ヒンドレイ、落車の影響でずるずると後退して、とうとう5位になってしまいました。
ヒンドレイの話「正直に言えば、昨日の落車の後、背中はかなりひどい。昨日のステージでも痛くてしょうがなかった。生理学担当スタッフやサポートスタッフが出来る限りのことはしてくれたけど、今日はとんでも無く痛かった。足と背中の力が出なくて苦しかった。ベストな状態でなければ、ライバルについていくのは難しい。今のベストを尽くしたけど、今日は残念ながら燃え尽きた。」
昨日の時点ですでにボーラは山でヒンドレイをひとりにするなと指示が出ていて、ポリット、コンラート、ハラーの三人が逃げて、いわゆる前待ちでアシストする作戦だったようです。
ところが一番最後のアシストになるべきブーフマンが最後の登りのふもとで落車して、結局最後はヒンドレイだけになってしまった、ということのようです。
まあ、まだTTもあるし、クイーンステージもあるし、何が起こるかわかりませんが。。。
*
Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?
ジーモン・ゲシュケ: ギヨームが逃げに乗れて、総合トップ10に戻れたから、僕らとしては嬉しい。僕としては平均的な1日だったけど、またまた本当にハードな1日だったよ。
C: 君たちのチームとしてはギヨームに明確なプランがあるのかい? つまり、総合トップ10に入ることが重要なの? それともステージ有用の方が優先? むしろ、その時の状況で、明確なプランはない?
ゲ: その時の状況次第だね。彼はステージ優勝したいだろうけど。今日はそのチャンスがあったね。でも今はもうトップ10が大きな目標になったね。
C: 休息日前のお約束。明日の休息日はどのぐらい待ち望んでる? 10段階でどうぞ。
ゲ: 10 だよ。どうやらいつの間にやらツールに出るには歳をとり過ぎたようだ。
C: いやいや、まさか! 爆笑)
ありがとう、ジーモン、上手く回復してね、また明日。
*
しかし総合の10位前後を見ると、これもかなり詰まってますね。現在9位のごデュ、10位のマルタン、11位のガルの三人はタイム差32秒の中にいます。
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ヒンドレイ、ひっくり返されちゃいました。昨日なんとかなるんじゃないかと書いたんですがね。今年はことごとく逆にいきますなぁ、私の予想。
というわけで、近年稀に見る鍔迫り合い。しかも第三の選手がまるで話題にならないほど2人が突出してます。しかも、毎日こんな数秒を争うアタックを仕掛け合うっていうのも、なんか記憶にないですねぇ。昔は優勝候補たちは牽制しあって、お見合いするのが普通だったんですがね 笑)
さて、ゲシュケはやっと逃げに乗ったんですが。。。
*
Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?
ジーモン・ゲシュケ: 今日がクイーンステージだったなら良かったんだけどね。【実際は17ステージ】思いっきり逃げた1時間だったけど、ユンボが許してくれなかったから40秒ぐらいしかリードを奪えなかった。今日の連中の強さはどうかしてたよ。そうは言っても、今回は逃げに乗れたしギヨームも上手く走れたから、僕としては満足だよ。
C: ひょっとしたら逃げを容認してくれるんじゃないかっていう希望は、どのぐらいまで持ってた?
ゲ: まあ1分以上のリードが持てれば本気で考えるけど、僕らはついにその差をつけられなかったからね。
C: スタート直後の集団落車はどうだった? すぐにレースを止めたのは正しい決断だったと思うかい?
ゲ: 幸運なことだけど、僕は落車の場にいなかったのでなんとも言えない。でも救急車が全部出動したら、レースは止めなくちゃだめだよ。じゃないと、別のところで落車が起きた時に助けに行く救急車がいなくなっちゃうからね。
C: 最後にレース中のオートバイについて聞くよ。一般的にだけど、しばしばオートバイは近すぎるように思うかい? それともそれもレースの想定内だと思う?
ゲ: 今日のポガチャルのケースはもちろんよくなかったよね。そして一般的に言えば、オートバイがレースに影響を及ぼすことが多すぎるような気がする。でもオートバイがなかったらもちろんレースは成り立たないよ。難しい問題だね。でもツールでは、たいていなんとかなってるからね。
C: ありがとう、ジーモン、上手く回復してね、また明日。
*
昨日の山頂まで残り1キロぐらいでしょうか? ポガチャルがアタックした時すぐ前にオートバイが2台並走していて、すぐにスピードダウンしました。あのオートバイがいなかったら、山頂のトップをポガチャルが取れたんじゃないか、という話ですね。でも、あのオートバイがもっと離れていたら観客が道を塞いでしまって、危険だっただろうし。。。
オートバイは選手と25メートル離れなければならないってルールがあるらしいんだけど、山岳だと観客をどかすためにも、選手の直前を走ることが多いですよね。あの状況ではしょうがなかったんだろうなぁ。
ただ、観客をかき分けるオートバイの後ろに選手たちってのは昔から見る風景だったんだけど、今はギアの関係で山岳でのアタックのスピードが昔とは違うんでしょうね。
ところで、30分後ろではコネフロワはこんな状態 笑)
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ただのコロンビエールではないおっきい方のコロンビエール峠、空撮見た瞬間に大きな草食動物の下顎の化石を連想しました 笑)

これはナウマンゾウの下顎化石。倉敷の博物館にあるそうです。
しかしクヴィアトコフスキー、一時期好きな選手でしたが、最近はアシストになってしまってあまり目立つことがなくなってしまいましたが、突然現れたと思ったら、一気に先頭に出てどんどん差を広げましたね。
ところで、rsn にはゴール後の選手たちがチームバスに戻るのにグラン・コロンビエール峠を18キロ下って行かなければならなかったことに、選手たちの間からかなりの批判が出たと言ってます。酔っ払った観客たちが大群で道を塞いで返っていく中を降るのって、観客も危ないけど、選手もかなりの恐怖でしょう 笑)
実際小さなトラブルはいくつかあったようで、ファン・アールトはバスに辿り着いて、「まだ生きてて良かったよ」と笑い、ツィンマーマンは「サッカー選手なら90分全開で走った後グラウンドを一周してそのままシャワーを浴びるけど、僕らは観客のカオスの中を18キロ走って、やっとシャワーだ。サッカー選手はシャワーの前に観客の中を通る必要はないのに。迂回路がないならしょうがないけど、ここは裏への道があるんだからね」と不満を表明してます。
*
Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?
