そこから勝つのをパターンにしていたから、もちろんこういうのは嫌だよね。
当時はiPadでグーグルマップを見ることはなかったから、あらかじめコースをしっかり見ることはできなかった。経験と勘が頼りだったんだ。今日ではそうではない。日常生活でもそうだけど、本当に大きく様変わりしたよね。そうじてよりプロフェッショナルになったんだ。
あなたの息子さんが数年してプロになりたいと言い出したら、あなたは彼に何と言いますか?
ヴェ: まずはそこに座ってよく考えろ、だね。いやいや、彼がやりたいなら、それは何でもやればいいさ。今は彼は宇宙飛行士になりたがっている。それももちろんいいよね。自転車のプロ選手がどんなものかは自分の肌身で知っているからね。何よりもこの競技を愛し、何としてでもやりたいと思わなくちゃね。そうじゃないとうまくいくはずないからね。
今後はどうするのでしょう?
ヴェ: やりたいことはたくさんある。でも今ここで話すわけにはいかないよ。でも自転車競技の世界に戻ってきたいと思っている。ドイツでこの競技がより盛んになるように役に立ちたい。僕の新しい仕事がはっきりすれば、水ぐにお知らせするよ。
……
にほんブログ村
©
http://www.cyclingmagazine.de/2016/12/15/interview-fabian-wegmann-ueber-siege-traenen-kollegen-und-veraenderungen-im-radsport/ いやぁ、忘年会が二日続きで、しかもそのうちの一つは小学校の同窓会。多分卒業後、クラス別の会はあったけど、クラス関係なしで集まったのは初めてじゃないかと思われ、中学卒業以来、一度も会わなかったような人もいて、つい飲み過ぎました。今週はこの後もう一つ控えてます 笑)他にもいろいろ忙しくって。。。苦笑)
ということで、Cyclingmagazine.de に載っていたインタビューの第二弾。
……
君が犯した最大のミスはなんだろう?
ヴェークマン: 難しいな。でもとてもよく覚えているひどい瞬間ってのがある。2003年のバスク一周だった。僕はダヴィデ【レベリン】のためにスプリントで発射台になったんだ。彼が僕のすぐ後ろにいることは見えていたから、思いっきり走って、これでワンツーだ、と歓声をあげて喜んだんだ。だけどその瞬間をバルベルデが利用して左から差し込んできて、僕らは2位と3位になってしまった。もう大失敗だったよね。僕はまだかなり若く、喜ぶのが早すぎたんだね。
レース後はどうでした。誰かが慰めてくれた?それとも叱責された?
ヴェ: もちろんみんな怒っていたさ。でも僕がむちゃくちゃ落ち込んでたのをみんな見たからね。誰も僕のことを非難するようなことは言わなかったよ。もし僕が、俺はやるべきことはやったんだ、すべてちゃんとやった、なんて言ったんだったら、みんなから説教されただろうね。しかし僕は自分でえらいことをしちまったとわかってたからね。みんな、励ましの言葉をかけてくれたよ。
キャリアで最も辛かった瞬間は? 最も苦しかったとか、泣きたい気分になった時は?
ヴェ: 泣きたい気分になった時? そりゃあ2008年のツールの最後から3番目のステージだ。そこでリタイアしなければならなかったんだ。ホアン・アントニオ・フレチャとロマン・フェイユと僕の三人で必死になったけどダメだった。ステージは山登りで始まったんだよ。僕らはすぐにちぎれてしまった。そのあと平地になったけど、とうとう追いつけず、一日中最後尾を走ったんだ。最後はタイムオーバーさ。僕のキャリアの中で最悪の時だったね。あの時はあらゆることが起きた。僕はこのツールで五回も落車したし、完全に終わってたし、本当に体調も悪かった。蕁麻疹になって、皮膚にアパクがあると発疹になっちゃったからね。足も手もむちゃくちゃ痒くなった。完全い終わってたね。最後は精神的にも終わっちゃったよ。ゴールでタイムオーバーだと知った時は、もう完全に死んだね。これが本当に苦しかった。特にパリまではあとTTとパリへ向かう最終ステージだけしかなかったんだから。これが最悪なのは間違いないね。
あなたにとって一番素晴らしいレースは?
ヴェ: 個人的には世界選手権だね。
なぜ?
ヴェ: とんでもなくスペシャルなレースなんだ。世界各地からファンが来て、雰囲気も特別だ。そうそう、僕にとってはヘニンガー・トゥルム【現フランクフルト~エシュボルン、ヴェークマンは二回優勝】も特別だったね。ツールは言うまでもなく最高だ。2005年の第8ステージでは地元プフォルツハイムスタートで、僕は山岳賞ジャージを着て走ったんだ。もう言葉にできなかったね。
ついた監督で最高の監督は誰?
