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グロースシャルトナーの今年の総括

2022.12.03.17:25


グロースシャルトナー、顔の上半分は柔和な感じなんですけど、ヨーロッパ人には珍しい八重歯なんですよね。顔の上半分を隠してみると、薄い口髭との組み合わせで吸血鬼めいたイメージになります 笑)

しかし、この人も今シーズンはプロ入り後最悪のシーズンだったんじゃないでしょうか。なにしろコロナと骨折でズタボロでした。オーストリア選手権でロードとTTの両方のチャンピオンになりhttp://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-4360.html、ツール・ド・スイスでも総合7位に入ってるんですが、そして成績一覧を見ると、ツールも含めていろんなステージレースでトップ10に何回か入っているんですが、いいところなかったシーズンだったという印象です。

昨シーズン終了後に踵を骨折し、クリスマスにはコロナにかかって、完全に冬を失敗した点では、先のシャハマンと似ています。プロとしてのトレーニングは1月になってようやく再開、調子も上がってパリ~ニスに参戦すると、第1ステージを100キロもいかないところで落車し、鎖骨骨折。

「プロになってから、これほど成績が悪かったのは初めてだと思う。病気と怪我でこんなに不運なシーズンは、いずれにしても初めてだよ。辛かったし、馬鹿げた気分だった。でもこういうシーズンもあるさ。忘れるしかないね。」

それでも1ヶ月後にはバスク一周に出て調子を整え、続くツール・ド・ロマンディーではトップ10が3回と調子が上がってきました。つづくツール・ド・スイスでもトップ10が3回、総合でも7位になり、ツールのメンバーにも選ばれました。

「ツール・ド・ロマンディとスイスは今シーズンの白眉だった。調子は良かったんだけど、山岳ステージの調子は足りなかった。表彰台に上れたはずなんだけどね。」

調子が上がってのツール出場でしたが、ここでも最初の方で体調を崩してしまいました。

「最初の休息日の二日前に体調が悪くなり、ツールが終わった後は本当にスイッチが切れてしまった。何日か熱が続いてね。僕の周りはコロナにかかったやつが多かったけど、僕は違っていた。僕だけ普通に感染症になったんだ。ツールの最中も、確かに14ステージでは7位になったけど、調子は良くなかったんだ。

秋になってもどうも自分の調子が上がらなかった。トレーニングでもある日はうまくいっても、次の日はまたまるでダメだったりね。」

秋はドイツツールやツアー・オブ・ブリテン、イタリアのクラシックなどに参加したけど、まるでパッとしませんでした。そんなこともあって、ボーラを出てUAEへの移籍を決断したようです。

「僕は新しい環境でもう一度自分の力を証明しなければならない。これは僕の成長にとって良いことだと思うよ。UAEでもチャンスを掴みたいけど、大きなレースでは僕の役割はアシストになるね。でもそれは僕に合っているかもしれない。僕は良いレースをすればトップ10、あるいはトップ5まではいけるかもしれないけど、でも優勝となるとちょっと無理だよね。

来シーズンの目標はもちろんツールに出ること。UAEには強い選手がたくさんいるけど、参加できたら嬉しいね。」

というわけで来シーズンはポガチャルのアシストになるのでしょう。


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ヨーナス・ルッチュ今年の総括

2022.11.28.11:39

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名前だけで見ると自転車やらない方がいいような名前です、ヨーナス・ルッチュ=スリップくん。https://kotobank.jp/dejaword/Rutsch そのうえ身長ほぼ2メートルですからね。

拙ブログではツールのシャンゼリゼで逃げて目立って、ゴール後に求婚って、私的にはむちゃくちゃ恥ずかしい奴です 笑)

パリ〜ルーベで11位に入った去年あたりから結構期待値高かったんですが、今シーズンは春先からコロナで体調不良で気勢をそがれ、どうもパッとしませんでした。

「本当にまるで不満なシーズンだった。なにより体調不良で、むしろ去年から一歩後退って感じだ。高いレベルでシーズンを走り抜けるために必要な一貫性が、早くも途切れちゃったんだよ。

【去年良かったパリ〜ルーべでは】自転車を止めて回収車に乗ろうかと思ったぐらいだよ。ただ、それだけはやりたくなかったからね。【結果は74位完走】

ツールの前の高地トレーニングで、山では去年より少し強くなったと思う。最初の週でもう少しやれると思っていたんだ。ひょっとしたらステージだって取れるんじゃないかって思っていた。でもオープニングのTTで落車してしまって。。。

その前のツール・ド・スイスでは、基本的な水準は悪くないと思えたんだけど、ツールでは全く別人になったみたいな感じだった。体が思うように動かず、ただみんなについていくだけで精一杯で、なんとか完走できたんだ。」

タイプとしてはオールラウンダーで逃げに乗って勝利を目指すタイプなんでしょうけど、来年はEFエデュケーションチームはリチャード・カラパスが移籍してきます。ツールにルッチュが出場することになれば、完全にアシストとして出ることになるでしょうね。

「彼がいれば、ツールで上位を狙えるっていうことだ。もし自分がノミネートされれば、もちろんチームの方針に従い、彼を全力でアシストするよ。でも、来シーズンは、僕自身が結果を残せるタイプだということを示したいんだ。アシスト選手だけで過ごしたくはないよ。最初の目標は春のクラシックで、そこでは「一歩前進した」ことを示したいね。」


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ニコ・デンツ今年の総括

2022.11.22.18:35

というわけで、来シーズンからボーラ・ハンスグローエに加入のニコ・デンツ、拙ブログとしては何度かグランツールのツィートレース日記でも登場していますが、今シーズンはついにワールドツアーで初勝利を挙げました。

もともとは逃げに乗るタイプだったようですが、DSMではチームのキャプテン役としてアシストに徹していたという印象でした。それが、ツール・ド・スイスでとうとうステージ優勝を成し遂げました。