ジーモン・ゲシュケ: 気持ちとしては100回目の「逃げのがし」って気分。だんだん神経に触り始めてる。でもそれ以外は計画通りだった。
C: いくつかのチームはルーラーを使ってクライマーを逃げ集団に送り込もうとしているように感じたけど。今日は平地のスタートだったから、返って逃げに乗るのは難しかったのかな?
ゲ: とにかく超高速で、しかもその合間になんども横風が吹いて、比較的軽量級の選手にとっては簡単じゃなかったね。でも UAE が逃げが少人数であることを願っているのはすぐにわかったね。だから20人の選手の逃げが容認されたのはちょっと驚きだった。
C: 逃げがあんなに大人数だったのに UAE が全力追走したことは驚かなかった?
ゲ: 今言ったように、UAE は大きな逃げグループが出来そうになるとすぐに潰しに行ったんだよ。だから【逃げが決まった後に彼らが全力追走したことは】別に驚きはしなかった。今日のステージは比較的短かった。でもポギが比較的わずかな時間を奪うのに、UAE はかなりの力を費やしたよね。
C: 最後に聞いておこう、フランスのチームにとって7月14日は特別な日なのかい? それとも、結局はあまり意味がない?
ゲ: うちのチームのフランス人たちにとってはちょっと意味があるだろうね。でも僕にとってはいつもと変わりはないよ。
C: ありがとう、ジーモン、上手く回復してね、また明日。
*
ゲシュケはポガチャルがわずか数秒を稼ぐためにアシストを無駄遣いしたのではないかという危惧を述べているのでしょうかね? たしかにニジニジと近づいていますが、そう言われてみると、マイカとグロースシャルトナーを交互に高速で引かせてましたから、この後の勝負所でアシスト使い切りにならなければいいんですが。
逆にヴィンゲゴールのユンボとしては、昨日はクス以外は早々にいなくなったけど、この意味はなんなんでしょうね?
一方のボーラとしてはヒンドレイの表彰台が狙いでしょうから、二人のことは放っておいて、3位争いに専念すると言うことになりますね。現在カルロス・ロドリゲスとの差は2分弱。へたにあの二人に勝負を挑んだりしなければ 笑)なんとかなりそうな気がしますが。。。
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15年勝利がなかったコフィディスがラフェが一つ勝ったら2勝目です。一方、ボーラとしてはポリットあたりが逃げに乗るんじゃないかと思っていたんですが、rsn によれば、落車で集団がバラバラになった時に前にいたボーラの選手がヒンドレイとポリットだけだったので、逃げよりヒンドレイのアシストに徹したそうです。
*
Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?
ジーモン・ゲシュケ: 今日はこれ以上ないぐらい上手くできたね。
C: 本当におめでとう! しかしまたしても狂ったステージだったね。今日は一体どうしちゃったんだい? それともこんなふうにアップダウンのステージでは、みんなが完全に肉挽き機に巻き込まれたりするのは普通のことなのかい?
ゲ: 特に中級山岳ステージは狂ったステージになることが多いね。ピュアスプリンターを別にすればみんなが逃げたがっていたみたいだった。パレード走行でのニュートラル区間は、まるで0キロ地点でゴールスプリントが開始されるみたいな雰囲気だよ。
C: レース中には誰がどこにいて、何が起きてるかがどの程度わかっているものなの? たいていは無線で聴いているのかな? それとも今日みたいな日はカオスなのかい?
ゲ: 正直に言うとほとんど状況はわかってなかったんだ。ギヨームとイオンが逃げに乗っている以外、前でどうなっているのかはわからなかった。イオンが勝ったのを知ったのはゴールに辿り着いた時だったんだ。
C: 君はイオンと相部屋だろ? 君たちはお互い理解しあっているわけだよね。今日は君にとっても特別な日になったんじゃない?
ゲ: うん、僕らはとても仲がいいんだ。だからなおさら嬉しいよ。チームメイトが二人別々にステージ優勝したのは、僕としてははじめてのことだよ。
C: 次の日々にも猛烈なワット数での成功を祈るよ。ありがとう、ジーモン、上手く回復してね、ありがとう、また明日。そして乾杯。
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今日のステージは最後のコロンビエール峠頂上ゴールです。目が離せなくなりそう。
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少し前にコメントで er4b さんが噂として教えてくれたことが、どうやら正式発表されたようです。ポリットが来年はボーラで走らないことが決まったようですね。まあ、8月まではどこへ移籍するかなど正式に発表はできないので、まだはっきりしませんが 笑)、ほぼ UAE だろうとのことです。
ボーラでツールのステージに勝ったし、ドイツツールの総合も勝ったけど、春のクラシック、特にカチューシャ時代に2位に入ったパリ〜ルーベが、まるでパッとしなかったからなぁ。。。チーム変わるのもいいのかもしれません。
*
Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?