ヴェ: ふーっ、これもまた難しい質問だね。クリスチャン・ヘンとは良い関係を築けたよ。彼とはいつでも同じイメージを共有できたわけではないんだけど、いつでもうまくいったね。でも良い監督は何人もいたよ。キム・アンデルセン【アナーセン】は戦術的にとてもうまかった。一人に決めるのは無理だね。
今、ネオプロの選手に一言だけ助言するとしたら?
ヴェ: やめるな。
続く
……
最初のバスク一周の話は写真が残ってるかとネットで探したんですが、見つかりませんでした。ただ、radsport-news.com のアーカイブには記事が残っていて、レベリンが出てくるのを見ながら早めに万歳したために、逆サイドから出てきたバルベルデの優勝のお膳立てをするような結果になったとありました。写真がないのでよくわかりませんが、このままレベリンに譲らなければプロ初勝利をあげることも可能だったということみたいです。この時ネオプロだったんですね。
にほんブログ村
©
http://www.cyclingmagazine.de/2016/12/15/interview-fabian-wegmann-ueber-siege-traenen-kollegen-und-veraenderungen-im-radsport/ Cyclingmagazine.de に載っていたインタビューですが、何しろ長いので、何回かに分けます。
……
プロ生活16年を過ごして引退する今の気持ちは?
ヴェークマン: 最後のレースが地元のミュンスターラント・ジロだった。そして決断してからもう数日たった。まだ少し走りたいっていう気持ちはあるけど、今は決断を下したんだ。家族との時間が増えることを楽しみに感じている。
なくなって寂しいことと、逆に嬉しいことは?
ヴェ: なくなって嬉しいことは毎日ADAMS(アンチドーピング通知システム)に届け出しないで済むようになったことだね(笑)。もちろんこの通知システムに反対ではないよ。大切だし正しいことだと思っているけど、今はもうそのことをいつも考える必要がなくなって、快適だよ。行ってみたいホテルもいくつかあるしね【レースで訪れたホテルにまた行きたいという意味でしょうか?】
僕は自転車競技と完全に切れるつもりはないんだ。でも仲間たちと一緒にあちこち旅してレースを走ってきたんだ。大きな家族みたいなもので、それがなくなるのが寂しいだろうね。
何年も経ってから、お孫さんたちと一緒にソファに腰掛けたら、あなたはどのレースについて話して聞かせるでしょう?
ヴェ: ジロ・ディ・イタリアだ。このレースで得た山岳賞が僕の最大の成功だし、一方で最悪の事故にもあった【2014年の落車で股裂きにあっちゃった奴ですね】。このレースは嬉しさと悲しさの両方で思い出す。でももちろん孫たちにはいくつかのクラシックレースについても話すだろうね。もう少しで勝てたんだよ、って(笑)。
16年でいろいろ勝ったけど、かなえられなかった夢は?
ヴェ: 世界選とアムステル・ゴールドで表彰台に乗りたかったね。ロンバルディでは、モニュメントで表彰台に上るという夢を実現できた【2006年に3位。なお、ドイツ人でこのレースに3位以内に入ったのはヴェークマンだけです】。確かに優勝じゃなかったけど、素晴らしい瞬間だった。いつでも思い出すと誇らしい思いになる。だけど、アムステルで表彰台に立ちたかった。他のレースでの勝利と取り替えっこしたいぐらいだよ。
そのためには何が足りなかったんでしょう?
ヴェ: 全てがドンピシャに噛み合う運が足りなかったんだよ。それがなくちゃダメだったね。だって僕はいつだって、優勝候補だったわけじゃないからね。あそこで勝つためには100%全てがかみ合って、さらに運がなくちゃ。でも何回かは僕のチームから優勝者が出た。レースではチーム戦術も影響するんだ。
でも他のレースではうまくいったものもありました。もっとも素晴らしい勝利は何でしょう?
ヴェ: うーん、よく聞かれるんだけど、まず挙げるのはジロの山岳賞だ。ミラノで表彰台に立ったのは素晴らしい気持ちだった。友人たちと大パーティーを開いたよ。最初のドイツチャンピオンもすごく感動した。でもプロ入り最初の勝利【2003年のGPツィッタ・ディ・リオ・サンリチェト・エ・コッレッジョ】はよく覚えてる。
長年にわたってたくさんの仲間と一緒に走ってきたけど、誰が一番のチームメイトでしたか?
ヴェ: 困った質問だね(笑)。親友はたくさんいるから、一人だけあげるのは難しいよ。一人に決めなくちゃならないのかい?
質問を変えて、最もいびきの音が気にならなかった人は?
