しかし最後の山がとんでもないですね。のぼり始めのところがつづら折り。こりゃあマルティンは無理だわ。登りゴールのTT、世界戦の個人TTのコースってあまりこういうのぼりは入れてこなかったと思うんだけど。。。平均時速も40キロになかなかならないですね。
だけど、これだけ登りでスピードが落ち、しかも道は狭くて、これはこれで現地で見ている人はかなり楽しめますね。一人一人やってくるんだものね。
追記
というわけでデュムランが圧勝でした。 まあ、何はともあれフルームの変形トリプルクラウンはなりませんでした。まあ、まだわからないけど。

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いやぁ、連覇です。しかし、これでヨーロッパチャンピオンマイヨが見られないのが、ちょっと残念。
しかし、去年はソロアタックを決めて、今年は大集団スプリントで、何をやっても勝っちゃう強さ。しかし、レースとしては面白くなかったですね。いや、映像は見てないけど、各所のライブブログやツィッターで追っかけただけだけど、横風分裂で集団が分かれたら、あとは最後の最後になるまで、これといって動かずだったんじゃないでしょうか?後ろで追いかけたデーゲがイラついて水ぶっかけたぐらいで、ドイツチームは全滅 笑)
22:57追記…
あちこちで出ているラストのゴールスプリントシーンビデオを見ると、サガン、ラスト200メートルぐらいでは前から7番目ぐらいで、そこから向かって一番左側をうまく抜けて伸びてます。カブが追いつかないのは、直前の風邪のせい?

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「ブラームスはお好き」はたぶん大昔に題名に引かれて読んだような気がするけど内容はあまりはっきり覚えてません。あ、これはフランソワーズ・サガン 笑)
残り3キロ弱ぐらいの最後から二つ目の登りで見事に飛び出しに成功しましたね。その前の登りでズデネク・スティバルがアタックして、デーゲンコルプが追いかけ、さらにニキ・テルプストラがアタックしたりしたようですが、結局ここっていうところでサガンのアタックが成功。フレフ・ファン・アフェルマートとデーゲンコルプが追いかけたけど、追いつけなかったですね。
結果、デーゲは最後のところで動きすぎがたたったのか、29位と沈没でした。
サガンがアルカンシェル。何しろ目立つ選手だし、世界中で人気があるし、なにより勝ち方もガッツポーズも表彰台でも、やることなすこと何もかもがノンシャラン、なにか力が入っていないような雰囲気があります。デーゲンコルプがなにか悲壮感(責任感と言い換えても良いかな? )があるような、深刻で重い感じなのに対して、なにしろかろやか。サガンが勝つときはなにかとても簡単なことを簡単にしたような雰囲気があります。
良い選手がアルカンシェルになったんじゃないかと思いますね。さいたまクリテ来るのかな?
最後になっちゃったけど、アラシロの17位も快挙と言って良いでしょう。発射台になる選手がいたり、うまく強い選手の後ろに付ければ、もっと上位だったんでしょうけどね。

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オーストラリアならぬオーストリア、最近ではドーピングでツール失格になり、その後さっさと告白して引退したベルンハルト・コールが思い浮かびますが、ジュニアの部でフェリックス・ガルという選手の優勝でした。世界戦でオーストリア人が優勝することがそもそも初の快挙。リーエンツ出身の17歳だそうです。リーエンツは1994年のジロ・ディ・イタリアでパンターニが衝撃的なデビューを果たしてステージ優勝を挙げたチロルの町です。
ゴールまで12キロのところで集団から抜け出て単独で逃げ続け、間一髪の差で後ろから追いかけてきたフランスのクレマン・ブトワ=スイルをかわしたようです。
ガルの話。「最後の数キロは追いつかれるのではないかと不安で一杯だった。」
ブトワ=スイルの話。「ゴール前250メートルからスプリントしたけど、レースが2メートル短かった。もちろんがっかりだけど、やれることはやった。」
3位はデンマークのラスムス・ペダースンが1秒遅れ。4位にはスイスのレト・ミュラーがドイツのマルティン・ザロモンとイタリアのニコラ・コンツィにスプリント勝ちでした。ジュニアのTTは連覇したドイツでしたが、ロードの方は去年のヨナス・ボーケローに続くタイトルは逃しましたが、5位なら充分でしょうね。
U23でファン・ホーイドンクが転んだところは、このレースでもどうやら鬼門のようで、かなり多くの選手がこの石畳の上り坂で転んだようです。同様に小雨状態だったようですが。さて、今日のエリートのロードは天候はどうでしょう。