「ツール・ド・スイスでの勝利がもちろん飛び抜けて、僕にとっては実に大きなものになったよ。これだけでも今シーズンはとっても良いものになったね。年の初めはコロナになって苦しんだ。おかげで春のクラシックを走れなかったんだ。ほんとにがっかりしたよ。その後ジロに出たけど、これで5回目の出場になった。でもこれは偶然だよ。僕はずっとジロは好きなレースだったけど、こんなに出られたのはたまたまで、結果的にそうなっただけだよ。でもこれだけ何度も走れば、経験は蓄積されるし、レース展開もわかってくるものさ。僕にとってはロンデ・ファン・フラーンデレンとパリ〜ルーベとともに大好きなレースだよ。」

ツール・ド・スイスでは4人のスプリントになり、狭い道で、ゴール地点がカーブになっているところを、うまく先行するクレマン・シャンプーサンの内側をついて僅差での勝利でしたが、2年ぶりの勝利だったようで、自信になったと言ってますが。

「まだまだやれると思ったし、もっとやりたいとも思ったけど、でも僕はチームへの忠誠心とアシストとしての強さによって存在感を示すタイプだからね。この役割はボーラに映っても同じだよ。DSMではこの方向で自分の力を高めてきたわけだし、この方向は変わらない。ただ、ツール・ド・フランスだけはまだ出ていないんだ。この先自分の出場リストに加えられるようにしたいね。」

なるほど、2014年20歳でプロ入りしてから、ツールは一度も出てないんですね。現在28歳、ボーラでツールに出るのは結構難しそうだけど。。。


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さいたまクリテ おまけ

2022.11.08.18:38

rsn にもさいたまクリテのニュースが小さく出ていましたが、とりあえず、いろいろ撮った写真をアップしておきます。rsn のニュースではフィリプセンがヴィンゲゴールとゲラント・トーマスの3人のスプリントで勝ったということと、それ以上にバルベルデとニバリの二人が逃げたことが大きく扱われています。

最後から2週目か3週目の逃げる二人です。
バルベルデ

ニバリ

後ろからはヴィンゲゴールを先頭にフィリプセンがちょっとだけ写ってます。
追走ヴィンげゴール、フィリプセン

私がいたところはUターンコーナーでかなり選手が外側へ、ということはこちら側へ迫ってきて回っていくので、スピードが落ちているとはいえ、集団は結構迫力ありました。

61番はバルベルデですね。
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さらに無精髭のマルタン。
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お約束のゲシュケ。
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こちらは序盤で逃げていた時、先頭で入ってきたゲシュケと、うしろにちらっとアラシロくん。
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だいじょうぶ、もちろんアラシロ君もちゃんと撮れてまっせ。
アラシロ

他にもいっぱい撮ったんですが、不思議なことにゲラント・トーマスがきちんと撮れている写真がなかったですねぇ。ほんとに走ってた? 笑) カヴもいましたが、まあいいかな 笑)


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さいたまクリテ

2022.11.06.23:24

2019年以来の3年ぶりでしたね。今回は午前中はちょっと用事があったので午後にのんびり電車で行きました。今回はスタートして最初のUターン、Jcomコーナーに陣取って、選手たちのコーナー手前の風を受けてきました 笑)

悪魔おじさんもそばを通過。
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レースの展開とか結果は、まあ、いいですかね 笑) ゴールスプリントが終わってやってきた優勝したフィリプセンのタッチゲットでした 笑)
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ガンナ4000m個抜きで世界記録

2022.10.15.12:31

フィリッポ・ガンナ、アワーレコードを更新したと思ったら、今度は現在行われているトラック世界選手権の4k個人追い抜きで世界記録で優勝。去年、口髭のアシュトン・ランビーが出した記録に次いで二人目の4分を切るタイムですが、ランビーの記録が標高2000メートルの高地でのものだっただけに、今回のパリでの記録は価値がありますね。

しかし、この競技、10年前の記録4分10秒がしばらく破られなかったのに、突然2018年以降、ガンナとランビーが4回ずつ更新して、一気に4分切り。やっぱり機材の影響があるのでしょうね。この競技の世界記録の一覧表が英語版のWikipediaに載っています。
https://en.wikipedia.org/wiki/World_record_progression_track_cycling_%E2%80%93_Men%27s_individual_pursuit

昔の名選手には個人追い抜きが強かった選手が多いんですよね。コッピもコーブレットもそうだし、ルディ・アルティヒやモゼールも世界チャンピオンになっています。イノーも国内チャンピオンになっているし、僕の世代だとソ連のエキモフの印象が強いです。最近でもウィギンズは世界戦で二連覇しているしシュテファン・キュングも世界チャンプになってますね。

昔の記事でイノーがこの競技が自転車競技の基本だと言っていた記憶があります。そういう意味ではガンナはTTだけじゃなくて、もうちょっと大きな勝利があっても良さそうな気もするんだけどね。TT以外の目立った勝利ってほとんどないですからねぇ。。。

例えば以前のトニー・マルティンとかカンチェラーラとか、それこそエフェネプールだってそうだけど、ソロアタック後の一人逃げ切り勝ちというのがほとんどないのが、ちょっと不満なところです。


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グロースシャルトナー、UAEへ

2022.08.12.14:16

ニュースそのものはすでに数日前に出ていたので速報性はまるでありませんが、rsn にグロースシャルトナーの発言が載っていたので、ご紹介。

グロースシャルトナーの話。「今シーズン前は移籍もあるかもしれないと思ったけど、そうならなかった。今回はマネージャーと一緒に幾つかのチームと話をしたんだ。このチームで5年過ごし、僕が成長すると共に大切に思ってきたからね、簡単な決断ではなかったね。でも何か新しいことをしたいというモチベーションが大きかった。