ヴェ: ハハ、ルームメイトとして一番好ましいのは、いるのが気にならない奴だよ(笑)。これまでにも言ったかもしれないけど、ヨハネス・フレーリンガーとはとてもいい関係だね。僕らはプライベートで一緒に休暇を過ごしてきたし、いつでもとても、とても、楽しい思いをしてきた。
それは主に人間的な面で気があうということだと思うけど、選手として最も強い印象を受けた人は誰ですか? 例えばアムステルを熟知していたとか、あなたのやる気を起こさせたとか、手本になるような。
ヴェ: 僕が知っている限りでは、手本に出来るような誰かの名前を挙げるのは難しいな。でも、ダヴィド・レベリンみたいな生活をしている人とは今後ももう知り合いになることはないだろうね。彼は本当に時計に従って生活しているんだ。本当に印象的だったよ。8時に食事に行き、8時半にはベッドに入るんだ。毎日そうやってて、きっと今日もそうしているはずだよ。レースでもものすごくクレバーに走るんだ。本当に印象的だったね。
続く
……
にほんブログ村
……
やあ、みんな、
今日この僕のサイトで公表することにする。僕は15年にわたるプロ自転車選手としての生活を終え、自転車と新たな関係を結ぶことにした。今後は家族ともっとたくさん一緒の時間を過ごしながら、自転車競技の新たなプロジェクトと関わっていきたい。
今日ここでこの場を借りて、僕の家族や友人、スポンサーやサポーター、レースの主催者やジャーナリストやチームメイト、それに15年にわたって応援してくれた人たちみんなに心から感謝を表明しておきたい。特に僕のファンには特別の感謝を述べたい。僕のことを後押ししてくれた人たちのことを思うと素晴らしい気持ちだ。
この先、僕は自転車競技の新たなプロジェクトを企画し、しかるべき時にそれを公表するつもりだ。今はまず皆さんに素晴らしいクリスマスと素晴らしい新年をお祈りしたい。
……
本当はこの後にプレス発表の公式の文書へのリンクが貼ってあるんですが、まあ、それはいいでしょう。
ジロでの山岳賞に始まり、ドイツ選手権3勝やGPインドゥラインに2勝したり、まあ、グランツールでの勝利が欲しかったかなぁ。でもあまり出場してないしねぇ。ジャパンカップでも2位になったことがあるんですね。この時は僕は見に行ってないので、今から考えると、ちょっと惜しいことをしました。
にほんブログ村
まあ、予想はしていたんですが。。。ヴェークマンファンクラブのイザベラさんから、わざわざ連絡をもらいました。今シーズンはこのブログを始めてずっと応援してきた選手が辞めていくシーズンになってしまいました。
今見るとヴェークマン本人のサイトでも発表されてますね。こちらはまた後ほどご紹介しましょう。今後は監督として自転車レースと関わっていくことになるのかどうか。。。
にほんブログ村
©
http://www.radsport-news.com/sport/sportnews_101450.htm radsportnews.com で毎年恒例のドイツ語圏の選手たちの一年間の総括シリーズ。第二弾はヴェークマン。ゲルデマンについで、36歳の、拙ブログでは過去かなりの数を紹介しましたが、この所、まるでごぶさたの選手です。
ゲルデマンと全く同じように5年ぶりにドイツのチームに戻ってきたんですがねぇ。トップリザルトとしては、エシュボルン〜フランクフルトの10位、GPルガーノの11位、GPワロニーの10位に終わりました。
「確かに成績はパッとしなかった。でもレース出場プログラムがこれだけ飛び飛びだと、準備もままならないよ。」
何しろ、今年はワールド・ツアーレースはフレッシュ・ワロンヌとハンブルクのサイクラシクの二つだけで、どちらもまるで優勝争いには絡めませんでした。
「フレッシュ・ワロンヌでは上位を狙う選手たちはみんなバスク一周を走ってから来てるんだよ。僕らよりもずっと強度の高いトレーニングをしてきたようなもんだからね。レースの強度はトレーニングでは絶対出せないからね。」
ヴェークマンファンクラブのテーブリュゲさんも言ってましたが、来年についてはまだ未定。ただ、シュテルティングが3部に降りるので、このマイヨでレースを走ることはもうないと明言しています。ただ、プロツアーチームやプロコンチームとの契約は年齢から考えてもなかなか難しいでしょうね。
この人もネルツと同様、大学入学資格を持っているけど、この年齢で、しかも子供も二人いて、大学へ行くというのは考えられないでしょうね。チーム監督になりたいと本人は言ってましたが、どうなるのかなぁ。。。
にほんブログ村
しばらく連絡しなかった
