このところのレース界は若手が次々に出てきますね。一方でまだやってたの?という印象だったカヴェンディッシュがトルコ一周で集団スプリント3連勝というのもありますが、昨日のブラバンツェ・ペイル(ブラバントの矢)でも、このところよく名前を聞いたトーマス・ピドコックがヴァウト・ファン・アールトとマッテオ・トレンティンをスプリントでまくって優勝です。21歳。
昔はロード選手は27歳ごろがピークだと言われたものでしたがねぇ。今はみんな早熟になったんでしょうか? 笑)21歳とか22歳って大学生ですからね。
レースは最後の集会でトレンティンが単独で逃げたのをファン・アールトと追いつき、後ろは絵に描いたような牽制で追いつけずに終わりました。
ボーラとしてはニルス・ポリットをエースにして望んだようですが、これまた23歳になったばかりのイーデ・スヘリング(シェリングではありません 笑)が4位に入りましたね。この選手、ときどき山岳なんかで集団の先頭を引いていて、ちょくちょく見かけるし、この前のバスク一周のTTでも上位に入って、ちょっと気になっている痩せっぽちのオランダ人です。
ところで、このレースでユンボのゲイス・レームレイゼがポジショニングで新ルールに抵触して失格になったようです。例の下りでのスーパー・タックか、それともハンドルに前腕を乗せたのか、どっちかわかりませんが。
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ラストのスプリントはもう決まったかと思われたところへ、かなり後ろからティム・メリエという選手がゴール10メートルぐらい前で追い抜くという華麗なスプリントで優勝でしたが、このレースでもマティウ・ファン・デル・プールが強かったようです。例によって積極的に逃げ、先頭を引き、と目立ちまくっていたみたいですが、、、
このレースも石畳が多いんですよね。最後の石畳区間でブレーキブラケットがゆるんだようです。このときマティウは4人の逃げに混じって集団から100メートルぐらいリードしていたんで、もしトラブルがなければアタックしただろうと言ってますね。
上のYouTubeを見ても、のこり1キロのゲートを越える前にすでにマティウ・ファン・デル・プールの右ブレーキブラケットがブラブラしてますね。それにも関わらず集団の先頭を走ってるってのがすごい!
この時点でマティウは無線でメリエのために走るって言っていたそうで、その意味でもメリエの勝利はマティウのおかげという面がありそうです。まあ、メリエの最後のスプリントはすごかったけどね。
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残り70キロ強からの映像はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=UnIR6gpb7IUクールネ・ブリュッセル・クールネは一昨年の世界チャンピオンで、アルカンシェル姿があまり印象になかったマッツ・ペデルセンが優勝でした。しかし短いけど急な石畳の上りの連続で、北のクラシックらしい雰囲気です。
途中残り80キロでマティウ・ファン・デル・プールがアタックしてイネオスのヨナタン・ナルバエスを連れて(文字通り連れてっていう感じで、ほとんどマティウが前を走ってますね)、2分以上離れていた先頭を逃げる6人のグループに追いつき、この8人の先頭集団でもマティウが引っ張りまくって残り55キロあたりで先頭集団を崩壊させちゃいます。一回ちぎれたボーラのパトリック・ガンパーらが追いついて先頭集団は5人。後ろとの差はずっと45秒前後で、やっぱりマティウが一番先頭を引いているように見えます。
追走グループも二つに分断されたんですが、その後一つになり、残り10キロでは10秒差。そこから逃げる5人が粘る粘る。しかも先頭を引くのはマティウが半分以上って感じです。もしこのまま逃げ切って、最後の最後に一度も先頭に出なかった(?)アスタナの選手が勝ったりしたらどうなるだろうと思ったんですが、残り1、5キロで吸収されてしまいました。
結局30人ぐらいでの集団スプリントは残り150メートルぐらいで前にでたペデルセンが強かったですね。
ボーラとしてはほぼ理想的なレースでした。序盤から逃げグループにガンパーとマチェイ・ボドナールが入り、これによってエースのポリットが集団で省エネに徹することができ、前日に続きベストテン入り。11位にも若手のイーデ・スヘリングが入ってますね。
