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「俺たちはみんな神さまだった」

2019.04.30.21:32

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今日は本の宣伝です。

ベンヨ・マソというオランダの社会学者が書いた1948年のツール・ド・フランスのドキュメンタリー「俺たちはみんな神さまだった」を翻訳しました。例によって未知谷さんにお世話になっています。

後ろはこんな(ちょっとした誤植はご愛嬌 笑)。

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中はこんな。

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全346ページ、写真約65枚。

アマゾンなどのネットでも注文できるようですが、ここのコメント欄に連絡先を書いて送っていただければ僅かですが割引になります。もちろんコメントは公開しません。

1948年というと、終戦から3年、まだまだ物資は不足しているし、東西冷戦が始まろうとしていて、政治的社会的にも大混乱の時代。そんな中でよくもまあ自転車レースなんか開催する気になったと思います。

レースは戦前にツールで圧勝しているジノ・バルタリと、フランスの若きエース、ルイゾン・ボベの激しい争い。だけどそれ以上にフランスナショナルチームの人間模様がむちゃくちゃ面白いです。

現在のように、システマチックになってしまって、チームの指示に絶対服従(この前のブエルタではアシストしなかったバルギルが帰宅させられてましたね)、役割分担が完全に決められ、レース展開もある程度お約束になっている(序盤逃げた選手がそのまま逃げ切ることはまずない)ようなツールとはまるで違います。監督の言うことなど無視を決め込み、嫌いなエースのためになんか働かず足の引っ張り合い。しかし、それにしてもバルタリの強さが圧倒的です。そして、その勝利が戦後の動乱期、革命騒動のイタリアの政治状況にまで影響を与えることになります。

日本ではバルタリは若くして亡くなったファウスト・コッピの引き立て役のように語られることが多いですが、ものすごい選手だったのは間違いありません。興味があれば、ぜひ手にとっていただけると嬉しく思います。

これは広告なので、しばらくブログのトップに出るようにしておきます。(2017年12月13日21:50記)

いつもコメントを下さる CYPRESS さんが、詳しい紹介をしてくださいました。感謝いたします。(2017年12月30日14:55 記)
https://cypresshushizen.blog.fc2.com/blog-entry-2916.html

momoさんからもコメントでサンスポのコラムで紹介されていることを教えていただきました。感謝いたします。(2018年1月4日 21:19記)
https://cyclist.sanspo.com/377984

2月1日の日経新聞で藤島大さんが「目利きが選ぶ3冊」に、読むべき本として紹介してくださったそうです。また、こんな地味な読者を選ぶ本なのに とりっぽん さんという方が第4回日本翻訳大賞に推薦してくださいました。二次選考であっさり落ちましたが 笑)、想像もしていなかったことでした。この本を訳した者として、お二方に心より感謝いたします。ありがとうございました。(2018年2月8日記)

信濃毎日で紹介されたようです。ありがたいことです。(2018年2月16日記)
信濃毎日 180216



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アメフト問題雑感

2018.05.25.09:46

いやぁ、アメフトの話題、坊主頭の学生の姿に旧日本軍のBC級戦犯の姿を見たと書いた方のFBがなかなか秀逸でした。「上官の命令に従うことを余儀なくされ、捕虜を」虐待したり殺害したという理由で絞首刑になった人たち。有名な「私は貝になりたい」なんかもそうですね。そしてそれを命じた上官たちは知らん顔を決め込む。

少し前から自己責任という言葉が我が物顔に闊歩する社会になってしまいましたが、下の者たちには自己責任を押し付け、自らは責任など、全く取る気がない上層部。まあ、これは拙ブログでもずっと書いてきたことですがね。

確かに安倍のようなのが自称「最高権力者」であれば、あちこちでプチ安倍が出てきて、プチ権力を笠にやりたいことをやって、自分は責任を取らないなんてのは当然の帰結でありましょう。これを牽強付会という人は「もう少し歴史を勉強しましょう」(爆笑) 