ヴェークマンファンクラブ でしたが、少し前に主催者のイザベレ・テーブリュッゲさんに、ヴェークマンの来年の情報はないかとメールを送ったら、先ほど教えてくれました。「ヴェストファリア・ニュース」に出ていた記事ですが、ヴェークマン、シーズンが終わった後はマウンテンに乗り換えた、ということです。
記事によると、現時点ではロード選手として現役を続行するのか、するとしてどのチームになるのか、などまだまだ未定状態ですが、ちょっとご紹介。
……
プロ自転車選手はオフシーズンには何をしているのだろう?無論自転車に乗っているのだ。少なくともファビアン・ヴェークマンにとっては仕事と休息の間にはスポークの長さ1本分しかない。シーズン最後のレース、ミュンスターラント・ジロに出た後、フランスでの休暇中には今度はマウンテンバイクに乗った。マウンテンのドイツチャンピオンに何度もなっているモーリッツ・ミラツと一緒に、彼の助言を受けながら、ロードのドイツチャンピオンに何度もなっているヴェークマンは、ロク・ダジュールで山を走った。
「これまでもずっとやってみたかったんだ。でもこれまではロードレースの出場計画とうまく合致しなかった」と36歳になった彼はマラソンレースの後に言った。今年はいつもより早めに冬休みに入ったからこのレースにも出場できたわけである。「ものすごく楽しかったけど、ひどく緊張もしたよ」とヴェークマンは4時間15分のレース後に話した。「スタートから足が回りっぱなしで、心拍数が下がる余地がなかったね。」順位は31位で、ロード選手の良いトレーニング状態を示している。
さらに二日後にはクロスカントリーレースに出場。しかしここではタイヤのパンクでずっと後ろになってしまった。「こういう時には手を上げてサポートカーを呼ぶのではなく、自力で空気を入れて、次のサービスポイントまでなんとかたどり着かなければならない。でも素晴らしい経験だった。もしかしたら、まだまだこういうレースに出場するかもしれない。」
……
このロク・ダジュールのマウンテンレースは10月8日にマラソンレースがあって、10日にはクロスカントリーがあったようですが、ヴェークマン以外にもロマン・バルデとかティム・ヴェレンスなんかも参加したようです。ただし、両者ともにヴェークマンより後ろですね 笑)
VIDEO まあ、サガンがオリンピックでひょっとして、と思われたけど、やっぱりダメでしたからね。これで来シーズンはヴェークマンはマウンテンの選手になる、なんて甘いものではないのでしょう。
にほんブログ村
rsn に載っていました。所属しているシュテルティングがプロコンチームから、来年はコンチネンタルチームになってしまうので、シュテルティングに残ることはないようです。だから、ヴェークマンの地元ミュンスターで、今行なわれているミュンスターラント・ジロが、シュテルティングで走る最後のレースになるとのこと。ではどこか新しいチームへ行くのか、といえば、ちょっと年齢的にも難しいのかなぁ。
……
r: ミュンスターラント・ジロがシュテルティングであなたの最後のレースになるんですか?
ヴェ: ミュンスターラント・ジロがシュテルティングでの僕の最後のレースだ。もし現役を続ければ、コンチネンタル・チームで走ることになってしまうからね。本来は2017年までだった僕の契約も、この事態で解除だ。
r: コンチネンタルでもう走りたくはない?
ヴェ: そうだね。僕はまだ自分の職業を楽しいと思っているけど、レースのレベルが合わない。楽しいと思えるレースに出たいからね。二週間前のGPワロニーのようにね。あのレースではモチベーションが高まった。僕向きのレースだし、現在の自分のレベルを測れるライバルたちも出てたしね【ヴェークマンはこのレースで10位に入った】。
r: 現役を続けるか、まだ言うことはできない?
ヴェ: まだ言えない。五分五分だね。
r: シュテルティングでの今年はあなたにとって失敗でしたか?
ヴェ: なんとも言えないね。とても楽しかった。結果はまるで出なかったけどね。レースカレンダーが一定しないと、やっぱり、準備もうまくいかないよね。例えばフレッシュ・ワロンヌみたいに。ライバルたちはバスク一周を走ってきたんだ。僕らよりもずっと強度の高い練習をしてきたんだよ。思い知らされたよ。レースレベルのハードさはトレーニングじゃあ出せないからね。
r: レースの数が少なかったですよね。
ヴェ: もう少しワイルドカードが得られると思っていたんだ。だから、僕にはあまり向いてないレース、例えばカタールやオマーンみたいなレースにも出なければならなかった。でもプロコンチームならみんなそういう問題を抱えているんだ。
r: シュテルティングを招待してくれるレースが少なかったのはなぜでしょう?