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ケムナは10位でした。なんか残り5キロを切ってから、決定的なところで2回の落車が大きく影響したようです。最初はU23個人TTで優勝したシュミットが転けて、続いて石畳の上り坂でファン・ホーイドンクが転けて、これでレースがぐちゃぐちゃになっちゃいましたね。このぐちゃぐちゃ状態からフランスのルダノワが抜け出て、後ろの追走もそれぞれ一人ずつっていう感じで、力勝負でルダノワの逃げ切りでした。ラスト数百メートルでイタリアのシモーネ・コンソッニがものすごい勢いで追いつきますが、あと30メートルあれば逆転できたかも。でも、なによりコンソッニがアタックするまえにフランスの三位になったアントニ・テュルギが押さえていたので、チームプレイとしてもうまくいったのでしょう。
rsnの評では一番強かったのはイタリアのダヴィド・マルティネッリだったと言うことですが。しかし、最後はかなりえげつないコースです。こちらのYouTubeは4時間ぐらいから見るのがよろしいかと。
しかし何人かの選手の名前に聞き覚えのある名前が多いけど、ちょうど90年全後に活躍していた選手たちの子供ですかね? ファン・ホーイドンクなんて、当時とても魅力ある巨漢選手だったし、89年の立川であったスーパークリテリウムの2回目で優勝した選手です。フランドルでも2勝ぐらいしているし、この名前からして恐らくあのファン・ホーイドンクの息子でしょうね。
ルダノワもひょっとして当時この名前の選手がいましたが、その息子かも?? さらに19位のベルギーのファラゼィンもこの名前の選手がやっぱり90年代にいましたが。。。

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いやあ、バルベルデ以外なら誰でも良いって思ったんですが、まさかミヒャウ・クヴィアトコフスキが逃げ切っちゃうとは思わなかったですね。しかし、逃げてる4人が捕まる直前にアタックして前に追いついて、さらにそこからふたたびアタック。
もう、お見事! と言うしかない。大集団のスプリントじゃないことを願っていましたが、レースとしても素晴らしかったんじゃないでしょうか。
ポーランド人は史上初ですね。アマチュアでは89年、宇都宮の前年にハルプチョクという美男選手が優勝したのがすごく印象に残ってますが。
最後の登り、デーゲンコルプをネルツが引っ張っていましたが、結局デーゲンコルプは9位止まりでした。まあ、病み上がりだし上出来でしょう。マルティンも単独で逃げたし、私としては十分楽しめました。

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ジュニアと順番が逆になってしまいましたが、昨日行われたU23の話題です。
2017年の世界戦はノルウェーのベルゲンだと発表されたら、24時間後にノルウェー大成功のU23でした。優勝が単独で逃げたスヴェン・エリック・ビストレーム、3位がクリストファー・シェルピング、5位にソンドレ・ホルスト・エンゲルとベスト5に3人です。過去を遡ればイタリアやベルギーならありそうだけど、ノルウェーですよ。
2位にはカレブ・ユアン。この人はスプリントが強いですね。この世代ではダントツでしょう。顔の感じはアジア系か、それともアボリジニの血が混じっているのでしょうか? そういえば、むかしのオーストラリアの女性テニス選手にアボリジニのイボンヌ・グーラゴングという選手がいました。当時は美人で笑わないクリス・エバートというのが人気がありましたが、私はもう圧倒的にグーラゴングを応援してましたっけ。ナブラチロヴァは論外でしたね 笑)
4位はベルギーのティーシィ・ベノートとなり、ドイツでは拙ブログひいきのジルヴィオ・ヘアクロッツ君は9位でした。まあ、ピュアスプリンターじゃないからこの順位は上出来でしょうね。ただなぁ、去年は8位だったからなぁ。
昨日は途中までライブストリームで見ていたんですが、どうにも眠くて、途中で諦めたのでした。ドイツはチームとしては非常に攻撃的にでて、ルーベン・ツェプントケという選手が逃げたりして、しかもかなり積極的に引いてましたが、オーストラリアがチームとしてはものすごく強かったですね。バンバン引っ張っていました。ツェプントケどうなったかな?と思いながら寝ちゃったんですが、結果的には捕まって遅れて、というおきまりのパターンだったようです。
YouTubeで見ると、優勝したビストレーム、まあ、鮮やかなカウンターアタックでした。来年カチューシャでプロ契約だそうです。しかし、ノルウェーはあんな寒い、自転車に乗れる季節なんてかなり限定されてると思われる国なのに、強い選手がずいぶん出てきますね。