ただ、個人的にはここまで盛り上げる問題なのかな、という気がずっとしていました。学生の記者会見なんか、絶対やりすぎだろ!と思っていたんですが(実際映像を見てませんでした)、そして監督とコーチのインタビューも最初から嘘をついているという反応が大勢を占めていましたが、それにもちょっと違和感を感じていたんですが。。。(最もこちらのインタビューも後からニュースなどで見ただけでしたが)

ところが、今朝ほどTVで監督の内田というのは人事担当理事だという話が出てきて、非常勤講師組合の書記長までインタビューに答えてました。去年から今年にかけて日大は非常勤講師を大量にクビにしたことで大問題となっています。首都圏非常勤講師組合は日大の理事たちの辞任を要求するとともに、刑事告発もしているようです。その元凶の一つがこの男だったんだな。にわかに怒りが湧いてきました 笑)


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NHK「憲法と日本人 1949〜64 知られざる攻防」

2018.05.03.23:50

憲法改正すべきか否かの話はなかなか簡単なものではない。憲法を変えるべきだと考える人たちだって、憲法のどの部分を変えるべきだと考えているのか、といえば、考えは様々だろう。先ほど放映されたΝHKの番組を見た。

要するに、日本が再び軍備を持ってアメリカに逆らうようになっては困るからと、アメリカは9条の戦争放棄を積極的に「押しつけた」。ところが、共産圏の脅威に対して、日本にアメリカの防波堤になってもらいたいと考えるようになり、憲法改正への圧力をかけるようになった。それはすでに1949年のことだった。つまりアメリカの都合だったというわけである(幣原首相によって9条の文言が加えられたという説などは今は触れない)。

この時日本が憲法を変えていたら、日本軍(!)は朝鮮戦争に派遣されていただろうし、その後のベトナム戦争にも関わらざるをえなかったことだろう。アメリカのために日本人がアジア人を殺したり殺されたりしなかったということに対して、否定的に捉える人はあまりいないと思う。

普通に考えれば、憲法を変えたいのはアメリカと、戦前の日本で権力を持っていた人たちなのである。

現憲法がアメリカから押し付けられたものだというのなら、逆に憲法改正もまたアメリカから押し付けられているのである。そもそもすでに64年の時点で、憲法調査会が、現憲法はアメリカから押し付けられたとは言えないと結論付けていた。曰く、アメリカが「日本に押し付ける草案を作っていたのではないかという一部日本人の憶測には、何らの根拠がありません」

結局戦後すぐの日本は、アメリカから自分らの戦争に参加してくれという要求に対して、9条を盾にノラリクラリと首を縦に振らず、アメリカの要求に乗らなかった。それをどう考えるべきかは人それぞれだろう。僕自身は、あの時代の中で、日本は最善の策を取ったと思っているけど。

しかし当時の改憲派は、今よりずっとまともだった。憲法調査会の副会長だった改憲派の矢部貞治はこういった。

「改憲は国民の盛り上がる支持なしにはやれないし、やるべきでない。改正を強引に強行することによって、国内を分裂状態に導いた例はある。改憲勢力が3分の2を占めただけで改憲など出来るものではない」

あるいはやはり改憲派の廣瀬久忠の言葉はこうだ。

「現行憲法を改正するか否か、いかに改正するかは全て主権者たる国民の判断にかかっている。5年かかっても10年かかってもいいではないか。国民の大部分の納得を取り付けるまで、あくまで努力を重ねるべきである。」

どちらも慎みがある。今、安倍の元で行われようとしていることは、こうした慎みとは全く逆のことで、国内を分裂状態にしようとしてでも、国民の大部分の納得など取り付けなくても、なんとか数の力で憲法を変えてしまえというものである。