ただそのためには最低でもボーラと同じぐらい強く良いチームに移りたいとおもったんだ。やっぱりツールで勝てるところへ移れるのは魅力だよ。絶対的エースがいるチームに移籍するってことは、アシストとして動かなければならなくなるのは当然だ。ポガチャルの印象は攻撃的なスタイルと絶対諦めないで何度でも新しいことをしようとするってことだ。彼は特別なタイプだし、これまででも最大級の才能を持っている。

いくつかのレースでは僕も自由に動けるだろうけど、一番の目標は、もちろん、来年のツールの強力なアシストになることだ。まあ、来年のことも楽しみだけど、でも、今すべきことも大切だ。今シーズンを良い成績で終えて、できればいくつか良い成績を収めておきたいね。」

今年のツールのUAEは山岳アシストがいまひとつパッとしなかったから、補強ポイントとして山岳でアシストできる選手を求めたんでしょうね。で、今年のオーストリアのロードとTTのダブルチャンプに白羽の矢が立ったということでしょう。

しかしこのニュースを最初に見た時に感じたのは、またボーラからUAE? 過去、マイカもフォルモロもアッカーマンもボーラからUAEへの移籍ですからね。コーチ陣でなんか繋がりでもあるんでしょうか?


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ツール・ド・フランス・ファム雑感

2022.07.28.13:59

調べると1984年から89年まで行われてますね。基本男子のコースの途中からゴールまで、男子がスタートするより前にスタートという、いわば前座レースみたいな設定だったようです。90年以後も名称を変えて、時期やコースも変更して行われていたようです。しかし、選手が泊まるホテルが劣悪だったり、ゴール後の選手の扱いが酷かったり(観客から丸見えのところで着替えさせられた)、しかもツール商標権を持つASOから名称でいちゃもんつけられたり、嫌がらせをうけたり 笑)しながら、類似の女子レースはとびとびで行われたりしたようですが、今年本格的に女性版ツール・ド・フランスとして再出発となったようです。

1980年代の雑誌ではシャンゼリゼでのポディウムシーンで、男女の各賞のマイヨを着た選手たちが表彰される写真を見たことがあるな、とおもって、古い雑誌を探してみたら、いくらか見つかりましたので、ご紹介。

1984年、第1回の勝者はアメリカ人だったんですね。そのせいか、本家フランスのミロワール誌にも、表彰台の写真とキャプションでの名前紹介だけで、レースについてはリザルトも含めて紹介されていません。

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1985年になると、優勝はイタリアのマリア・カニンスで、2位のフランスのジャンニ・ロンゴとデッドヒートを繰り広げたので、かなりのページを使って紹介されています。表彰台のカニンスが見開きで出てます。

IMG_6012.jpg

日本の雑誌自転車競技マガジンでも扱われていました。

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ちなみにチームは国別対抗、中国も参加して、下の左の写真の選手は総合8位に入ってます。ただ、リザルトを見ると、タイムでの順位ではなくポイント制みたいです。詳しく読めば出てるんでしょうけど、それは勘弁 苦笑)

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第3回の1986年もカニンスが総合優勝し、ロンゴはまたまた2位。この年はリザルトはタイム差になっていますが、カニンスは2位のロンゴに15分半の大差をつけてますね。

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この時のカニンスはすでに37歳、この翌年の立川で行われたスーパークリテリウムで、ただ一人女子選手として来日し、男子選手たちがレースをしている間、ときどき自転車に乗ってデモンストレーションをしてましたね。たしか最終種目の個人TTでは最初に走っていたような朧げな記憶があります。


立川のスーパークリテリウムについては拙ブログで10年以上前に数回に渡り書きましたので、興味がある方はこちらへどうぞ。

懐かしのスーパークリテリウム87 サイン会篇
懐かしのスーパークリテリウム87 当日篇その1
懐かしのスーパークリテリウム87 当日篇その2
懐かしのスーパークリテリウム87 当日篇その3
懐かしのスーパークリテリウム87 最終回


さて、87年、ついに待ちに待ったジャンニ・ロンゴがカニンスを破っての優勝の年になります。この年の結果は3分弱の差でした。中盤からはカニンスとロンゴが1分以内の差で鍔迫り合いしていたんですが、全15ステージ中の第13ステージの山岳ステージで、ロンゴが一気に3分弱の差をつけてステージ優勝し、そのままシャンゼリゼに辿り着いたのでした。ミロワール誌では写真入り6ページに渡り、ロンゴのインタビューが掲載されています。

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この後88年以降はミロワールを間違って捨ててしまうという大惨事にあったため 笑)不明ですが、ロンゴがこの後3連覇しているので、ミロワール誌には載っていたんだろうと思われます。しかし、ロンゴが強すぎで勝負の面白さがなくなってしまったのかもしれませんね。ロンゴ3連覇の89年を最後にツールと銘打った女子選手のレースは終わってしまったのでした。

しかし今回再開されたレース、やっぱり女子選手全般のレベルが上がっているのでしょうね。見てると面白いですね。ただ見た目がみんな小柄で華奢なので、落車だけは勘弁してほしいんだけど、男子並みによく転びますねぇ。コース設定が最後の二日間でドカンとひっくり返りそうな設定だけど、来年以降はもう少し中盤に山を移動させて、最後はTTを入れて欲しいかな。


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パリ〜ルーベ・ファム

2022.04.17.00:06

女子のレースは、1990年の宇都宮の世界選で見てました。カトリーヌ・マルサルという可愛らしいフランス人選手が独走で優勝したのでした。午前中が女子のレース、午後がアマチュア男子だったと思います。レース会場に到着した時にはすでに女子のレースは始まっていて、レースもほとんど後半で、すでにマルサルの逃げが決まっていて、どこかのコーナーで走りすぎるのを見ていた記憶がおぼろにあります。