ジーモン・ゲシュケ: まあ穏やかな日だったよ。気温40度も、あんまり感じなかった。文句をつける日ではなかったね。でも足は昨日の疲れがかなり残ってるけどね。
C: なんで小さな逃げのグループがあんなにタイム差がつかなかったのか、説明できるかい?
ゲ: それは僕にも謎だよ。集団の先頭を誰がひいてたのか知らないけど、きっと調子良かったんだろうね。とにかくストップ・アンド・ゴーの連続だったね。三人を捕まえるのが早すぎちゃいけなかったんだろうね。
C: 確かに風はあったけど、エシュロン隊形になるほどではなかった。それでも、と言うか、そのせいなのか、ちょっと慌ただしかったんじゃないかい?
ゲ: 最後はもっと風があるって連絡もらってたんだ。ミーティングでも風がテーマの一つだったし、どのチームのミーティングでも話題になっていたはずだよ。だから通常のスプリントステージよりもナーバスになっていたね。
C: 次のステージについて、最後にちょっと質問するよ。明日はコフィディスでは何人ぐらいが逃げに乗りたいと思ってるんだろう?
ゲ: 6って言っておこう。忙しいステージだろうね。でも最終的なチームミーティングは明日の朝だから。
C: 上手く回復してね、ありがとう、また明日。
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今日のステージは3級3つ、2級2つですね。逃げが決まりそうだけど、各チーム逃げたい選手はたくさんいそう。ただ、明日の13ステージがグラン・コロンビエール頂上ゴールだから、総合狙いのチームは自重するかな??
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いやあ、フランスも暑いらしいけど、日本も暑かったぁ。通勤自転車も朝7時から8時台だったけど、すでに暑くてヘロヘロ走ってました。
というわけで、ツィンマーマン惜しかったですねぇ。まあ、またチャンスはあるでしょう。といいつつ、今日のステーももう残り100キロを切ろうかというところに来ています 苦笑)
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Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?
ジーモン・ゲシュケ: ぷ〜っ、どこから始めよう? しかしこれまでで最もハードなステージだったよ。僕の足は休息日の後で最初の二つの登りにあまり正しい反応をしなかった。でもそれは僕だけではなかったね。それから僕と一緒に逃げようとした連中を見てびっくりしたよ。 WVA、バルデ、ゴデュ…
C: そういうときは君は彼らと一緒に行くことだけ考えるの? それともそう言う時は力を使い切って潰れないように注意しなければならないのかな? たとえばバルデなんかは最初は一緒に行ってたけど、その後集団に戻ってしまった。
ゲ: 僕も一度ファン・アールトと一緒に行ったらかなり潰れそうになった。普通はすぐに再び体力回復して、もちろんできるだけ早くスピードアップしようとするんだけどね。
C: 二度の逃げに対するアタックもあったね。UAE はイェーツをちょっと発射させたけど… 今日は「ただの」「休息日の後の普通のキックスタートテスト」だったの? それとも君としては、今は単に毎日フルスロットルで誰がアタックするか見てみ等と言う気持ちかい?
ゲ: 毎日こんな走り方ができるとは思えないよ。それにいつでもスタートが今日みたいにきついわけじゃない。しかし、きついステージは、どっちにしても、ユンボとUAEの間でやり合うことになるんだろう。
C: 今日みたいな凶暴な1日の後は、もっと落ち着いたスプリントの1日になる可能性が高いんだろうか? それとも明日はむしろ「へい、半分は昨日の平地コースだ、逃げようぜ」がモットーになるのかな?
ゲ: やってみなけりゃわからないけど、明日はそう簡単にはいかないような気がしてるよ。いずれにしても足は重くなるだろうし、集団内でみんなで一致することもなさそうだね。
C: 上手く回復してね、ありがとう、また明日。
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すでにしてポガチャルかヴィンゲゴール以外の選手が勝つ可能性はほぼなさそうな雰囲気です。ちょっとお調子者で 笑)なんでも張り切っちゃいそうなポガチャルに対して、やや暗めで虎視眈々という感じのヴィンゲゴール、南の小国スロヴェニアと北の小国デンマークの対決ってのも面白いです。
*
Cyclingmagazine : 今日はどんな(休息)日だった?
ジーモン・ゲシュケ: 予想より眠れなかったし、それなのに自転車に乗らなきゃいけないのが、ちょっとイラついたね。でもそれ以外は全部OKだ。明日の登りスタートの偵察もしたしね。
C: 明日は「マッスドスタートステージ前にローラー台に乗るジーモン」が初めてみられるかな?
ゲ: うん、あるね。それって古い自転車選手としてはちょっとやりたくないことではあるけど。
C: ところで、君たちは戦術的にアグレッシブに行こうとしているけど、二週目にはそれをさらに加速させるのかな?総合でのギヨームの遅れはかなり大きいよね。
ゲ: そう、その通りだよ。これまでのところ、僕らは逃げに乗れてない。今週はもっと上手くやりたいね。それと、ギヨームが総合を狙うより、逃げに乗った方がいいのかどうか、それもしっかり見極めたいね。
C: ありがとう、上手くいくことを祈ってるよ、また明日。
*
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いやあ、最後のポガチャルの顔見てるだけで吐きそうになりました 笑) 結構な勾配でしたね。メルクスの時代にはあれを42X23とかで登ったんですかね?