ポリットの話。「今日もまた僕らのチームパフォーマンスを見てもらえた。この7位はチームとしてはとても満足できるものだったと思う。自分のパフォーマンスだけでなく、チーム全体のパフォーマンスもとても満足だ。パトリック【ガンパー】は逃げグループの中でも特に強かったから、イーデと僕はエネルギーを節約して、他のチームに追撃させることができた。次のレースでもこれを続けられると確信している。」
しかし、ファン・デル・プールの強さが光りました。残り80キロでアタックした後からは追走中も、逃げグループに入ってからも、ほとんど常に前を引いてましたからね。あれで優勝していたら
一昨年のアムステル・ゴールドの再現でしたが、さすがに今回は人数が多すぎました。12位止まりですね。
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自転車レース界はオムループ・ヘト・ニウスブラット(昔のヘット・フォルク)でクラシックの幕開けです。春先の小ステージレースもいいんだけど、個人的にはこのシーズン北のワンデークラシックが一番興味があります。
ところで、YouTubeには現時点では最後のスプリントシーンのみあるだけで、ハイライト映像などはないですねぇ。昨夜もいろいろライブストリームがないか探したんですが見つかりませんでした。
途中アルカンシェルのアラフィリップがソロアタックして、有名なヘラールスベルヘンの壁まで逃げたようで、映像を早く見たいものです。
最後のスプリントを見るとダヴィデ・バッレリーニが随分差をつけてますね。タイミングよくセネシャルのアシストで飛び出したようですが、今シーズンすでに3勝目だそうです。
拙ブログとしてはニールス・ポリットがトップ10にかろうじて入りました。まあ、ボーラとしてはサガンがコロナにかかっちゃったから、石畳クラシックはポリットでいくのでしょう。
今日はクールネ・ブリュッセル・クールネですね。どこかでライブやらないかなぁ。
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Jスポではフランス選手権を放映してくれましたが、ここではドイツ選手権を見てみましょう。
ケムナが取らないかな、と期待していたんですが、優勝はマルセル・マイゼン、ドイツのシクロクロスで4連覇中ですが、ロードではキャリア最高成績ですかね。アルペツィン・フェニックスチームということで、マチュー・ファン・デル・プールのチームメイト。ということでマチューのオランダチャンピオンとともにコンチネンタルチームに2枚のナショナルチャンピオン・マイヨですね。
同時に、マイゼンのロードとクロス両方のドイツチャンピオンは1984年のライムント・ディーツェン以来とのこと。ディーツェンはスペインのテカで走っていた悪党ヅラの選手ですね。80年代後半にはブエルタで2位になったこともあったはずですが、トンネル内で激突して頭を打ち引退してしまいました。
コースはザクセンリングのサーキットで、3.5キロのコースを48周回する168キロで4000メートル近く登ることになったそうですが、ラストの直線が結構な上り勾配で、アッカーマンが早めにスプリントに入って、最後にきれいに差されました。
マイゼンの話。「【スプリントになった時の戦略を質問されて】ボーラをマークしたのは言うまでもない。いつスプリントを仕掛けるかを見ていた。でもアッケス【=アッカーマン】が去年のように絶好調ではないのは感じていた。登りの直線コースで短い上りは僕向きだった。スプリントではアッカーマンの後ろにつけて、パーフェクトだった。いくらか力が残っていたしね。でもきつい1日だったよ。」
ケムナも後半何度か逃げたみたいですが(上のYouTubeでは7分15秒ぐらい)不発に終わりました。ケムナにはコース的に簡単すぎたみたいです。ボーラとしては当初ケムナを勝たせようとしたみたいですが、途中でアッカーマン勝負に切り替えたそうです。だけど、ラストの上りのスプリントで、アッカーマンにキレが足りなかったですね。
まあ、今年はディフェンディグチャンピオンのシャハマンもいないし、ブーフマンも不出場。かと思うとデーゲンコルプやゲシュケも、ツールを考えたのかな、出ませんでした。
その他の国のナショナル選手権結果もおまけ。
デンマーク

:カスパ・アスグレーン(デケーニンク・クイックステップ) 独走
ルクセンブルク

:ケヴィン・ゲニエッツ(グルパマ・FDJ) ボブ・ユンゲルスとのスプリント
オランダ