ヴェ: わからないよ。でもプロコンチームはたくさんあるからね。ライバルが多すぎだよ。来年だったらもう少し単純だったかもしれない。もしボーラがワールドツアーチームに昇格すれば、僕らがドイツで唯一のプロコンチームだったんだ。それに、去年の成績がやっぱり足りなかったよ。これって堂々巡りなんだよ。あらかじめ結果を残してなければ招待されない。それで出場しても調子が上がりきらない。だからどんどん悪い方へ行っちゃうよね。
r: もしこれで引退となったら、それでも自転車競技の世界にとどまりたいですか?
ヴェ: なんとかそうしたい。
r: 例えばチームの監督とか?
ヴェ: うん、そうじゃなければ運営で。ミュンスターラントジロは毎年どんどん大きなレースになっている。ひょっとしたらまだ何か別のこともあるかもしれない。僕は自転車レースに関わっていたい。2年前に監督として契約しないかという申し出があった。その時はまだそういう気にならなかった。今は違う。いつかは引退しなければならないんだ。ワンシーズンごとに引退を先延ばしにしたイェンス・フォークトのようなわけにはいかないね 笑)
……
今頃になってなんだけど、フォイクトってドイツ語の綴りとしては例外的にフォークトと発音するんですね。
にほんブログ村
ヴェークマンのサイトが更新されていました。来年、シュテルティングが3部になるので、ヴェークマンはどこかチームが見つからなければ引退するかもしれませんね。
……
またこのサイトで報告すべき時になった。この前ここに書いてから、いろんなことがあったね。僕の所属するチーム・シュテルティング・サービス・グループは、今年でプロコンのカテゴリーでのレース活動をやめることになった。そしてティンコフとIAMも自転車レースから完全に撤退する。これに対して嬉しいニュースはバイエルンとヘッセンからやってきた。ラルフ・デンクとそのチーム【ボーラのこと】はワールドツアーチームになるようだし、エシュボルん~フランクフルトが2017年からワールド・ツアーレースになることが決まった。このレースでは僕も2回優勝しているから嬉しい。こんな具合で喜びと悲しみは密接につながっている。またチーム探しをしなければならないのも、なかなか簡単にはいかないものなんだ。
無論、まだ素敵なレースの予定がある。それはこのサイトでも見ることができるけど、8月21日にハンブルクであるサイクラシクスはハイライトになる。このレースはもちろん特にモチベーションが高いけど、他のレース、例えばノルウェーの北極圏レースとツール・ド・フィヨルドは楽しみだ。そこで自分の持っている最高の面を出したい。幸運を祈ってね。
ファビアン
……
というわけで、北極圏レースは結果だけ見ると、あまりパッとしなかったようです。ただ、山岳ポイントは取っているので、どこかで逃げに乗ったのかもしれませんが。
にほんブログ村
実に久しぶりです。ちょっと前ですが、6月8日に更新されていました。やっぱりプロコンチームだとレースも少ないし、成績もここ3年優勝がないし、年齢から言っても、今年いっぱいか、それとも来年もやるか?? でも、やっても来年いっぱいかなぁ。。。最後に一花と行きたいところですけどねぇ。。。
……
やあ、みんな、
スイス国境そばのライン川上流にあるラウフェンブルクにいる。ここで、正確に言うとドイツ国境から2キロのところにあるジッピンゲンで、明日(9日)グランプリ・アールガウ州が行われる。短いけどたくさんの登りがあって、僕の好みのレースだ。ここで、ここまでのシーズンの総決算を見せられるといいけど。以前書いたように、僕は調子はいいけど、結果が伴わない。
この間、チームの方はうまくいっている。ノルウェー一周の第3ステージでメス・ペダーセンがステージ優勝したし、アレックス・キルシュが日曜に終わったルクセンブルク一周で3位という素晴らしい成績を上げて、僕らは大成功だったと言える。特に僕はアレックスのことが嬉しい。去年から僕は彼と同じチームになったんだけど、彼はずっとチームメイトのために働いてきて、ついに今、故国のレースで表彰台に登れたんだ。
ジッピンゲンのあとは日曜に僕らにとっては大事なレースが待っている。第100回目のケルン一周だ。ドイツのチームとして、僕らはこのアップダウンの多い地方を抜けるレースで目立つことが大切なんだ。僕らのチームから表彰台に乗れる選手が出るか、見ていてくれ。幸運を祈ってね。
ファビアン
……
というわけですが、ヴェークマンはGPアールガウでは40人の集団スプリントで17位、ケルンではスプリントに加われず49位どまりでした。次のルート・デ・シュドには出てないので、次はナショナル選手権ですね。
にほんブログ村
なんだか憂鬱な状態のアンコウです。何か書こうという気にも、あまりならない。まあ、個人的に興味を引くような話題がないということもあるし、何しろ忙しいということもあるんですけどね。
というわけで、そんな中で明日のフレッシュ・ヴァロンヌに出場するファビアン・ヴェークマンのアムステル・ゴールドの分析が cyclingmnagazine.de に乗っていました。
ヴェークマンは去年までこのレースに14回連続出場だったんですね。今年はシュテルティングが招待されず、出られませんでした。
……
決定的な瞬間は?