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ドイツ人が勝ちました。ヨーナス・ボーケローという選手。最後のスプリントの伸びはピカイチでしたが、YouTubeで見る限り、その前に逃げたり引っ張ったりしていたクリスチャン・コッホという選手が強かったという印象です。
このボーケロー君、次代のデーゲンコルプ、という感じでしょうか? そういえば顔もちょっと似たタイプです。髪型は去年のキッテルですが 笑) ジュニアはこのボーケローといい、TTのケムナといい、数年後が楽しみ、となりますかね?
エキップ・アサダの石上優大選手も同タイムの17位に入ってますね。これは立派。

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ネルツの facebook に現状がでてました。まあ、どこも折れてないし、落車当初の座骨神経も問題なかったようで、良かったです。
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みんなのやさしい言葉に感謝。日曜日はもうあそこまでで、3度目の落車の後完全におわっちゃった。今日もう一度医者のチェックを受けた。医者が言うには、まずまずの状態ですべて順調だそうだ。明日にはまたトレーニングを再開して、北京一周に向けて調子を整えていきたい。
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一方、やっぱりヴェークマンは落車で遅れたようです。こちらはツィッターで一言。
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言った通り、とんでもなかったね。落車2回だ。でも完走できてハッピーだよ
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rsn によると、レーサーパンツは穴が開いて血まみれでゴールしたそうで、やっぱり、ラスト2周目で落車で遅れたようです。
「最初は右のお尻、二度目は左のお尻を打ったけど、路面が滑るので、パンツに穴が開いただけで済んだよ。どちらもスピードが出てるときだったんで、すごく遠くまで滑っていったよ。」最初は集団にすぐに復帰できたようですが、二度目はそれで終わっちゃったようです。「ラストで何かできると思っていたんだけどね。。。でも僕らのチームの成績としては誇れるんじゃないかな。」
で、誇れる理由は14位にゲシュケが入ったことでしょうか。でも rsn によれば、本人はちょっと悔しがっていますね。
「スプリントには満足してないよ。ゴール500メートル前で最高のポジションにつけたんだ。いつでもこんなだね。うまくいかない。スプリンターのタイミングっていう奴は本能的なものなんだ。ぼくにはたぶんそれが欠けているんだろうね。」
ゲシュケはツールでも少人数のスプリントで優勝のチャンスがあったのにねぇ。とうちゃんはかつてのスプリントの世界チャンピオンなんだけどね。それと、この人のプロ一勝目はパリ〜ニースでの集団スプリントでのステージ優勝なんですよね。スプリントはあるんだろうと思うんだけどなぁ。

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最後、ロドリゲスなら許すが、バルベルデは許さん 笑) まあ、ニバリでも良いけど、って思っていたんですが、まさか、の、ルイ・ダ・コスタでした。
ポルトガルの世界チャンピオンは初めてでしょうね? これまでも強い選手はいたんですけどね。80年代のアカシオ・ダ・シルバとか、もう少し前の、ツールで総合3位になったこともあるアゴスティーニョとか(この人はレース中に犬と激突して死んじゃったんだよね)。
しかし、ネルツに期待したら2周で落車リタイア、それならヴェークマンと思ったら、残り2周ぐらいではもういなくなってました。千切れたんじゃなく、やっぱり落車かトラブルだと思うけど。。。で続いて、ひょっとしてデーゲンコルプと思ったら、やっぱり最後の長い登りで千切れてしまいました。で、一番期待度が低かったと思うんですがね、ゲシュケが14位。これはこのコースでは大大大健闘でしたね。