:マチュー・ファン・デル・プール(アルペツィン・フェニックス) 40キロ独走
フランス

:アルノー・デマール(グルパマ・FDJ) コカール、アラフィリップとのスプリント
オーストリア

:ヴァレンティン・ゲッツィンガー(WSA KTMグラーツ) オーストリア選手権はボーラの5人のオーストリア人選手が出なかったので無名の選手が勝ちました。
イタリア

:ジアコモ・ニッツォーロ(NTT) 10数人のスプリント
スペイン

:ルイス・レオン・サンチェス(アスタナ) 独走
チェコ

:アダム・トゥパリク(エルコフ・カスペル) スティバルとのスプリント
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土曜日曜と二日続けて行われる、フランドル・クラシックの始まりを告げるレースですね。どちらもYouTubeでライブがありましたが、やたらと止まってイライラさせられました 笑)
土曜のニウスブラットは昔はヘット・フォルクと呼ばれ、自転車競技マガジンなんかでもよく取り上げられていました。現在ロンデ・ファン・フラーンデレン(ツール・デ・フランドル)ではコースから除外されてしまったかペルミュールの激坂がコースに入っています。その昔2010年だったか、カンチェラーラがロンデでボーネンを、ワープしたんじゃないのってアタックを決めてぶっちぎったところですが、現在のギア比ではみんな大したことなくスムーズに登ってっちゃいますね。
というわけで7人ぐらいの逃げ集団からヤスペル・スタウフェン、イヴ・ランパールト、ゼーレン・クラウ・アナーセンの3人の逃げが決まって、この3人となるとスタウフェンのスプリント力が一番だろうと思っていたら、やっぱりね 笑) 後ろから追ったマッテオ・トレンティンが追いつけば面白いスプリントになるかな、と思ったんだけど。。。と書きつつ、ライブはゴール2キロほど前のところで止まってしまい、動き出したと思ったらもうゴール直前でした 苦笑)
クールネの方は先ほど終わりましたが、カスパー・アスグレーンが残り10キロぐらいから一人で集団に20秒弱のリードで逃げて、そのままゴールまで逃げ切りました。これが一番素晴らしい勝ち方ですね。ツールのステージなんかだと絶対捕まるパターンですが、春のクラシックではこういう勝ち方がよく見られます。
土日の連勝を狙ったスタウフェンも5位に入ってます。ところでこのレース、またモスコン君がやってくれましたね 笑) 集団落車に巻き込まれた腹いせに暴力行為におよび失格だそうです。なんでも自転車を他の選手に向かって投げたとか。まあ
拙ブログではこいつきっとまたやるよ、と予言?しておりましたが、当たりましたね。だからもう一つ予言してみましょう。安倍晋三は逮捕される。当たるといいなぁ 笑)
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DAZNで見ると、デケェーニンクの作戦勝ちですね。ヤニック・シュタイムレ、23歳。ゴールした時にもなんどもデケェーニンクの胸のロゴを強調し、直後に遅れて入ってきたファビオ・ヤコブセンもマイヨの胸を引っ張ってチームを強調してましたが、シュタイムレが後7キロぐらいのところで逃げたあとは、後ろでことごとくチームメイトがチェックに入りましたからね。
しかし、ドイツ系若手はチェック入れてるんだけど、この選手は全く知らない選手でした。で、調べてみたら、シュタイムレって今シーズンはオーストリアのコンチネンタルチーム、フォアアルベルク・サンティクにいて、9月16日の月曜にデケェーニンク・クイックステップと2年契約を結んだばかりだったんですね。
で、契約
翌日火曜のケルメス、テクスティル・プレイス・フィヒテで優勝。そして土曜日にUCIレース初出場で優勝。まあ、夢のようなプロ生活の始まりです。ゴール2キロ前ぐらいのちょっと上りのところではかなり口元が苦しそうに歪んでましたが、結局逃げ切り。
「なんて1週間だったんだろう! 起こったことが信じられないよ。なんて言えばいいんだろう? ソロで逃げ切り勝ちなんて0、0%考えてなかったもの。」
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これはすごい写真ですね。6人がほぼ同時に投げ合ってます。手前から優勝したカレブ・ユアン、2位のパスカル・アッカーマン、5位のヤスペル・スタウフェン、4位のダヴィデ・バッレリーニ、6位のアルノ・デマール、一番奥が3位のヤスペル・フィリプセン。
この投げ合いって先日も