それはもうはっきりしてるよ。エンリコ・がスパロットがアタックしたカウベルフへの最後の登りさ。あれは決してびっくりするようなアタックではなかった。彼は前の方にいてそのまま走り出して、ミヒャエル・ファルグレン以外誰もついていけなかった。最後の数百メートルでは、ファルグレンが前に出てくれたから、ガスパロットは休むこともできた。クレバーだったし強かったね。
今日の最も強かった選手は?
こんなレース展開だからね、言うのは難しいけど、ガスパロットはとても強かった。でもティム・ヴェレンスもいい走りをしたよ。もし力を温存してたら、カウベルフでガスパロットと一緒に抜け出すことができただろうね。でも本当に強いアタックだったし、ああいう冒険はいいことだ。
びっくりしたことは?
ガスバロットに誰もついていけなかったのは、ちょっとびっくりだった。でも彼はレースを通じて強かったみたいだし、最後の30キロは常にトップテンに入って走っていたからね。ひょっとしたらマイケル・マシューズなら一緒に抜け出せただろう。でもその他は、要するに、それほど強くなかったということだ。
ミヒャウ・クヴィアトコフスキがあんなに早くちぎれたのも、ちょっとびっくりだったね。結局、石畳レースの後は疲れているから、アムステルでも上位になるのは難しすぎるんだろうね。ほとんどの選手は疲れ切ってて、もうどうしようもなかったんだろう。
戦術的なミスは?
それはどこにも見られなかった。今日はとんでもないミスを犯した選手はいなかったと思う。結局戦術的な争いではなくて、サバイバルレースになってたからね。
このレースに14回も出場した立場から気がついたことは?
14年間ずっと出ていたレースだからね。TVで見てたのは変な気分だった。新しいゴール地点は、このレースを完全に変えてしまった。以前、カウベルフを登ってゴールだった時には、ケーテンベルフが勝負所だった。カウベルフではすべてを備えた最高の選手たちだけが残れた。でも今は変わってしまったね。はっきり言って、テレビで見てて興奮したのはほんのちょっとだった。自分で走っていた時は、もちろん違っていたけど。
コース沿いの観客にとってはこのゴールは楽しいだろうけど、レース自体は緊張感をなくしてしまった。最終周回はレースを魅力的にするには、ちょっと難しさが足りなかった。ただ単純に、カウベルフだけに集中していればいいんだから。そして、ラストのスピードがない選手は上でかかったアタックには一緒に行かなければならない。でも強い上にラストのスピードもあるのだったら、賭けてみるべきだろうね。今日なら多分マイケル・マシューズがそうすべきだった。というのもは、彼がもし一緒行こうと思ったら、みんな彼の後ろについたことだろう。そしてアシストがもういなくなってしまっていたら、もうブラフでいくか、自分自身で走らなければならないだろうからね。
……
にほんブログ村
あーあ、今週初めに買った iPod シャッフル、どうやらどこかへ落としてきてしまったようです。ショック。思い当たるところには電話してみたんだけどない。しかも昨日届いたばかりのイヤホンまで一緒。ショック倍増。しかし、もし誰かが拾って聞いたら、さぞかしビックリしていることでしょう。何しろ入ってるのがバッハの平均律と友川カズキだからね。まあ、いいや、シャッフルって今ひとつ使い勝手が悪かったから、と、イソップのきつねが申しております。
というわけで、期待のケムナはリタイア、知らないフィークは湖へ落ちたGPルガーノでしたが、ヴェークマンは満足しているようです。
……
やあ、
シーズンは何週間か前にスタートして、正直に言ってこれまでの経過に満足しているよ。カタールとオマーンでは大きな野望もなくスタートラインについた。そこではレースのハードさに慣れる必要があって、それはうまくいった。スイスのGPルガーノでは11位だった。調子は良いと感じていたが、最後に勝負の行方に影響するような落車に巻き込まれてしまった。
このレースは残念ながら酷い天候状態で行われた。雨が降り続け最高気温が五度で我々選手には全く酷いものだった。今年の1月1日から適用されているUCIの天候状況命令が効果を持たず、我々はこの酷い条件下で全距離を走らなければならなかった。レースの短縮を願っていたんだけどね。自転車競技にとってもそうあるべきだったと思うよ。
またね。
ファビアン
……
いやはや、メキシコの元大統領がヒトラーに比べたおっさんがアメリカ大統領になることはないとは思いたいですが、まあ、文化国家ドイツで、ヒトラーみたいな人種差別主義者でオカルト信奉者で排外主義者で小さい嘘より大きい嘘を、なんて言ってたデマゴーグにあっさりと独裁権を与えてしまったわけですが、今まさに似たようなことが再び目の前で起こりつつあるような気がします。