その前の1987年に行われたスーパークリテリウムでも、確か当時数年間行われた女子のツール・ド・フランスで、フランスのジャニー・ロンゴを破ったイタリアのマリア・カニンスという、当時すでに40歳ぐらいの小柄なオバちゃんが一緒に来てました。男子のレースが始まる前に、カスクと青いイタリアマイヨでコースを一人で走っていたような記憶があります。パンフレットにサインもしてもらいましたが、あんまりに小柄で痩せっぽちなので驚きましたね。


左上に斜めに入ってるのがカニンスのサインです。

それと、私が出ていた頃のホビーレースの女子の部はロスオリンピック(?)の出場権を阿部和歌子選手と争った吉田さんが強すぎて、ほぼどのレースも独走で大差をつけて優勝していました。私が所属していたチームのY夫人も強かったけど、常に2位争いまでで、吉田さんには全く歯が立たなかったですね。当時は女子の部は参加者も男子に比べればずっと少なく、集団にならずに個人TTみたいにバラバラになってしまうことが多かったです。

しかし、先ほどJスポーツでやってた女子のパリ〜ルーベ、男子のレースと遜色ないですね。選手名を全く知らないので、応援するにも手がかりがないんだけど、迫力があって見てておもしろかったです。水曜日のブラバントの矢みたいに、一人逃げたら、追走集団に二人のチームメイトがいて、それが見事に抑え役の役割を果たして逃げ切りを完成させたというレース展開でした。うーむ、恐るべし。


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ドロッパーポスト、その後

2022.03.26.11:46

昨日の E3ハレルベケ(サクソ・バンク・クラシック)でも4位になったマテイ・モホリッチ、流石に昨日は、長い下りはないコースだったのでドロッパーポストはつけてなかったようです。

rsn にボーラの監督のアルダークの意見が出てました。

モホリッチは徹底的に納得するまで極めようとするタイプで、「プロフェッサー」と呼ばれていたそうです。オートバイレースの装束で繰り返し下りの練習を、それこそコケるまでしていたと、去年までバーレーンでモホリッチの監督だったアルダークが言ってます。

ドロッパーポストについては、理論的には空気抵抗の面でも、バイクコントロールの面でも、下りでのメリットは「多少ある」と言ってますが、誰がやってもモホリッチと同じようにうまくいくとは限らないと、かなり限定的な言い方をしてますね。彼なら、これを使わなくても、ミラノ〜サンレモに勝てたかもしれないと。

ただ、たしかにコーナーで前後輪滑らせてしまった時、サドルがいつもの位置だったら持ち堪えられなかったのではないかとも言ってます。この10秒ぐらいのところからですね。



ボーラでも検討しているかという質問に対しては、試してみるだろうけど、かなり練習が必要だと言ってます。誰に向いているか、向いていないかは慎重に判断しなければとのこと。

つけるならそれなりの練習が必要だし、スタンダードにするよりも、むしろコースを選ぶってことでしょうね。というわけで、今後の標準装備はないな。


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ドロッパーポストは定着する?

2022.03.25.15:01

1980年代中頃からロードに乗ってるけど、下りでサドルを下げると安定するという発想は、これまで全く持ったことなかったです。直線の下りだとお尻を思いっきり後ろに引いて手を伸ばす(パンターニがよくやってました)と安定するような気がしてましたが

先日のミラノ〜サンレモでモホリッチが使った製品はフォックス・バリオの「トランスファーSLパフォーマンス・エリート」という商品だそうです。マウンテンのクロカンやグラベル用で、5〜7cm(製品により違う)サドルを上下させられるようです。rsn によると、サドル位置は最高位置と最低位置の二箇所でしかロックできないとなっていますね。

重量は330g ぐらいなので、通常のシートポストと比べても150g程度しか重くなっていないのではないか、とのことです。

UCIの反応ですが、すでに2014年にドロッパーポストの使用は承認していたというし、2016年にヴィンチェンツォ・ニバリがツールでこのタイプのシートポストを使ったことがあるようです。ただ、当時のものは2cmしか上下せず、しかも重かったみたいですね。

どうなんでしょう。モホリッチが予言するように、来年の高級ロードバイクにはこのシートポストが標準装備されるようになるんですかね?

ふと、思い出したんですけど、1990年代前半には、パリ〜ルーベ限定でしたが、やっぱりマウンテンから入ってきたサスペンションフォークが使われ、デュクロ・ラサールはそれを使って優勝したこともあったんですけど、そのうち誰も使う人がいなくなりました。

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© L'ÉQUIPE PARIS ROUBAIX Une journée en enfer. ISBN: 2.91553521.3

このドロッパーポストの方は定着することになるんでしょうか?


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スロベニア人強すぎ

2022.03.21.11:57

先ほどBSでスロベニアの鍾乳洞の番組をやってました。きちんと見てたわけではないけど 苦笑)

しかし、スロベニアなんて言われてもイメージないですよねぇ。南スラブ系の人たちの国だそうですが、第一次大戦までは主にオーストリアの支配下にあったようで、第二次対戦後はユーゴスラビアの一部になり、冷戦終結時には十日間戦争というユーゴスラビアからの独立戦争を経て91年に独立したとのこと。ユーゴの内戦には、地理的な事情で、あまり影響を受けなかったようです。

第二次大戦後すぐのジロ・ディ・イタリアの話なんかを読むと、イタリアとの国境地帯は戦後も帰属問題で結構揉めたところだったらしいですけどね。

しかし、レースシーズンが始まってまだ3ヶ月にもならないのに、主要なレースはスロベニア人が独占ですね。人口200万ですよ!! まあ、それ言えば人口50万のルクセンブルクからツール総合優勝者が3人ってのもあるけど。