で、Jスポの放送、過去のピュイ・ド・ドームの白黒映像がたくさん見られて嬉しかったです。ただTV放送に苦言を呈すれば、このステージはある意味35年ぶりのレジェンドステージなんですから、実況の人たちはもう少し予習してくればいいのに、と思いました 苦笑)
64年のアンクティルとプリドールは、アンクティル一世一代のブラフについて触れなきゃね。まさにその瞬間が映像で映りましたね。昨日も紹介した
「史上最高のツール・ド・フランス」のエントリーに書いたので、興味がある方はどうぞ。
また、75年のメルクスが殴られたエピソードは、ピュイ・ド・ドームでタイムを落としたわけではありません。その次のステージのプラ・ルーで最後の最後に失速するんですね。パンチが肝臓に入ったせいだとか、あのパンチは勝敗に関係ないとか、いまだにファンの間でいろいろかまびすしい事件ですので、安易にあれが原因で、しかもあのステージの遅れが大きく、6勝目を逃したとか言っちゃうのって、結構大胆だなぁと 笑)
まあ、あのビデオでも写っていたように、メルクスはゴール前数百メートルで殴られてもそのままゴールまで突っ走ります。そしてゴール後すぐに引き返して犯人を特定するわけです。昔読んだレス・ウッドランドというレポーターの本には、この時メルクスは犯人に賠償金を要求したと書いてありました 笑)
*
Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?
ジーモン・ゲシュケ: 逃げに乗れなかったのがとっても悔しいよ。でもいまとても素敵な休息日のホテルにいて、かなり気分がよくなったね。
C: ちょっと傷を掘っくり返すみたいだけど、「逃げに乗れなかった」ってとこにこだわるよ。どの逃げが決まるかは賭けみたいなものなのかい? それともアタックの瞬間にいた場所のせい? つまり君が逃げに乗れなかったのはどうして起きたことなんだい?
ゲ: 最初のアタックのとき、僕は残念だけど前にいなかったんだ。あれで逃げが決まるとは思ってなかった。だからその答えは両方だ。その後はもう何をやっても無駄だった。
C: うん、まだきっと逃げのチャンスは何回かあるよ。で、君にとって新たにお気に入りの山ができたってわけだね?
ゲ: いやあ、シャウインスラント【ゲシュケが住むフライブルクの有名な山】を超える山はないね 笑)
C: それじゃあ最後に休息日前のお約束だ。10段階で答えてね。明日の休息日に対する嬉しさは?
ゲ: 8だね。第9ステージはかなりなもんだった。でもこれまでのところ僕は集団の中で「しか」走ってないから、完全に疲れたというところまでは来てないよ。
C: ありがとう、ジーモン、うまく休んでね、また明日。
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昨日はフィリプセンがちょっと抜けてると思ったんですが、登りのスプリントだとそうはいかなかったようで、少し軽量のマス・ピーターセン(TVではマズ・ピーダースン)が勝ちました。
*
Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?
ジーモン・ゲシュケ: 最後の2時間は手をブレーキにずっとかけっぱなしだった。本当に激しいツールのステージってやつだった。
C: 君の目から見て、その理由はなに? コース? みんなが勝ちたがっていた? 逃げのせい?
ゲ: いずれにしてもジェットコースターみたいなコースだった。もちろんみんながゴールスプリントを想定していたこともある。
C: それは、メンタルもそうとう緊張するだろうね。そんな場合でもクールでいながら、それでもできるだけ前に位置して安全に行動するためのコツなんてあるのかな?
ゲ: うん、この競技で僕が大好きとはいえない面だよ。コツなんてない。前にいられるか、あるいは後ろで走るか。安全なのは前にいることだけど、風をまともに受けるからね。だけど、後ろにいれば、これはもう「洗濯機」の中みたいだからね。
C: あしたは伝説のピュイ・ド・ドームの山頂ゴールでツール第1週が終わるね。「超クライマー」たちは絶対勝ちたいと思ってるんだろうか、それともひょっとして逃げにチャンスがあるのかな? こういう特別な山はやっぱりモチベーションが上がるものかい?
ゲ: 明日の逃げのチャンスは50%はあると思う。伝説の山というのは僕はそれほど気にしないな。登りは明日の最後に来るだけだから同じだよ。
C: ありがとう、ジーモン、うまく休んでね、また明日。
*
というわけで、今日は35年ぶりにピュイ・ド・ドーム。35年前の1988年、当時の日本で映像が見られるはずはなく、1月以上遅れて入ってきたアメリカのWinning 誌の大判のツール特集で知ったわけですが。。。この時優勝したのはヴェルツというファゴールの選手でしたが、2位になったロルフ・ゲルツはこの年の年間最多勝で、春のクラシックでも勝っていたスーパー・コンフェックスの選手。当時としては珍しいドイツ人で、日本の雑誌などではほとんど名前が上がらないけど、贔屓にしてました 笑)

この山がゴールになったステージは1952年が最初で、この年号を聞いて優勝者が想像できるあなたはなかなか 笑)そう、コッピですね。その後も70年台は4回登場して、ズーテメルクとオカーニャが2勝ずつあげてます。
でもこの山が伝説の山となっているのは兎にも角にもツール史上最高の年かつ、史上最高のステージと言われている1964年のアンクティルとプリドールの一騎打ちですね。これについてはここでもとりあげたことがありますので、よろしければ。
史上最高のツール・ド・フランスへ。以前、「伝説の峠」という本でこの山は山頂が狭いから、もうツールのステージに登場することはないだろうと書いたんですが、今回はサポートカーなどはみんな下で待機させられるみたいですね。ラスト4キロは観客席もないということですが。
それと、思い出してみれば、ゲシュケが勝って涙に暮れたツールのステージは、やっぱり伝説(メルクスが敗れた!)のプラ・ルーでしたっけ 笑)
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一瞬ヤバイと思いましたが 笑) フィリプセンがちょっと頭抜けて強いですね。MVDPが牽引するんだから、まあ勝てなきゃ大チョンボ扱いになるでしょうけど。
*
Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?