にほんブログ村
個人的には、これからいよいよ忙しい期間に入ります 笑)14日にはお台場のシクロクロスを見学した後、友川カズキの歌を聴きながら酒を飲んできます。来週はデルガドやらなにやらでバタバタ。さて、腰がもつのかどうか。。。。
さて、久しぶりにヴェークマンです。2月3日、先週の水曜の更新だったようですが、カタールの初日はシュテルティングは散々だったみたいで、パンクや落車で一人をのぞきみんなグルペット。
ところで第一ステージ、やっとカヴが勝ったと思ったら第二ステージはクリストフに負けてますね。
-----
やあ、みんな
すでに書いたように、来週ツアー・オブ・カタールで新シーズンに突入だ。たぶんコース的に僕に向いてないだろうけど、この5日間にわたるステージレースをシーズンの今後のレースの準備にしようと思っている。
僕のレースカレンダーは4月始めまでは決まっている。下に書いた通りだ。特にデュッセルドルフである2月25日のチーム・プレゼンテーションに注目してほしい。ドイツのチームであるシュテルティングの仲間と一緒に紹介されるのが楽しみだ。
さらに注目してほしいのは roterkeil.net の十周年が6月4日にあることだ。盛大なパーティーが行われるはずだ。このroterkeil.netというのは子供の売春や性的な暴力に反対するネットワークで、僕だけでなく、他にもたくさんの有名な人たちがサポートしている。くわしくはリンクを見てほしい。
じゃあまた。
ファビアン
08.-12.02.2016 | Qatar
Tour of Qatar (2.HC)
17.-22.02.2016 | Oman
Tour of Oman
25.02.2016 | Düsseldorf
Team Präsentation
28.02.2016 | Schweiz
GP Citta di Lugano
26.-27.03.2016 | Frankreich
Critérium International (2.HC)
02.04.2016 | Niederlande
Volta Limburg Classic
05.-08.04.2016 | Frankreich
Circuit Cycliste Sarthe - Pays de la Loire
-----
最後のroterkeil.netにはヘレーネ・フィッシャーという歌手なんかもサポーターになっているみたいです。この歌手は日本語のヴィキにも出てますね。それはともかく、ヴェークマンとしてはアルデンヌクラシックに出られるかが一番の気がかりでしょう。
にほんブログ村
ヴェークマンのサイト、久しぶりに更新されました。
------
やあ、みんな、
僕の2016年のシーズンは新しいことで始まる。僕のキャリアで初めて、ツアー・オブ・カタールでシーズンに突入だ。その後はツアー・オブ・オマーンが続き、ヨーロッパでの最初のレースはスイスの2月28日のGPルガーノを予定している。それからどうなるかはまだ未定だけど、分かり次第このサイトでその後のレースについてはお知らせするよ。
今はチーム・シュテルティング・サービス・グループの最初のトレーニングキャンプでマジョルカへ行く。これまでは自宅のあるミュンスターでシーズンに備えていたんだ。天気には凄く恵まれて、わざわざ南へ出かけて距離を稼ぐ必要がないぐらいだった。僕らは1月30日までバレアレス諸島【マジョルカ】に留まり、そこからそのままカタールへ出発することになる。
じゃあまた。
ファビアン
------
昨日ボーラ・アルゴン18が来年はワールド・ツアーチームになりたいと考えているニュースを紹介しましたが、なんと、なんと、シュテルティングも会長のハンス・モスバッハーがインタビューで来年はワールド・ツアーチームになりたいと言いました。でもボーラと同様にサブスポンサーが必要ですね。ドイツのチームとしてはすでにジャイアント・アルペツィンがあって、そこにさらに2チームが上がれるのかどうか。。。ボーラのほうがすでにツールには2年続けて出ているし、実績では上でしょうね。
選手を見ると、ボーラの方は若手中心ですが、シュテルティングのほうはヴェークマン以外にもツィオレクやゲルデマンと昔の名前で出ている選手が多いです。
ただ、ボーラにはジルヴィオ・ヘアクロッツ、そしてシュテルティングにはレンナルト・ケムナと、タイプとしてにているステージレーサー向きの若手選手が加入しました。この二人の動向は、個人的にはむちゃくちゃ注目してます。