UAEツール、ストラーデ・ビアンケ、ティレノをポガチャル、パリ〜ニースはログリッチ、で、ミラノ〜サンレモがモホリッチ。重要レースで優勝者がスロベニア人じゃなかったのって、ファン・アールトの勝ったヘット・ニウスブラット(ヘット・フォルク)ぐらいです。

また、モニュメントは去年のLBLとロンバルディアをポガチャルが連勝しているので、今回のモホリッチでスロベニア人が3連勝。同じ国のモニュメント3連勝は2004、05年のイタリア人(LBL、レベリン、ロンバルディア、クネゴ、ミラノ、ペタッキ)以来だそうです。

ミラノ〜サンレモはトップテンに3人、と騒がれてますが、ログリッチも10位争いの集団で17位でゴールしてますからね。トップ20に4人のスロベニア人。拙ブログが注目するドイツ人は? というと、ゲシュケの32位が最高。ドイツの人口はスロベニアの40倍以上あるんじゃない? 苦笑)


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新兵器は標準装備となるか?

2022.03.21.11:12



うーん、過去自転車レースの歴史では、いろんな新兵器が投入されてきました。これは1986年のツールのプロローグで投入された新兵器 笑) これに乗ってティエリー・マリーが優勝しますが、その次のTTステージではこれは急きょ禁止になりました。

まあ、自転車競技の世界ではいろんな新兵器が投入されてきたわけで、場合によってはその後禁止されたものもきっと沢山あるんでしょう。

さて、何が言いたいか? 今回のモホリッチの使ったドロッパーシートポスト、レース後にモホリッチが言ったように、来年はフツーにロードレーサーに標準装備されるようになるんでしょうか? それとも??

まあ、モホリッチがいくら下りが得意と言ったって、クロスが本業だったMVDPやファン・アールトをあんなふうにぶっちぎっちゃう以上、かなり効果があるんでしょう。

最初は違和感があった無線機や、選手の間でも反対が多かったディスクブレーキが、いまのレース界では標準になってますからね。電動の変速機も、たしか1990年代にマビックから出たけど、落車する時は必ず左側へ倒れろなんて無茶なこと言われたり 笑)隣同士で並んで走ってると混線するといわれたりしてたんですが、いまでは普通に見かけますからねぇ。

UCI が禁止とするのは、基本的に危険だという理由からでしょうから、今回の新兵器はその点では危険性はないといえるのかな?


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スプリンターの身長

2022.02.08.11:56

先日ツールの優勝者の身長を調べてみたので、今度は世界選手権で見てみようと思ったんだけど、コースによって左右されるから、あんまり面白くないので、スプリンターを見てみることにしましょう。その前に国別の平均身長の表があったので紹介しておきます。
スクリーンショット
http://honkawa2.sakura.ne.jp/2188.htmlからお借りしました。)

世界一身長が高い国オランダだと180以下は小柄に分類されちゃいますね 苦笑)ただ、ここは大体175ぐらい以下を小柄に、185ぐらい以上を大柄に、そしてその間は西洋人の一般男性の平均だと考えておきましょうかね。まあ、身長だけでなく横幅も体格の印象に影響するんでしょうけど、今回は体重は無視します。

で、185センチ以上の大柄のスプリンターもいれば、170センチ前後の小柄なスプリンターも結構いて面白いです。例によってウィキなどで見つけた数値ですので、どの程度正確かわかりませんが。

まず小柄代表はカレブ・ユアン(165)ですね。ブライアン・コカール(169)なんかも小柄なスプリンター代表でしょうか。170前後は少し前だとパオロ・ベッティーニ(169)や、3度の世界チャンピオンになったオスカル・フレイレ(171)やロビー・マキュアン(171)なんかも小柄でした。

カヴェンディッシュは175と出ていますが、あの低いフォームがなんとなくもっと小柄に思わせます。ユアンもハンドルの前方に上半身を沈み込ませるような独特な低いフォームなので、小柄なスプリンターはみんなこういうフォームかと思うと、そうでもありませんね。身長とフォームはあんまり関係なさそうかも。むしろ小柄だと自転車を振る選手が多いかな?

集団のカミカゼなんて言われて、自転車をスリップするんじゃないかってぐらい思いっきり振り回し、必ず左右どっちかに斜行していたジャモリディン・アブドゥヤパロフ(174)なんかも、顔を伏せて低いフォームでした。まあ、ユアンなんかはあまり自転車振らずにスプリントしてますが。もっともあのフォームで自転車は振れないか 笑)

思うに、小柄なスプリンターの利点としては、大柄な選手の後ろにつくとスリップストリーム効果が高いだろうし、逆に後ろにつかれても、ライバルにとって風よけ効果があまりないっていう点でしょうか。さらに低いフォームや、自転車を振ればその効果(=相手にとって風よけ効果がない)は一層高まるでしょう。

175前後のスプリンターは、カヴもそうですが、なんとなく数字以上に小柄な雰囲気があります。例えば最近だとナセル・ブーアンニ(176)なんかは実際の身長の割に小柄な印象がないでしょうかね?