ジーモン・ゲシュケ: リラックスしてたけど、そのわりにあっという間に終わったね。この二つの組み合わせはとてもいいよ 笑)
C: ゴールはとても激しかったかな? 総合を狙うチームが早めに前の方に出てきてたようだったけど。
ゲ: 4級の山【ゴール前40キロぐらい】の直前からすでにかなり激しかったね。今日のゴールもカーブやラウンドアバウトがあって簡単というわけにはいかなかった。
C: スタート前、プロトンではポギ・ヴィンゴ問題について話し合う時間があったかい? プロトンでは雰囲気はどんなかな? 優勝候補についてはみんななんて言ってる?
ゲ: ワンマンショーじゃないのはレースにとってはすごくいいことだと思うよ。でも、今日のプロトンないでは大きな話題にはなってなかったね。まだまだこれからもっとエキサイティングになると思うよ。僕の予想だと、パリでマイヨ・ジョーヌをきているのはポギだとおもうな。
C: ありがとう、ジーモン、うまく休んでね、また明日。
*
というわけで、ゲシュケの予想はポガチャル一票でした。まあ、見てて面白いし花があるのはポガチャルですが。。。
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インドゥラインが勝った1989年のツールのこのステージ、覚えてます、どころか、たぶんビデオがどこかにあるはずです。市川選手が解説で脇田さんが中継でした。あのとき市川さんが言った、「こんな大きな体でこれだけ登れちゃうって、うらやましいですね」の言葉が記憶にあります。あのころは自転車ロードレースの映像なんてそう簡単に見られなかったし、何度も繰り返し見たものでした。
というわけで、しかし、ポガチャル、いやぁ、面白い選手ですねぇ。なんでも積極的で、自分から何かしたがるタイプだけど、昨日はなんとなく抑え気味で、やっぱり調子が上がりきってないんだろうなぁ、今日もラストで引き離されてしまうのかな、と思っていたら、あれだもんね。
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Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?
ジーモン・ゲシュケ: 予想通りのピレネー大対決だったね。僕自身はかなり調子が良かったから、逃げに乗れなかったのが腹立たしいよ。でも今日はトゥールマレ峠が僕のゴールだったね。
C: ユンボが早くもトゥールマレであんなふうにスピードアップするなんて予想していた?
ゲ: うん、昨日はポギーが弱かったし、ユンボとしては今日ももう一度そうしたかったんだろう。だけど彼【ポガチャル】が状況を一変させることができたわけで、レースとしてはもちろん良かったよ。マイヨ・ジョーヌを手に入れはしたけど、彼ら【ユンボ】は満足してないだろうね。
C: ギヨーム【マルタン】も今日はちょっとタイムを失ったね。今後(遅くともアルプスでは)君たちはもっと攻撃的な戦術を取ることになるのかな?
ゲ: 今ピレネーが終わって、まだトップ10に入れるかどうかがわかるだろうし、僕らがどうすればいいかもわかるはずだ。いずれにしても、彼は僕らが考えていたより、そして僕らが望んでいた以上にタイムを失ってしまったからね。【マルタンは3分半以上おくれて、現在総合7分遅れの17位】
C: 君としては雰囲気を楽しめたかい?
ゲ: いつだって楽しんでいるよ。逃げに乗れる時も、集団の中でも、グルペットでも、ツールの雰囲気はもう唯一無二で、いつだってちょっとだけだけど羽が生えたように思わせてくれるんだ。
C: うまく休んでね、ありがとう、また明日。
*
で、ボーラのヒンドレイ、1日天下で終わってしまいました。相手が悪いよね。しょうがないかな。この後は表彰台を目指すしかないですね。。。ただ、3位に入る可能性は結構あると思うけど。。。
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いやあ、驚きのヒンドレイ爆走、驚きのポガチャル失速でした。残り40キロ、目が離せなくなりました。おかげで第4ステージのスプリント、まだビデオ見てまへん 笑)
*
Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?
ジーモン・ゲシュケ: 昨日よりはワット数ははるかに高かったね。でも調子は良かったし、ギヨーム【マルタン】を最後の山までアシストできた。あとから考えてみると、彼がヒンドレイのグループに入ってなかったのが残念だ。
C: どうしてあんなに強い選手が何人もいた集団を逃すようなことになったんだい? 始まってすぐの混沌状態の中、誰もきちんとコントロールすることができなかったってことかい? それとも他に理由があるのかな?