ドイツ語だと「虎のジャンプ」という話をしましたが、6人が一斉にっていうのは珍しいですね。
DAZNで見ると、残り200メートルでアッカーマンが先頭に出てしまって、綺麗にユアンに刺されていますね。スリップに入ったとはいえ、ユアンの伸びはすごかったです。4位のバッレリーニはパリ〜ルーベなどに優勝しているフランコ・バッレリーニの親族でしょうかね? (追記・9/10, 11:00 コメントにある通り、ウィキの英語版によると無関係らしいです。あるふぁさんのご教授に感謝します。)
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いやあ、この変な天候のせいで、風呂上がりに扇風機に当たりすぎて体を壊したようで、風邪ひいちゃいました。夜中に1時間おきに鼻かんでましたね。熱はたいしてないんだけど、どうも体が熱っぽい。とここまでを月曜に書いたんですが、このあと熱が急激に上がり、火曜日は1日寝てて、今朝ほどようやく起き出してきました。熱がやっと落ち着きましたが、どうも咳がとまらない。もう60年行きてきて、同じことを何度繰り返すんでしょうねぇ。風呂上がりの扇風機で風を引いたのは人生で30回ぐらいあるんじゃないだろうか?? こりゃあ死ななきゃ治らないね。
というわけで、出走者から見てボーラの独壇場になるんじゃないかと思っていたら、やっぱりそうなりました。そもそもが、今年のコースはモーターレースのザクセンリンクを含む全長12キロあまりのコースのうち8キロが街中の道でしかも狭く、落車の危険もあればサポートカーが止まると渋滞が生じると言われ、窮余の策として日本の昔の公道のレースでもあったような、2分遅れ失格制度が取り入れられました。各周回のゴール地点でトップから2分遅れた選手はその場でレース続行不可となるわけです。まあ、実際にはあまり極端な結果にならないように、後半は特に厳格に2分遅れを失格にしたわけではないようですが。
その結果、出走190人、完走15人。まあ気温が40度近かったこともあるかもしれませんが、完走8人だった1910年大雪のミラノ〜サンレモか??って感じです 笑)
残り50キロを切ったところで先頭集団7人(ブルクハルト、シャハマン、シリンガー、ゲシュケ、クルーゲ、ヴァルスレーベン、ツィンマーマン)からブルクハルトがアタックして、それをゲシュケとシャハマンが追いかけ追いつき、この時点でコース上には20人の選手しかいなくなっています。その後ゲシュケが追走に力を使いすぎたか千切れ、残り40キロを切ったところでシリンガーまで追いついて、あとはボーラのチームTT状態。後ろでは上がってきたポリットがコンチネンタルチームの選手ツィンマーマンと二人で追いますが、これはもうどんどん差が広がっていって3人が全員手を挙げてゆっくりゴール。
4位は決定的な時に前にいることができなかったのが悔しいポリット、5位はこれでプロから誘いがかかるかも、と大喜びのツィンマーマン、6位にゲシュケ、9位にフレーリンガーが入り、ツールに出場できない失意のデーゲンコルプが10位でした。
まあ、ツールにでないシリンガーがチャンピオンジャージを着るわけにはいかないし、ボーラの得点王のシャハマンが勝つのは順当なところなんでしょうね。
シャハマンの話。「数の点でも僕らのチームが一番うまく走れたし、みんな調子が良かったね。しかも3人で逃げられたってのは理想的だったよ。このチャンピオンマイヨは誰でもそうだろうけど、僕だって着たかった。これを着てツールに出られるなんて誇りに思うよ。さらにモチベーションが高まったね。」
なお、オーストリアもコンラートが1分以上の大差をつけて逃げ切り勝ちです。ボーラからは他にもアイルランドのサム・ベネットとイタリアのダヴィデ・フォルモロ、スロヴァキアのユライ・サガンがナショナルチャンピオンマイヨですが、ツールには出てきませんね。今年はドイツとオーストリアのチャンピオンマイヨだけ。
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アッカーマンといっても「進撃の巨人」ではありません 笑)
正式名称はエシュボルン〜フランクフルト。Jスポーツの説明ではドイツ最古とか書いてありますが、前にも書いたように
http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-3146.html、これは違います。