一方で大柄代表となるとマルセル・キッテル(188)やマリオ・チポッリーニ(189)、あるいはゴリラと呼ばれたアンドレ・グライペル(184)やアレッサンドロ・ペタッキ(184)なんかが代表でしょうか。これらの選手に共通しているのは、あまり自転車を振らずにまっすぐのラインを守る綺麗でクリーンなスプリントでしょうかね。

彼らの場合は後ろにつかれたとしてもパワーで押し切ろうとするわけでしょう。昔のチポッリーニ(189)対アブドゥヤパロフ(174)にしても、エリック・ツァーベル(178)対フレイレ(171)にしても、最近のキッテル(188)対カヴ(175)にしても、あるいはフランスのライバル同士、アルノー・デマール(182)対ブーアンニ(176)も、印象としては大柄の方が先行して、その後ろから小柄な方がまくろうとしてもがくという印象が強いです。

伝説の時代のスプリンターで大柄な選手の代名詞として挙げられたのが世界選で2勝しているリック・ファン・ステーンベルヘン(186)で、その生涯を書いた本なんかでは自転車選手としては他を圧するほどの大男だったとありますから、50年台だと180以上の選手は珍しかったのかもしれません。

昔の有名スプリンターも思いつく範囲、わかる範囲で見てみます。82年の世界選手権で、一人だけオートバイに乗っていると言われたイタリアのスプリンターのジュゼッペ・サロンニ(170)なんかも小柄なスプリンターの代表でしょうか。あるいは同じイタリアのLBLで4勝しているモレノ・アルジェンティン(175)も、印象は小柄でした。

一つのツールでステージ8勝、ブエルタでは19ステージ中13勝で完全優勝、ジロでも13ステージでリタイアするまでに8勝、もう無茶苦茶な強さを見せたフレディ・マルテンス(174)も、どちらかと言えば小柄ですが、横幅もあってゴム毬みたいな印象です。

1981年の世界戦のスプリントはマルテンス(174)とサロンニ(170)とイノー(174)のスプリントでしたが、3人とも小柄 笑)な部類のスプリンターだったと言えますね。



拙ブログでも書いたことのあるエリック・ファンデラールデン(182)とショーン・ケリー(180)、今をときめくマチュー・ファン・デル・プール(184)の父で、レイモン・プリドールの義理の息子のアドリ・ファン・デル・プール(181) と、80年台のスプリントシーンを彩ったライバルたちは大体180前後。拙ブログ紹介選手で言えば、東のツールと言われたピースレースでステージ38勝と桁違いのスプリントを見せたオラフ・ルートヴィヒ(182)もそうです。

まあ、現在も180前後のスプリンターは多いですね。一般西洋人としては平均的な身長だから、数が多いのは当たり前なのかな? こんな感じです。

ディラン・フルーネヴェーヘン 177
サム・ベネット 178
ジョン・デーゲンコルプ 180
アレクサンダー・クリストフ 181
ファビオ・ヤコブセン 181

今回チマチマと調べててびっくりしたのがペテル・サガンの184センチ。サガンって埼玉クリテで目の前で見たけど、そんなに大柄だと思えなかったですけどねぇ。もっともクリス・フルームもガリガリのおばちゃん顔で、同じく186には見えませんでしたけどね 苦笑)

で、締めに入りたいところですが、まあ、スプリンターの身長はツールの総合優勝者たちに比べれば大柄な人が多いってことで、結論は最初から見えていたところへ落ち着きました 笑) 次はタイムトライアルスペシャリストの背丈かな?これはきっとデカいぞ 笑)


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チャレンジマヨルカのボーラ

2022.01.30.15:42

うーむ、某スポーツ関係のブログで、史上最高の自転車ロード選手として1位バーモンテス、2位カンチェラーラ、3位パンターニとなっているのを教えてもらって、クラクラしているアンコウです 笑)

26日からチャレンジマヨルカが始まってますね。今年は5つのレース。毎日マヨルカ島(昔はマジョリカ島と言っていました、ひょっこりひょうたん島にもこの地名をもじった魔女の中の魔女こと「魔女リカ」ってのが出てきました 笑)でコースのタイプも違うレースが連続で行われ、選手は自分の好み?で出場レースを選んで調整レースとして走るって感じなんですよね。

マヨルカ島は緯度で見れば日本の東北地方ぐらいに位置するけど、地中海は温暖なんですかね。ウィキで検索すると、今頃は平均気温が12度ぐらい。

拙ブログとしてはここはボーラの話題に絞ります。このレース、過去19年と20年にブーフマンが2勝しています。まあ、スペインのレースなのでスペイン人ばかり勝ってるかと思うと、この5、6年はデーゲンコルプやキッテル、グライペルといったドイツ人スプリンターもよく勝ってますね。

で、今年は初戦は、ボーラからはブーフマン、去年の10月末にケムナと一緒にマウンテンのステージレースに出場したベン・ツヴィーホフhttp://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-4161.html、期待のアイテブルックスhttp://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-4174.html、ポリット、コンラート、ネオプロのルイス・ジョー・リューアス、ベネデッティ。結果は一人逃げた後の2位争い集団でブーフマンがゴールして9位でした。

第二戦は集団スプリントになり、ボーラからはマルコ・ハラー、ポリット、ツヴィーホフ、山岳スキーから転身して2年目のアントン・パルツァー、アイデブルックス、ベネデッティが出場、ハラーがスプリントに参加したようですが16位止まり。

第三戦はブーフマン、ツヴィーホフ、ネオプロのフレデリク・ヴァンダル、ベネデッティ、パルツァー、ハラー、ルーアスが参加。ゴール前35キロぐらいのところに800メートル上る峠があって、ブーフマンが6人の逃げに加わりましたが、ゴールスプリントになればやっぱり6位 苦笑)他に初戦で10位だったツヴィーホフが9位と調子がいいです。

第四戦は新加入のアレクサンドル・ウラソフ、ブーフマン、ヴァンダル、コンラート、ポリット、パルツァー、ルーアスが出場して、ウラソフが3位になりました。ボーラにとって今シーズン初の表彰台です。コースは最後2キロが15%を含む激坂で、そこでブーフマン(16位)がウラソフのアシストをしたようで、ゴール後のウラソフは「最後はエマヌエルが僕を良いポジションへ連れて行こうとしてくれた、他のチームメイトも含めて、みんなに感謝したい」と言ってますね。

今日これから行われる最終第五戦はスプリントステージらしいので、ボーラはチャンスはないでしょうけど、一応ここまでは、去年散々だったブーフマンの復調の兆しが見えたことで、ジロに向けて(かな?)期待したいところです。


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ボーラの重点目標はジロ?