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なんてこったあ、ついてないですねぇ。2周回で3回落車して、同じBMCのカーデル・エヴァンズと一緒にリタイアだそうです。左の腰にかなりひどい打撲を負って、座骨神経も影響を受けたようで足がほとんど動かない状態だとのこと。ただいまチームバス内で治療中だとのことです。ただ、今後のジロ・デ・ロンバルディアには出場できるだろうという見通しだそうです。怪我が軽いことを祈りましょう。
エヴァンズとネルツ以外にもフルームもキンターナもサミュエル・サンチェスもバルギルもクヴィアトコフスキも、ヴァン・ガードレンもホーナーもリタイアです。みんな上位入賞が狙えるようなメンバーだったのにね。
ドイツチームは、ネルツ以外はみんなまだ集団にいますね。登りになるとヴェークマンやブルクハルトが前の方で目立ってます。ちょっと後ろにデーゲンコルプがいて、30番手以下にマルテンスとゲシュケがいるというケースが多いようです。雨でスピードがやや落ち気味なのかな。デーゲンコルプで勝負させようという魂胆でしょうか?

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世界戦のジュニアで優勝したマチュウ・ファン・デル・プールという選手の名前を見て、ひょっとして、と思ったのですが、やっぱりでした。父親はアドリ・ファン・デル・プールですね。80年代後半にツール・デ・フランドル(ロンデ・ファン・フランデレン)やリエージュ・バストーニュ・リエージュやアムステル・ゴールドに優勝している名選手です。とくにフランドルではショーン・ケリーにスプリントで勝って、ケリーの5大クラシック制覇を阻んだのでした。晩年はシクロ・クロスで世界チャンピオンになっているから、その方面でも有名ですね。で、母親は永遠の二番手レイモン・プリドールの娘ですね。
というわけで、エース格に昇進したネルツ君始め、ドイツチームの共同インタビューがあったようで、rsn が記事にしてます。
rsn では、ネルツなんて1年半前は、ドイツのかなり熱狂的な自転車レースファンでなければ知らない名前だったなんて言ってます(ちなみに
拙ブログでの初登場は2010年3月ですね。 まあ、成績とかなんとかじゃなくルックスに引かれたんですけどね 笑)って書くとアンコウはそっち系の人?なんていわれるかもしれませんが、ちがいます 断) 昔の自分を見ているみたいだってことです 爆)
ネルツにかんしては、去年ツールに初出場したけど、目立った成績はなかったのに、今年のブエルタではトップテンに2度も入り、特にアングリルでの6位は特筆ものだけど、この1年で大きく伸びたのか、という質問に、「去年の夏も、今年のブエルタと同じように調子は絶好調だった。でもツールでは当時のエースのニバリをアシストして、力を出し尽くさなければならなかったので、最後に勝負に加わることはできなかったんだ」と答えてます。
では、レースではニバリをマークするのか、という質問には、「ぼくにはブルギィ【マルクス・ブルクハルト】がいるからね、レース中は彼のそばにいて、その指示に従うよ」とのこと。
同時に、彼としては272キロという距離も、まだほとんどこの距離のレースを走ったことがないとのことで、不安材料だと言っています。それからブエルタの疲れが完全に取れているかどうかを質問されると、「先週のトレーニングは非常に上手くできたし、疲れすぎることがないようにリズムを大切にした。今は100%絶好調だよ」と頼もしい答え。
まあ、コース的にはネルツ向きなんでしょう。本来ならデーゲンコルプを最後まで連れて行きたい所なんでしょうけど、コース的にちょっときつそう。中切れもあり得るし、ネルツのボディーガードをつとめるブルクハルトも、「前半を前の方で走ることが絶対に大切だ。特に雨になったら前のほうにいなければ駄目だね。少なくとも50番手以内でないといけない」と言ってますね。
そういえば、23日のネルツのfacebookに走行距離283キロの PowerControl7(むちゃくちゃ高いプロ向けサイクルコンピューター) とネルツの憔悴しきった顔の写真がアップされていましたっけ。
さて、今日はスカパーでは競輪チャンネルでライブ放送をやるみたいですが、契約してないしね。 YouTube の実況を見ながら、ドイツチームの応援をコメントに書き込んでみますかね。まあ、いきなりドイツ人のアルカンシェルは無謀なので、トップ10ってところで手を打ちますかね。