ゲ: 僕はギヨームのそばにいるよう言われていたから、そんなにきちんと把握できてたわけじゃないけど、逃げグループはずいぶん曲がりくねったアップダウンのある区間で行ったんだ。それも大きかったね。でも僕だってUAEがあんなになるなんてびっくりしたよ。
C: おかげで今日は予想以上にハードな1日になったね。今日の結果を見れば、優勝候補たちの力がはっきりしたんじゃない?
ゲ: いや、僕は今日がそんなに楽なステージになるとはもともと思ってなかったよ。カードは机の上に置かれてはっきりしたけど、まだ15もステージが残ってる。まだ何も決まってないけど、現時点でどの選手が絶好調かはわかったし、ちょっとだけ絶好調に欠けているのが誰かもわかったっていうことだね。
C: ありがとう、ジーモン、うまく休んでね、また明日。
*
ツール・ド・スイスでガルってだれ?と書いたばかりのオーストリア人、この日も目立ってました。まだ目立ちそうな予感がします。
一方ボーラとしては、あの大きな逃げにコンラートとブーフマンも入れたのが勝因でしょう。序盤差を広げるためにコンラートが積極的にペースを上げ、おかげでブーフマンが力を温存できて、最後までアシスト役に徹することができたということでしょう。
ボーラは初めてのマイヨ・ジョーヌですかね。去年数秒でケムナが逃したから、ついに、という気分でしょう。しばらくはこのままいくんでしょうか? なんかポガチャルが予測できない動きをしそう。まあ、私の予想はまず当たらないけど 笑)
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昨夜も残り40キロ以上の時点で、今日朝が早いので寝ました。帰ってきてから阪神戦を見てたのでまだビデオも見ていない状態ですが、もう第5ステージが始まってますね 笑)
*
Cyclingmagazine : 今日はどんな日(あくびアイコン)だった?
ジーモン・ゲシュケ: 何キロ走ったか数えて、1時間ほど押し合いへし合いして、シャワー。そうだね、なんか退屈な1日と言っていいんだろうね。
C: 序盤は、誰が逃げる準備ができるてるかどうかって、プロトン内で話題になっていたの? 本気での逃げはないと思っていたかい?
ゲ: こうなるのはわかっていたけど、のんびりしたステージより悪いこともある。みんなツールの難しさは知っていると思うよ。
C: 明日いよいよだね。本物の山が出てくる。君は期待を感じている? それとも恐れ? でも長年の経験から、単に普通の仕事の日に過ぎないのかな?
ゲ: どちらかと言えば恐れかな。最初の本格的な山岳ステージだよ、自分の調子がどんなかは正確にはわからないからね。それにツールに普通の仕事の日なんてないよ。あらゆることを想定していたほうがいいからね。
C: ありがとう、ジーモン、うまく休んでね、また明日。
*
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ちょっと2日遅れのニュースですが、ボーラ、せっかくのツール・スペシャル・ミントグリーンのマイヨでの出場でしたが、初日だけで主催者の ASO から、マイヨ・ヴェールに近すぎると苦情が出て、第二ステージから元のマイヨに戻されてしまいました。
ところで、昨夜はさすがに途中が単調すぎて寝ました。先ほどビデオで残り20キロから見ましたが、拙ブログとしてはカヴェンディッシュが勝たなくて良かったと言っておきましょう 笑)
*
Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?
ジーモン・ゲシュケ: 今日はほんと、かなりリラックスしてた。みんな最初の二つのステージは良い感じだったんだと思う。でも、今日の最後はもちろんいつものようにかなりのストレスだった。幸いなことにみんな上手く切り抜けられたね。
C: 今日の最後の勝負所はどこから始まったの? あらかじめスプリントになることはみんなわかっていたんだろうから、かなり長い時間リラックスして走ったんじゃないの?
ゲ: ゴール前50キロぐらいからもうナーバスになってたよ。正直言って、こんなのツールでしかあり得ないね。最初のスプリントの日だからね、まだみんなフレッシュだし、スプリンターたちも全員揃っているし、リードアウトもまだ完璧だよ。ツールの後半になると、大抵はこうならないからね。
C: 今日もまたコース上の鋲について話題になったかい【前日の第2ステージで残り40キロの地点で何者かによって鋲が撒かれ、何人もの選手がパンクしたそうです】? 今日も何人かパンクしていたと思うけど、なにかそんな話はあったのかい?
ゲ: 今日はなかった。でも昨日は鋲が巻かれていたのは間違いない。ああいうことは昨日だけにしてほしいよ。
C: ヴィクトルは今日はとてもクレバーにグリーンマイヨを守ったね【残り130キロの唯一のスプリントポイントで3位狙いで単独で飛び出したシーンのこと】。あのアイデアは彼が自分で考えたの? それとも監督からの指示?
ゲ: あのアイデアはレース中にブライアン・コカールが言ったんだ。他のみんなはびっくりしてたよ。でも明日も緑のマイヨを着るためのスーパーアクションだったね。
C: すごかったよ! ありがとう、ジーモン、うまく休んでね、また明日。
*
ボーラも、ファン・ポッペルとメーウスでしょうか、二人が後ろの方でチラチラと見えてましたが、前に上がれないままのスプリントでした。
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あれだけユンボが集団コントロールしてるなかを、集団のかなり後ろの方から一気にアタック、なんとも格好良い勝ち方でした、ヴィクトル・ラフェ。
しかし、コフィディスのツールでのステージ優勝が15年ぶりってのも驚きです。15年前といえば拙ブログを始める前ですね。アタックしてから最後の1キロの平均時速56キロ強だったそうです。
*
Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?