しかし昨日のロマンディのプロローグの個人TTでも名前を聞いたことのない選手が勝ち、かつての常勝マルティンは4位に沈み、キッテルやグライペルも完全に忘れられ、デーゲンコルプは2位になったとは言え、やっぱりアッカーマンに引き離されました。世代交代ってことなんですかね。ポリットやシャハマンやアッカーマンがベテラン選手たちよりも目立っています。
ちょっと寂しさもありますね。
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最後面白かったですね。ヴェレンスとファン・デル・プール、マイケル・マシューズとアラフィリップの4人の逃げが決まって、この4人では誰が勝つんだろう? スプリントになったらマシューズとアラフィリップかな、と思ったら、ファン・デル・プールが先頭を引いたままスプリントに入って、そのままあっさりと優勝しちゃいました。マシューズは後ろから行こうとして詰まっちゃいましたね。でも後ろから行くとすれば、あれぐらいは覚悟の上でしょう。
マティウ・ファン・デル・プールの父アドリ・ファン・デル・プールもこのレースの過去の優勝者に名を連ねているそうで、夢のようだしとても嬉しいと言っています。
しかし最後の周回コース、風情があっていいコースです。あの教会をめぐるS字コーナーも狭い路地みたいな坂も、見所たくさんありそうで楽しそうでした。
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rsn にドワルス・ドール・フランデレンのレース後のペストルベルガーの話が載っていました。この選手は一昨年のジロ第1ステージで、残り1キロ強でアシストのために前に出たら、後ろがつき切れし、そのまま独走で逃げ切り勝利を挙げて一躍名を挙げた選手です。
私が自転車レースを見るようになった頃には、まだスプリンターを勝たせためのゴール前のシステムが今ほどで完璧ではなかったので、ティエリー・マリーとかイェレ・ネイダムなんていう選手が残り1キロあたりで逃げてスプリンターたちを悔しがらせるシーンを見ることができたのですが、そういう格好いい勝ち方を見る機会がなくなったところで、あのジロの勝利は鮮烈でした。
ただ、その後はああうまくいく勝利はなかなか挙げづらいですね。ドワルスでは最後かなり小狡く先頭交代を避け、アタックのチャンスを伺っていたように見えたんですがね。
「調子は良いと感じてたし、最後まで先頭グループで走れた。最後はスプリントに全力を注いだけど、でも間違った決断だったんだろう。後から考えれば、最後の1キロでアタックすべきだったと思う。その方がチャンスは増えただろう」
スタート50キロで8人で逃げて、最後まで先頭にいたのはペストルベルガーだけでしたし、4位は十分な結果だったと言えるでしょうね。ただ、またいつか残り1キロのアタックを見せてもらいたいものです。
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ついに負けて半月ほど前からDAZNに加入してしまったおかげで、自転車レース見放題状態になってしまいました。昨日のロンデ・ファン・フランデレンの弟分と称されるレースも面白かったですね。逃げている8人の先頭グループが、途中ニュートラルタイムを挟みながら、徐々に削られ、後ろからファン・デル・プールを中心とした少人数の追走グループが追いつき、さらにボブ・ユンゲルスらの追走グループも合流、最後は5人のスプリントになって、オランダチャンピオンにしてクロスの元世界チャンピオンのマチュー・ファン・デル・プールが制しました。
前にも書いたかもしれないけど(かれこれ10年目に突入の拙ブログ、いろいろなことが、前に書いたかどうかすらもあやふやになりつつあります 笑)、このひとの父親アドリ・ファン・デル・プールはロンデ・ファン・フラーンデレン(ツール・ド・フランドル)で勝っているクラシックハンターで、ツールでもおそらくステージ優勝があると思います。特にロンデで勝った時は、ショーン・ケリーのモニュメント全制覇を阻んだことで名を残しました。スプリントになって、少人数のスプリントでは絶対的な強さを誇ったケリーが、これでとうとうリック・ファン・ローイ以来のモニュメント全制覇だと思われたら、最後の最後にファン・デル・プールが先行するケリーを差し切って優勝でした。おそらく二人のスプリント合戦ではほとんどケリーが勝っていたと思うんですが、この時はゴール前で先頭に出させられてしまって、足元をさらわれたという感じでした。