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うーん、女子ロードのライブストリーム中ですが、エイプリルフールみたいなニュースが飛び込んできました。rsnによると、夜陰に乗じてロシアチームの自転車16台すべてが盗まれたそうで、日曜日のスタートが危うい状態だそうです。
カチューシャのチームバスが大急ぎでスペアバイクをフィレンツェまで届けることができるのかどうなのか。。。まあ、犯人が捕まって自転車が戻れば一番良いんでしょうけどね。
大昔、ツール・ド・北海道だったかなぁ? ブリジストンのスプリンター鈴木光弘選手のバイクがスタート直前に盗まれるという事件があったような。。。

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いや、強かったですね。スタート直後の登りパートはカンチェラーラから10秒ぐらい遅れていたのに、途中で並んでひっくり返したら、あとはどんどん差を広げて完勝でした。一方カンチェラーラがあんなふうに後半遅れてウィギンズにひっくり返されるとは思わなかったですね。
若手のイタリア人マロリがもっとやるんじゃないかと思っていたんだけどねぇ。マルティンをいずれ破るんじゃないかと思っていたけど、これだと、まだしばらくは無理でしょうかね。
一方、パトリック・グレッチュ暫定一位予想は見事に外れました 笑) まあ、来年はアージェードゥーゼルに移籍らしいですけどね。U23時代のチームメイトだったキッテルとデーゲンコルプに比べて、今ひとつも二つも伸び悩んでいる感じですから、環境変えて気分も変えて、成績も変わると良いけど。
一方のラジオの方は栗村節炸裂。いやぁ、あの間のタイミングとユーモアのセンスは、現在ピカイチの自転車レースの知見を抜きにしても、充分おもしろいです。

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スタート順位を見ると、パトリック・グレッチュがしばらくの間はトップでいられそうな予感。一方、ラジオの日本放送では夜10時から小島慶子と栗村修さんのオールナイトニッポンなんてのをやりますね。radiko.jp でパソコンでも聞けるので、これを聞きながらライブストリームを見ることにします。
ライブストリームはこちら最後の三人がウィギンズ、カンチェラーラ、マルティンと、これはちょっとワクワクしますね。マルティン自身は「追われるよりは追うほうがいい」って、まあ、みんなそうでしょうね。チームTTみたいに、ホントに僅差になったら後からスタートの方が絶対有利でしょうからね。

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すでに書いたように、ドイツの場合、世界選手権の出場選手を決めるのはドイツ自転車連盟なんですね。rad-net.de で、そこの会長が選手の選考について大体こんな風に答えてます。
選手選考は簡単ではなかった。結局クラシックレーサーとステージレーサーの混合チームにすることにした。エースはブエルタで総合14位になったネルツで、アシストとしてクラシックスペシャリストのファビアン・ヴェークマンとパウル・マルテンスとジーモン・ゲシュケを当てる。さらにネルツのチームメイトのマルクス・ブルクハルトをネルツを守るために張り付かせる。ブルクハルトはすでに何度か世界戦でよいレースをしている。サバイバルコースだが、もしゴールスプリントになるようならジョン・デーゲンコルプを登れるスプリンターとしてジョーカーとして自由に動けるようにさせる。
去年はデーゲンコルプが4位で、ヴェークマンも先頭集団ゴールでした。まあ、プロフィールマップを見てもよくわからないけど、600メートル一直線の最大16%なんていう短くてきつい登りがゴール5キロぐらい前にあるから、そこでアタック合戦でしょうね。でも最後が2キロぐらいの平坦路で、しかもゴール前1キロは定規で引いたみたいな直線路みたいですね。コース的にはジルベールの2連覇もありえそうな気がしますが、地元イタリアはどんなメンバーで来るんだろう?