ジーモン・ゲシュケ: ヴィクトルのおかげで今日は僕も楽しい日になったよ。いずれにしてもチームの雰囲気にとって、序盤のステージで勝つことより良いことはないからね。
C: おめでとう! 現在の調子から考えて、今日は彼が勝利を狙いにいくことを想定していたの?
ゲ: いや、僕らはこのステージを少し甘く考えていて、もっと大きな集団でゴールするだろうと思っていた。予定外にうまく行って、嬉しさも倍増だよ。
C: 前半の逃げは3人しかいなかったね。だけど序盤は集団のペースをゆっくりだったの? それともすでにかなり上がっていたの?
ゲ: かなり上がっていたと思うよ。あのメンツだったからそうせざるを得なかったんだと思う。いずれにしても明日はもう少しのんびりの1日になってほしいね。
C: そこで一番聞きたいのは、君としてはもう少しバスクにいたかった? それとも今となるともう少しのんびりの日のほうがいい? パフォーマンスのレベルが全体的にかなり高いよね? どう?
ゲ: バスク地方としてはヒューマンな2ステージだったよ。ここではもっとひどい登りを走ったことがあるからね。ツールの基本的なスピードは、いつでも他のレースより2km/h ほど早いと感じるんだ。どうやら今年も、みんな良いトレーニングを積んできたみたいだね。
C: ヴィクトルと楽しい乾杯を! うまく休んでね。ありがとう、また明日。乾杯!
*
昨日のツィンマーマンが山岳賞を狙って逃げるという予想は、まあ、拙ブログらしく、まるで外れましたが、最後の登りでドイツチャンプマイヨのブーフマンがアタックしたのはびっくりでした。まあ、すぐに捕まって、いわゆるチョイ逃げみたいになってしまいましたが。。。でもドイツ選手権でも70キロ独走だったし、調子はいいんでしょう。今後に期待です。
しかし、ポガチャルは面白いですねぇ。山岳ポイントのボーナス取りに行って、そのまま逃げちゃおうとしてましたからねぇ。
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始まってしまいました。初日から双子で逃げてアダムがサイモンを破った以上に、ちょっとがっかりがマスとカラパスのリタイアですねぇ。
というわけで恒例 Cyclingmagazine.de のツィートレース日記は今回もサイモンならぬジーモン・ゲシュケでした。
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Cyclingmagazine : 今日はどんな日だった?
ジーモン・ゲシュケ: バスクカントリーからオラ・トドス、遠藤の雰囲気はとんでもなかったし、調子も悪くなかったよ。おおむねうまく行った第一ステージだったね。
C: いつもの通りストレスフルだし激しいステージだったの? それともコースがハードだったから、ツールのスタートステージとしてはいつもより穏やかだったのかな?
ゲ: 平坦ステージよりは少し穏やかだったのは確かだよ。僕としてはこういう地形のほうが気持ちがいい。グラン・デパールがこういうのって好きだね。
C: 君のチームはヴィクトル・ラフェがむちゃくちゃ強かったね。ギヨーム・マルタンは追走の第二グループだったけど。今日は君たちにとって自信になったのかな?
ゲ: ヴィクトルは調子がいいととんでもないパフォーマンスを発揮することがあるんだ。今日は本当に強かったね。イエーツ兄弟に届かなかったのは残念だけど。ギヨームも良かったよ。僕らはうまくスタートを切れたよ。これが一番だね。
C: ありがとう、ジーモン、うまく休んでまた明日。
*
たしか1977年のツールが同様にスペインからピレネーを超えるステージが最初にあって、ディートリヒ・チューラォが優勝して、1週間マイヨ・ジョーヌを着続けるんだったと思います。今回はどうなるでしょう。
ところで、予言しておきましょう 笑)今日はツィンマーマンが山岳賞を狙って逃げに乗る!