YouTube にありましたが、長いので最後の方だけどうぞ 笑)
というわけで昨日のレースに戻ると、逃げグループの中にボーラのペストルベルガーが混ざっていたのも楽しかった理由でしょうか。だけど、ペストルベルガー、最後の方は完全にへばっていたのか、全く前を引けませんでしたね。まさかこれが三味線で、最後勝ちゃしないだろうな、と心配しちゃいました 笑) が杞憂に終わりました 爆)
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昔はE3ハレルベケと言ってたレースです。ツール・ド・フランドルの前哨戦として結構重要なレースですね。ユンゲルスとポリット、ヒルシ、ジュッタリンの4人が逃げたので、最後はユンゲルスとポリットが二人で逃げないかな、と思ったら、ユンゲルスの強さが抜きん出てました。一番先頭を引いて、その上、登りで3人をぶっちぎっちゃいましたね。クイックステップのチーム力以前に、ただただ強かったって感じです。このまま行くかな、と思っていたんですがね。
結局スティバルが勝ったけど、ユンゲルスが逃げてた間脚溜めてたし、最後もユンゲルスは一度切れた後追いついてきましたからね。ユンゲルスに勝たせてやりたかったなぁ。
ポリットも存在感を見せたけど、石畳の登りがもう少しだなぁ。6位はまあまあでしょうかね。しかし、フランドル一周もデクーニンク・クイックステップだったら嫌だな 笑)
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まだまだ春は遠いベルギー西部のセミクラシックレースです。短い石畳の坂を繰り返し登る周回コースのレースで、その場で見てたらかなり楽しそうです。特にノケーレベルフという石畳の坂、全長350メートルで7%の登りを7回登るそうです。あまり知られてないレースですが今年で74回目。HPを見ると今年の売りはレムコ・エフェネプールとオランダチャンピオンのマチュー・ファン・デル・プールの出場でしょうか。
で、二人の結果はエフェネプールは57位で完走ですが、多分最後の落車に引っかかったかな。ファン・デル・プールは途中リタイアでした。
さて、レースの方は今シーズンのドイツ人スプリンター代表格に昇格した? パスカル・アッカーマンが2位。優勝はツェース・ボルがプロ入り初優勝でした。YouTubeで見る限り、アッカーマン、カタパルト役のゼーリヒがたれて、我慢しきれなくなって、まだ200メートル近く残っているのに早めにアタック、だけどボルは完全にアッカーマンをマークしてましたね。記事によれば、本来はサンウェブのエーススプリンターのマックス・ヴァルシャイトのカタパルト役だったみたいですが、レース中に役割交換して、ラスト1キロではヴァルシャイトがボルのために集団先頭に出ていたそうです。そのヴァルシャイト、結果的には役目を終えて下がる途中でゴール前350メートルの集団落車に巻き込まれてました。
アッカーマンの話「ハードなレースだった。スプリントを開始するのがちょっと早すぎたね。最後はもう力が残ってなかったよ。ボルにはおめでとうと言うよ。今日は彼のほうが強かった。」
ボルの話「クラウ・アナセンとヴァルシャイトのお膳立てがすごかった。彼らが僕のために赤い絨毯を敷き詰めてくれたんだよ。素晴らしいチームの成果だ。最後をうまく締めくくれて、僕は本当に嬉しい。」
YouTube で個人的にツボだったのが、1分40秒ぐらいからの石畳の登り、4、5人の先頭グループの中で必死に遅れまいとするディレクトル・エネルジーの選手がついにちぎれるシーン 笑)
***追記(21日20時13分)
マチュー・ファン・デル・プールはゴール前400メートルの集団落車でヴァルシャイトとぶつかって病院へ搬送されたようです。
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ドイツチャンピオンのアッカーマンがキッテルに競り勝ちました。
うーん、しかし、キッテルの爆発力は昔に比べてやっぱり落ちてますね。確かにアッカーマンは伸び盛りの若手スプリンターだし、何よりドイツチャンピオンですが、それでも全盛時のキッテルならアッカーマンの後ろに付けた時点で優勝間違いなしだったと思いますけどねぇ。
確かにキッテルのカタパルト役のハラーが完全に発射台の役目を果たせてなかったし、スプリントになる前にアッカーマンの前にボーラのアシストが二人?いたから、アッカーマンとしては逃しちゃいけない勝利だったんでしょうけど。