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この世界戦を最後に引退すると言っているフレイレ、ゴール後に怒り狂ってます。レース前の打ち合わせでは、最後のカウベルフまで来たら、スペインチームは全員でフレイレのアシストをするという約束になっていたそうなんですが、バルベルデがフレイレのアシストどころか、ひとりで行ってしまったわけです。
フレイレの話。「僕はすべきことをすべてした。しかし腹が立つのは、当初の決定を無視する奴がいたってことだ。最低だよ。」
と、まあスペインチームは強い選手が何人もいるからね。それに対してドイツチームは、メダルは逃したけど、うまくまとまっていました。
デーゲンコルプの話。「辛いよ。世界チャンピオンになるチャンスなんてそうないもん。たしかに、カウベルフでのジルベールのアタックについて行けなかったけど、でもメダルが欲しかったなぁ。4位ってのは一番悔しいけど、でもこの成績は来年のための良いモチベーションになるよ。みんなでビールを一杯か二杯飲んだら、きっとこれも笑い話になるよね。ただねぇ、僕は喜んで良いのか、逃したチャンスに腹を立てればいいのか、なんかよく分からないんだよね。チームのためには残念だったよ。できることならやり直したい。」
ヴェークマンの話。「たしかにね、4位ってのは木のメダルだ。でも顔を上げられないような成績じゃないよ。ぼくらのチームとしてはガッカリはしているけど、絶望するようなものではないね。」
ゲシュケの話。「ぼくはレースにとても満足しているよ。僕たちはミスをしなかった。だけどメダルには後一歩だったってことさ。」
フレーリンガーの話。「一瞬、コントロールできなかった瞬間があって、それで逃げの集団を許容してしまった。でもぼくらはそれを修正して、逃げをつぶして振り出しに戻したんだ。」
レース展開は残り80キロぐらいでコンタドールを中心に30人近い逃げの集団ができたんですね。そこにドイツ人選手がひとりも入れなかった。で、結局それを追いかけるのにフレーリンガーとゲシュケを使うことになって、残り2周の時点でこのふたりが脱落、さらに残り一周ではクネースも脱落して最後の一周はデーゲンコルプとヴェークマンとマルテンスの3人になっちゃったんですね。逃げをつぶすのにフレーリンガーとゲシュケを使い切ったのがもったいなかったとも言えます。
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想像通り、やはりラスト3周ぐらいでフレーリンガー

とゲシュケ

の小柄なアシストが集団コントロールし、カウベルフの登りでゲシュケが最後のご奉公。1.5キロあとのゴールラインを越えるときには二人とも集団から千切れていましたが、おかげでコンタドール

を中心とした逃げグループを捕まえることができました。
残り2周の集団で風よけになっていた馬鹿でっかいのはクネース

でしたね。他の選手達より頭一つ大きいって感じでした。逃げてるスタナード

も巨漢でパワフルで、まあ凄かったですねぇ。
しかし最後はジルベール

が一発で決めました。ラスト1周ぐらいのところで、後ろにいたボーネン

とルーランツ

が突然スピードを上げて集団の脇から前方へ出ていき、これでベルギーが5人になって先頭をコントロールしてましたから、ある意味盤石だったと言えますかね。
デーゲンコルプ

は4位、惜しかったです。もう少しで表彰台だったんだけどなぁ。若手のライバルのボアソン・ハーゲン

が2位だけに、ちょっと悔しいけど、同じくライバルのサガン

のほうは思ったより目立ちませんでした。
個人的に期待したヴェークマン

は集団の後ろのほうでした。ところでアルゴスのクーン・デ・コルト

も20位以内に入ってますね。
まあ、ジルベールが世界チャンピオンになったのが初めてってほうが不思議かもしれません。
シーズンオフのインタビューでも一番勝ちたいのは世界戦だと言ってたしね、このところ何年か、今ひとつ不満があった世界戦ですが、今年は納得ですね。ベルギーもフランドルではなくワロン地方の世界チャンピオンは87年のクロード・クリケリオン

以来みたいです。
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