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スイスが始まる前には調子が上がってるし、ツールのメンバーになる自信はあると言っていたゲシュケでしたが、スイスでもあまり目立たず、ドイツナショナル選手権もトップ10には入ったけど、あまり見せ場はなかったようで、どうなるかな、と思っていたんですが。。。この選手も拙ブログでは最初の頃から繰り返し登場してきた選手です。今検索したら、初登場は2011年8月末でした(興味があればカテゴリーの「ゲシュケ」で見てみてみてね)。当時はスキル・シマノで土井選手と小柄な二人がよく集団のペースを作っていたという印象があります。
15年には伝説のプラ・ルーでステージ優勝して、ヒゲのゲシュケとして有名になり、去年は後一歩で山岳赤玉ジャージを逃したものの、すでに日本でも有名選手になりました。
今度のツールは最初の発表の5人に名前が載ってなかったけど、滑り込みました。ギヨーム・マルタンとイオン・イサギレの山でのアシストという役割でしょう。
一方で、ボーラも1人だけ空席だったんですが、一昨年ステージをとったコンラートが選ばれました。総合はヒンドレイに狙わせ、ブーフマンとコンラートを山岳でのアシストにして、ステージ狙いはポリットとボブ・ユンゲルス、スプリントはベネットではなくヨルディ・メーウス、ダニー・ファン・ポッペルとマルコ・ハラーが発射台というところでしょうか。
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TTで勝ったポリットがダブルで取るかも、いや、ボーラの戦略としては今度は別の誰かを片瀬に行くかも、と色々考えていましたが、盤石の布陣で表彰台独占でした。2位はジロでブレークしたデンツ、3位はTTに次いで銅メダルのシャハマンでした。
ブーフマンは70キロ独走の勝利ですが、昨夜、残り50キロぐらいのところでHPでの文字速報を見たら、ブーフマンが1分45秒の差でリードしていて、追走集団は10人ぐらいだけど、ボーラのデンツとケムナが入り、さらに後ろの集団にもポリットやシャハマン、ツヴィーホフらがいたので、もう完全にボーラがコントロールしてるし、これは逃げ切っちゃうな、と思いましたが、その通りになりました。
ブーフマンの話。「とてもバタバタしたレースで、みんなが逃げたがっていた。集団が極端に伸び縮みして、落車の可能性も高く、危険だと思ったんだ。だから逃げたほうがいいと思ってアタックした。
とにかく嬉しい。この数年間は何をやってもうまくいかなかった。だからドイツチャンピオンになれたのはとても大きい。ツール・ド・フランスへもモチベーションが高まった。ともかく調子が上がってるのがわかったのがよかった。ツールにチャンピオンジャージで出場できるのが楽しみだ。」
各国の国内選手権は、オーストリアは
去年はボーラの選手がたくさんいたので圧勝の談合レースでしたが 笑)今年はミュールベルガーが独走でした。
デンマークはスイスを取ったばかりのスケルモーゼが、これも独走で優勝。フランスでもヴァランタン・マドゥアスが独走、ハンガリーでもアッチラ大王ヴァルテルが2分半の差をつけて独走、日本でも山本大喜が独走と、各国で大差独走優勝が多いですね。
その他、オランダはファン・バーレ、スロヴェニアのポガチャル、ベルギーのエフェネプール、スイスのヒルシ、アメリカはクイン・シモンズ、カザフはルチェンコと、誰も驚かないメンバーが、エフェネプール以外ほぼ独走でナショナルチャンピオンになりましたが、スペインはラスカノって誰? アジュソが惜しくも2位でした。
何人かのゴールスプリントで決まったのはイタリアのヴェラスコとか、チェコのマチアス・ヴァチェクぐらいでしょうか。 あ、エフェネプールも1対1でのスプリントでした。
しかし、各国のリザルトを見ると、やっぱりナショナル選手権って出場選手のレベル差が結構あるんでしょうね。どこの国でも完走者が少ないです。
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いやぁ、ケムナの連覇は固いと思っていただけに、ビックリの結果となりました。ポリットがTT初優勝。ケムナは9位に沈みました。なにがあったんでしょう?? rsn でも cyclingnews.de でもケムナの名前が出てくるニュースがありませんから、なにかトラブルがあったわけではないのでしょう。
戦前の予想ではケムナの連覇の可能性が高いと言っていたし、ケムナ自身も調子は上昇傾向で、TTもロードも準備は万全と言っていたんですがねぇ。いや、ポリットだって去年はTT3位、ロード優勝と強いのは間違い無いんですが。。。
優勝したポリットの話。「序盤は自分としてはそれほどスピードを出している感じではなかった。オーバーペースが怖かったんだ。だから最初の計測ポイントでベストタイムだと車から聞かされてびっくりしたよ。そのあとは一定のスピードで走れたし、もちろんチャンピオンのタイトルは嬉しいよ。すでにドゥフィネでもいい感じだった。今度の土曜日(ツール)にはどうなっているかな。
一方、ボーラのチームメイトで3位に入ったシャハマンはツールには出ないと断言。
シャハマンの話。「途中でニールスが僕よりちょっと速いと聞かされたけど、この後の坂は彼より僕向きだと思っていた。でもそうでもなかったんだね。でも、また調子が上向いてきたのが嬉しいよ。でも、ツールには出ない。もっと慎重に行きたいんだ。今ツールに出たらまた大きな問題を抱えそうだ。いまは、今後はシーズン後半に向けて調子を整えていきたい。まだ詳しいことは言えないけどね。」
ボーラのツールメンバーは7人が発表されていて、後一人、山岳アシストが選ばれるはずで、シャハマンもあるんじゃないかと言われていたんですが、発表前に本人があっさり断言しちゃいました。
言い忘れてましたが、2位に入ったのはミゲル・ハイデマンという25歳の選手。所属はコンチネンタルチームのレオパード・トークト。2年前にもドイツ選手権のTTでトニ・マルティンに次いで2位になったことがあるそうです。さて、今夜は男子エリートロードです。
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FBから借りてきました。今年のジロ・ディ・イタリア19ステージです。
左から言わずと知れたアラシロ、ジュッターリーン、ポイント賞のミラン、パスカロンです。まあ、ロードレースの世界ではよくあるシーンと言えるでしょう。ゴールラインを越えるところでしょうか。
ミランの疲れ切った顔、他の3人は多少の余裕がある様子が見て取れますね。言うまでもなくジノ・メーダーのチームです。みんなショックを受けているでしょうね。
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表題の文言は最近漫画かなんかで有名らしいけど、僕は大昔見た映画「戦艦ポチョムキン」で出てきたのが最初かも。反乱を起こしたポチョムキン号がたくさんの戦艦に追われて今まさに攻撃されるか、という緊迫のラスト近くで出てくるんですが、沼野充義はどこかで、あれは明確な誤訳。「一隻をみんなで? みんなに一艘で?」という意味だと書いていました。
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