画像を見る限り、キッテルは出が遅れたわけではなさそうだし、アッカーマンのスプリント開始に合わせてると思えるんだけど。。。
どうも僕の記憶の中のキッテルは3年前のツールで、先にスプリントを開始しても、カヴのスプリントに合わせて後から行っても、何しても勝っちゃう無敵のキッテルのイメージが強すぎて、まあ、勝ったり負けたりってのが普通の強いスプリンターの普通の姿なんでしょうけど 笑)
アッカーマンの話。「本当にハードなレースだった。200キロあったし最後は速かった。仕事をしてくれたチームに感謝だ。シーズンが始まってこんなに早い段階で勝てたなんてすごい気分だよ。この後の自信になるね。
アッカーマン、長身痩躯で、かつてのイエンス・フォイクト改めフォークトとか、同じボーラの大ベテランブルクハルト系の顔立ちをしてます。来週のアルガルベ一周に参戦だそうで、この後もどんどん勝てるとドイツチャンピオンジャージだし、目立って良いんですけどね。
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去年のジロの最初のステージで、ゴール1キロ前にスルスルと前に出るとそのまま逃げ切るという、80年代まではよくあったシーンを再現したルーカス・ペストルベルガー。その後も結構上位で期待させてたんですが、今年前半は病気がちでレースそのものになかなか出てきませんでした。病気回復したようで、ツールのメンバーに選ばれて、これで20歳の時以来二度目の赤白のマイヨです。
スプリンターコースだったドイツ選手権とは違って、石畳や長い登り、テクニカルな下りと結構難しいコースだったようですが、130キロの独走逃げ切りという派手な勝ち方でした。
「ナショナル選手権はいつでも戦術がモノを言うから、自分でもこんなに早く逃げるとは計画外だった。数の上で僕らは有利だったから戦術的に余裕があった。このレースでタナボタはありえないから、良いポジションを占めていることが大切だった。コースは180キロで獲得標高差は3千メートル。ハードなコースは僕に向いているとスタート前から思ってたんだ。【ツールでは】これで僕が目立つから、仕事ぶりをアピールできるね。」
まあ、ペストルベルガーの役割はサガンのアシスト、おそらくカタパルト役でしょうから、ジロに続いてステージ優勝なんてのは、限りなく可能性は低いでしょうけどね。スロバキアマイヨのサガンをオーストリアマイヨのペストルベルガーが引っ張るシーンが目立つことでしょう。
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集団スプリントになったようですが、デーゲ、ヴァルシャイト、グライペル、キッテルと並み居るワールドクラスのスプリンターを破ってアッカーマンが優勝です。これでブルクハルトについで、ボーラの連覇ですね。最近4年間で3回ボーラがとったことになります。
レース前のインタビューでも、ボーラなら誰がとってもいいけど、これだけスプリンターを揃えたチームが会しているんだから、逃げるのは難しい。スプリントになれば、自分が頑張るしかない、と決意のほどを語っていたのですが、チームの人数もものを言ったようです。
2位がデーゲ、3位が巨漢のヴァルシャイトで、グライペルが4位、キッテルは10位に沈みました。写真で見る限り、グライペルはコーナーのゴールで大外回りになってしまったように見えますが、キッテルの方は完全に集団の中に埋没したようです。
アッカーマンの話。「チームがずっと前で仕事をしてくれた。ルディ・ゼーリヒがカタパルト役として完璧に役割を果たしてくれた。あとは僕がゴールへかけ込まなければならなかっただけだ。」
デーゲンコルプの話。「四度目の表彰台だけど、まあ、しょうがないよ。今年の前半の病気や膝の痛みに苦しんだことを考えれば、2位は上出来だよ。」
ヴァルシャイトの話。「ドイツ選手権で3位は誇れるものだ。何れにしても僕らは最強のスプリントの国なんだね。だけど、今日の状況を考えるとこの順位で満足はできない。」
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いやぁ、面白かったですね。ずっとアラシロが逃げ続けて、解説の栗村さんもとっちらかってました 笑)そして最後もガビリアがコース取りを勘違いして、クリストフがラッキーな4連覇でした。
ところで、ドイツでもっとも古いレースと言ってましたが違います キッパリ笑) 前にも書いたと思うんですが、現在も行われているレースとしてはルント・ウム・ケルン(ケルン周回レース)の方がはるかに古いです。