2022.01.18.17:32

rsn の情報です。現在マヨルカ島でトレーニング中のボーラ・ハンスグローエがメディアインタビューに答えたようです。答えたのは新しくボーラに加わったコーチのロルフ・アルダーク。このアルダークは現在52歳。うーむ、前に書いたけど、1988年、アマチュア時代のまだ19歳のアルダーク、TV放映された日本の琵琶湖のレースで優勝してるんですよねぇ。。。52歳かぁ。。。。

「大きく見れば、グランツールで総合順位上位を目指す。今年はまずジロにフォーカスする。スプリンターは連れて行かない。【ジロは最初の6ステージ中4ステージが平地で】この最初の1週間はもちろんスプリンターなしだと、何もできないからプレッシャーになることは確かだ。でもスポンサーがGoサインを出してくれたし、それ相応に自由に走れる面もある。ジロにはジェイ・ヒンドリー、ヴィルコ・ケルデルマン、エマヌエル・ブーフマンというハイクオリティの選手でいく。本当にアグレッシブに走れるはずだ。」

ヒンドリーとケルデルマンといえば、一昨年のジロで同じDSMチームで2位と3位になった二人ですが、今年はボーラで再び再会という形になりました。ブーフマンは去年のジロでは落車リタイアで悔しい思いをしましたが、2年連続でジロに回ることになりました。おそらくエースはブーフマンで行くんでしょう。ジロってまだドイツ人の優勝者っていないんですよね。期待できるのかどうなのか。。。

「ツールはもっといろんなタイプが出場するだろう。サム・ベネットもこっちだね。アレクサンドル・ウラソフ、マクシミリアン・シャハマン、フェリックス・グロースシャルトナー、パトリック・コンラートなんかが選ばれるだろうね。総合上位はウラソフに託されるだろう。シャハマンは総合は無視して去年のニールス・ポリットとコンラートのようにステージ狙いでチャンスを与えたい。ポリットももちろんツールだね。」

ツールの総合でウラソフに期待するのはかなりキツイでしょうから、ツールに関してはステージ狙いがメインでしょうか。

「ブエルタはセルヒオ・イギータがチームを引っ張ることになると思うけど、今はまだ決められないね。

サガンがいなくなってクラシックはどうするかだけど、ミラノ〜サンレモはサム・ベネットに可能性があると思っている。ツール・ド・フランドルやパリ〜ルーベはポリットとマルコ・ハラー、ヘント・ヴェフェルヘムではベネット、アルデンヌ・クラシックになったらシャハマンに託すことになるし、チャンスもあると思っている。うちのチームにはヴァウト・ファン・アールトやマティウ・ファン・デル・プールはいないけど、結束力もあるし、強いチームだと自負しているよ。」

うーむ、拙ブログとしては、レンナルト・ケムナの名前が出てきてないのがちょっと不安ではあります。


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rsn の総括シリーズ、コンラート

2021.12.11.13:14

オーストリアは、30代のイケメンの、そして極右の首相が先日辞めましたが、ここでも紹介した映画「ユダヤ人の私」http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-4183.htmlでも再三言われていたように、もともとカトリックの国で保守的で排他的なところがあります。いや、コンラートがそういう奴だという意味ではありません 笑)

パトリック・コンラート、拙ブログでは2015年に彼がボーラ・アルゴン18に入った時、まだドミニク・ネルツがエースだった時から、ときどき名前を出してきた選手ですが、なにぶん地味なステージレーサーで、ツール・ド・スイスで総合3位になったことや、ジロ・ディ・イタリアでトップ10に入ったことはあったんだけど優勝がない、というタイプだったんですが、今年はとうとうやりましたね。ツールの16ステージでソロアタックを決めて逃げ切りました。

コンラートの話。「チャンスを掴み取ったね。ステージ優勝は今年のツールの大目標だった。その前【14ステージ】で悔しい2位だったから、本当に解き放たれた気分だった。

休息日に親類が来て一生懸命努力すれば報われると慰めてくれた。調子も良かったしタイプとして向いていると思っていたから、あのステージでは勝つのは僕だとずっと思っていたんだ。僕以外に勝つ奴はいないって。

これまで僕は総合順位のことだけを考えて走ってきた。今年はピントをずらして、ステージ優勝のためにフランスへ行ったんだよ。」

まあ、話はツールの話ばかりですが、今年は二度目のオーストリアチャンピオンにもなったし、アルデンヌクラシック(アムステル・ゴールド、フレッシュ・ワロンヌ、リエージュ・バストーニュ・リエージュ)で3つとも20位以内になり、クリテリウム・ドゥフィネでもステージトップテンが4回もあったんですね。オリンピックも18位だったし、来年から少し自由に走れるようだし、優勝の数も増えるかもしれません。


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rsn の総括シリーズ、グロースシャルトナー

2021.12.07.22:04

グラン・ツールでもトップ10に入るか入らんかというビミョーな位置にいる選手です。今年はジロ・ディ・イタリアでブーフマンの山岳アシストとして出場し、総合42位(ブーフマンはリタイア)でしたが、エースとして出場したブエルタでは10位で、2年連続トップテン入りでした(去年は9位)。もう一皮むけるとねぇ。。。って、ボーラにはそんな選手ばかりですが 苦笑) しかも来シーズンはそういうタイプがさらに増えそうです 爆)

グロースシャルトナーの今シーズンはブエルタが終わる9月初めまでは出場レースは、オーストリア選手権を除くと、すべてステージレース(ステージレースだけ7つ)でした。ブエルタ後はイル・ロンバルディアまで5つのワンデーレースで、結局今シーズンのレース日数は75日。