にほんブログ村
久しぶりのヴェークマンネタですね。サイト紹介です。
----
やあ、みんな、
大騒ぎの日々だっただけに、みんなに2016年チーム・シュテルティング・サービス・グループとしてスタートすることを報告できるのが、とても嬉しいよ。それから僕らのチームがドイツのチームになることも嬉しい。
この場を借りて心から【シュテルティングのCEOの】ハンス・モスバッハーと他の経営陣に対して、シュテルティングが単独のスポンサーになる決断を下してくれたことに感謝したい。今は僕ら選手はまた競技にすべてを集中させて、チーム・シュテルティング・サービス・グループに素晴らしいシーズンをもたらそうと頑張っている。
今はまたくつろいだ日々が少し続く。みんなにメリークリスマスと幸多き新年をお祈りするよ。
ファビアン
-----
ドイツの二部チームということで、一部にアルペツィンがいるから、ボーラとシュテルティングとがツールのもう一枠をあらそうということになるんでしょうか。うーん、ネルツのボーラとヴェークマンのシュテルティング、拙ブログとしては辛いところです。両方出られると良いんだけどね 笑)
にほんブログ村
来年からCULTエネルギー・シュテルティング・グループとなり、チーム消滅をまぬがれたヴェークマン
ですが、その後のコメントがないな、と思っていたら、やっと更新です。しかしCULTのHPで来年のところを見ると、まだ選手が9人しか決まっていません。
------
やあ、みんな
残念だけど、ドイツ車連が僕を世界戦メンバーに選んでくれなかった。だから今シーズンはあと二つのレースに出るだけだ。そのうちの一つが今度の日曜に始まる8日間のツアー・オブ・ブリテンで、もう一つは10月3日の地元で行われるミュンスター・ジロ。
そうしたら2015年のシーズンはおしまいで、来年はプロ15年目になる。これを楽しみにしているんだ。合併によってできたチームの名前は Cult エネルギー・シュテルティング・グループになる。故郷への一種の帰還といえるね。ライセンスはデンマークなんだけど、チームの拠点はドイツなんだ。しかも僕の打ちから35分のところだよ。外国のチームで7年やって、また故郷に戻ってくるのは嬉しいね。
でも今はシーズンの終わりに向けて精神を集中しているところだ。調子は良いし、いろいろ試せると思っている。幸運を祈ってね。
じゃまた。
ファビアン
-------
さて、ツアー・オブ・ブリテン、グライペル
とカヴェンディッシュ
が出場しているんですが、第一ステージはこの二人をヴィヴィアーニ
が破り、昨日はペトル・ヴァコチ
が単独逃げ切りでした。CULTはどちらもラスムス・グルハンマー
にスプリントに参加させて、初日はダメでしたが昨日は4位。でも、ヴェークマンは昨日はどかんと21分遅れの50人ぐらいのグルペットでゴールでした。
にほんブログ村
うーん、どうも、引っかかってしかたがありません。「表現の自由」を盾に「表現の自由を制限」しようと主張することが、なんともグロテスクな感じがしてしょうがないんですよ。ちょうど当時もっとも民主的と言われたワイマール憲法のもと、民主的な投票によって独裁制を導入したヒトラーを連想してしょうがない。
大正デモクラシーのあとの昭和の軍国主義、民主的なワイマール時代の後のナチス、戦後最もリベラルだったはずの民主党政権のあとの、民主主義という立脚点から見ればもっとも非民主的な安倍政権。繰り返す歴史の一度目は悲劇、二度目は喜劇とはマルクスが言った言葉(?)だそうですが、三度目はなんなのでしょう?
さて、今夜です。ヴェークマンは過去3勝していて、史上初の4勝目も狙いたいでしょうけど、スプリンターが残っていると無理だろうから、なんとか少人数で逃げたいですねぇ。
----
やあ、みんな、
日曜日に南ヘッセン州のベンスハイムでドイツ選手権が開かれる。ハードなレースになるだろうね。1周26キロ弱で300メートルの標高差がある削り合いのコースで、最後まで残れる選手はそうたくさんいないだろうと期待している。ただ、気に入らないのは長い下りだ。これだとその前に千切れた選手たちが比較的簡単に追いついてくる可能性がある。
CULTエネルギーチームからは3人で、ドイツ選手権を争うには小さいチームだ。でもクリスチャン・マーガーもリーヌス・ゲルデマンも、そして僕も調子は凄く良い。だからレースで目立つことができると思っている。まあ、見ててくれ。幸運を祈ってね。
じゃあ。
ファビアン
-----
11:25分、加筆しました。
にほんブログ村