ところでこのエシュボルン〜フランクフルトは少し前だとフィナンツプラッツ・エシュボルン〜フランクフルトだったり、GPフランクフルトだったり、もっと古くはヘニンガー・トゥルムと呼ばれていたレースで、拙ブログではブログを始めた年からずっと追ってきたレースです。
http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-110.htmlボーラが目立ちたいだろうから逃げるだろうと思っていたら、アラシロとともにサラモティンスが逃げ、そのあとミュールベルガーが逃げ、さらに後半ずっとブーフマンが逃げていて、最後もサム・ベネットがガビリアのすぐ後ろだったので、これはひょっとすると、と思ったんですがねぇ。ガビリアは前のバイクの動きについて行っちゃったみたいですね。
去年2位だったデーゲンコルプも、キッテルよりは登れるグライペルも参加しなかったのが残念でした。デーゲンコルプはパリ〜ルーベで膝の痛みが出たみたいで、TVの解説席で見てたみたいです。

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しかし、昨日は LiveStream がうまく見ることができず、途中の遮断機のところで終わってしまいました 苦笑) まさにこの遮断機事件、無理やり通過したデュラン・フルーネヴェーヘンやアルノー・デマール、トニー・マルティンなど三十人が失格になっちゃいました。遮断機で止められた場合、止められているのが逃げている選手の場合は、後続はそのタイム差分を待たされ、止められたのが追走集団の場合は全く考慮されない、つまり逃げている方にとってはラッキー!というのがルールなんですね。昨日は無理やり行っちゃった30人が突然止められたので、どうしたのかと思ったら、失格ということだったわけです。
遮断機って昔は閉まってても自転車担いで飛び越えていくなんていうシーンを古い記録映像などで見たことがあります。スイスのフェルディ・キューブラーが止めようとする審判(?)を殴りつけていたりしました 笑) また、37年のツールでは逃げるフランスの2位のラペビーのために踏切番が遮断機を降ろしちゃうなんていう事件もあったようです 苦笑)
しかしキッテル、連勝記録を伸ばす絶好のチャンスだったのにねぇ。この面子ならスプリントで圧勝だっただろうに。。。
まあこの日はついてなかったみたいで、すでに前半で2回パンクしていたそうで、ゴール12キロ手前で3度目のパンク。ニルス・ポリットやマッツ・ビュルツ・シュミットが集団に戻そうと懸命に引っ張ったんですが、残り6.5キロでキッテルがギブアップしてしまいました。
「がっかりしてるぜ。本当、がっかりだ。チームとしてはとてもいい仕事をしていた。残り100キロを切ってレースが活性化した時、残っている三十人の集団の中に、俺たちは7人いたんだ。トニー【マルティン】は不運だったが、俺ももっと不運だった。しょうがねえ。俺たちはレースをコントロールしていたということからポジティヴなエネルギーを引き出すしかねえや。チームはすごく強かった。これは自信になるぜ。バスの中ではみんながっかりしてた。だけどこれはいい印だ。」
というわけでキッテルは日曜のパリ〜ルーベにネオプロの2011年いらの参加。その時はタイムオーバーだったので、完走狙いとのことです。
参考までに過去のスヘルデプレイスのキッテルの記事をリンクしておきます(2015年は体調不良で欠場)。
2012年
http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-871.html2013年
http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-1263.html2014年
http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-1677.html2016年
http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-2516.html2018年
http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-2847.html
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