グロースシャルトナーの話。「今年は良かったり悪かったりだったね。去年はツールと秋のブエルタを完走したので、春先はちょっと疲れが残ってた。それに背中の痛みがあって、それでけっこう大変だったんだ。【4月後半のツアー・オブ・アルプスの第5ステージで優勝するけど】あれは本当にすごい一日だった。ジロに向けてうまく準備できていると確信が持てたね。

【ジロではブーフマンのアシストだったけど】アシストとしてはとてもうまくこなしていたんだ。彼の落車リタイアは本当に不運だったよ。その後も【セッティマーナ・チクリスタ・イタリアナで総合4位になったあと】うまく回復できたし、ブエルタのことを考えればとても重要だった。

それにしてもジェットコースターみたいだった。運が良かった時もあれば、不運な時もあってさらにはいくつもミスをした。【第7ステージ終了後は総合トップに8秒足りず】もう少しだった。でもこの日はとても大きな刺激になったよ。もしかしたらグランツールでも僕がリーダーになる可能性があるんだと思えたからね。

だけど、シーズン終了後にジョギング中にカカトを骨折しちゃってね。今はもう少しトレーニングの開始を遅らせなくちゃならない。レースプログラムと少し後ろにずれちゃうだろうね。でもそれが良いことか悪いことかは、なんとも言えないよね。

いずれにしても早く自分の流れを捕まえて、より一層安定したよいパフォーマンスを見せられるようにしたいよ。」


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rsn の総括シリーズ、グライペル

2021.12.05.12:02

39歳、グライペルも今シーズン限りです。全盛期のキッテルやカヴェンディッシュに勝つ可能性があるスプリンターでしたし、ツールのシャンゼリゼでも2回優勝しているんだけど、拙ブログではサブカテにしてませんでした。まあ、理由はグライペルの当時のブログがあまり更新されず、内容的にもいまいち面白く感じられなかったので 笑)

グライペルはこの2年ほどは、主に健康上の理由から、全くパッとしないシーズンを送ってたんですが、ラストイヤーの今年はマヨルカ・チャレンジとアンダルシア一周で2勝して、プロ通算勝利は158になったそうです。

グライペルの話。「キャリアラストシーズンは堅実なシーズンを送れた。もちろん気持ちはもう少しできると思っていたし、目標だったジロで、スプリントトレインを率いて走りたかったけどね。でもツールを走れたのは素晴らしいことだったよ。

ジロを走れなかったのは残念だったけど、ツールでそれをおぎなえた。再びパリまで完走できたのも僕のハイライトだった。チームは僕のためにスプリントトレインを用意してくれたんだ。素晴らしいよ。

今シーズンはあまり期待せずにシーズンインしたんだ。【最後のレース、ミュンスターラント・ジロでは10位だったけど】意識して一人でゴールまで走るようにしたんだ。キャリアを終えることで気が楽になったね。自分のキャリアを誇らしく思うし、このレースが最後のレースだったことも嬉しく思うよ。

今はやめることを悲しいとは思わないけど、ひょっとしたらレースが始まるとそんな気分になるかもね。でも今は、クリスマスシーズンを完全に自宅で過ごせるのも素晴らしいことだよ。」

ゴリラなんてあだ名をつけられ、ガタイが大きいのでなんとなく怖そうでしたが、結構紳士的でスプリントのスタイルも真正面からフェアに行くタイプでした。ツールのステージ11勝は大きな勲章でしょう。どこかのクラシックに勝ちたかったかなぁ。パリ〜ルーベなんか可能性があったような気がするけどねぇ。

個人的には2015年だったか16年だったか、パリシャンゼリゼのゴールスプリントで横からカメラが撮るようになって、その時のどんどん加速していく力強さがすごかったというのが一番強い印象かな。


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rsn の総括シリーズ、ブルクハルト

2021.11.28.15:07

マルクス・ブルクハルトはもうプロ18年目。すでに38歳。今シーズンは8月のポーランド一周で落車して何箇所も骨折、今もまだその時のケガが完全に言えてない状態で、ボーラとの契約は今年の12月31日まで。このまま引退の可能性もありますね。

ブルクハルトの話。「5月初めのロマンディまでは結果はともかくうまく走れていたよ。ロンデ(ツール・ド・フランドル)の14位は特に満足している。あの日は絶好調だったから、もしかしたら何か違うことをすべきだったかもしれないね。まあ、後知恵にすぎないけど。その日にパーフェクトな調子で臨めるかはわからないからね。僕もそうは言ってもトップ5に入れるほどの調子ではなかったってことだよ。ただ、このレースは僕にあっているし、準備がうまくいったことは改めてわかった。

6月のツール・ド・スイスで体調が良くなって、ドイツ選手権はまた調子がよかった。ただ、小さなミスをしてしまった。それがなければ間違いなく表彰台に立てていたと思うよ【5位】。

ポーランド一周では第1ステージで落車してリタイアだった。UAEの選手の上に倒れた時、手をついて支えてしまったんだと思う。腕を何箇所も骨折して、4回手術したんだ。いまだにロードトレーニングはできないでいる。ローラー台でトレーニングしている状態だよ。ハンブルクで5回目の手術の予定だったんだけど、現状では保留状態だ。

まずは手を治すことが一番だ。いずれ良くなるだろうけど、まだ何週間かかかりそう。来シーズンのことは治ってから考えるよ。」

この選手も大柄で手足が長く格好いいし、過去ツールのステージやヘント・ヴェフェルヘムでも優勝してますね。個人的に印象に残ってるのは、拙ブログを始めたばかりの2010年のツール・ド・スイスで3人で逃げて、ラスト1キロ強のアタック。YouTube にそのシーンがありました。



また南ドイツの民族衣装でモデル役になってたりもしてましたっけ。
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アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

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