僕の考えを言っておけば、もちろん現憲法を今変える必要は、全くないと思う。

……5/4, 17:02 追記……
誤字を直しました。教えてくださった方に感謝します。いつもありがとう。
……




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南北首脳会談

2018.04.27.22:54

びっくりするような展開だったけど、思い出してみれば、ベルリンの壁が崩壊したときだってそうだった。ハンガリーが国境を開放し、東ドイツの人たちがハンガリー経由でオーストリアへ出られるようになり、壁の意味がなくなり開放されたときは、そのあまりの早い展開に、やっぱりびっくりしたものだった。

とりあえず戦争はなくなったと考えてよいだろう。しかし、これって、ひょっとしたらムンジェインとキムジョンウンの二人がノーベル平和賞なんていう可能性だってあるかもしれない。個人的にムンジェインはともかく、キムジョンウンがノーベル平和賞というのは勘弁して欲しいとは思うが。。。

しかし、過去、佐藤栄作なんかまるで嘘だった非核三原則が理由で受賞しているし、オバマだって、プラハの非核演説だけで受賞して、その後はまるで実態が伴わなかったわけだからね。ここにトランプや習近平が絡んできて、4人が平和賞受賞なんてのだって、あり得る話だろう。まあ、ある意味で悪い夢みたいな話ではある 笑) 

北朝鮮という国は、日本で流れるニュースを信じる限りとんでもない独裁国家だ。でも、これでもし南北融和が実現できたら、北朝鮮という国自体が変わるかもしれない。

東ドイツが崩壊したのは西側諸国の圧力によるものではなく、一番はやはり西側の情報だった。北朝鮮のラジオはチューニングができないという話がある。もし今後チューニングできるようになって韓国の放送が聴けるようになれば、絶対に北朝鮮という国は変わると思う。

安倍の会見の暗い顔が、個人的には愉快である。



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人はなぜペットを飼うのか?

2018.04.21.17:50

今朝起きたら、連れ合いがTVをつけていて、そこで「人はなぜペットを飼うのか」ということを説明してました。朝ごはんを食べながら横目で見ていたんですが、TVによると、人間は群れて生きる生物であり、群れて生きる以上、本来、群れの中の他の人間になにかを与えたり、与えられたりすることで喜びを感じるようにプログラミングされているんだそうです。

つまりそうしないと集団として存続できなかったというわけです。赤ちゃんがお母さんになにかを渡し、お母さんがそれを受け取ってくれると、大喜びする映像なども出てきました。だけど、大人になるとなかなかね、ただ他の人に何かをあげるだけでなく、見返りを期待したりしちゃうわけでね 苦笑)

というわけで、無私の気持ちでものをあげることで喜びを感じられる相手がペットというわけです。ホントかなぁ、と眉唾半分で聞いていたんですが、物が溢れる時代になって、人々の欲というものが肥大化し、他の人にものを与えて、それで喜びを感じるという本能が薄れつつあるのかな、なんて思いました。つまり、ペットによる癒しってそういう忘れられつつある本能を思いおこすことなんだろうなぁ。

無論連想したのは現代のゆとりのない不寛容な社会のことでした。金の亡者のようなエライ人たちが、末代まででも使い切れないほどの金をかき集め、それに対して国家は彼らを税金などの面で優遇し、一方では生活保護費を削減する。これってTVのいうことを信じれば、本来人間にプログラミングされている本能に反することで、集団として存続することができなくなってしまうのではないか、なんて思ったのでした。



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皆様もご注意あれ

2018.04.10.22:43

フェイスブックに書いたことですが、このブログにも書いておきます。昨夜、SMSメッセージに突然 Amazon から「登録料金の未納が発生しております。本日後連絡なき場合、法手続きに移行いたします。アマゾンカスタマーセンター03-4329-29**」というメッセージが送られてきました。

ん? どう考えても怪しいので、この電話番号ではなく、ネットでアマゾンのカスタマーセンターを検索して出てきた0120で始まる番号へ電話すると、「それはAmazonからのものではありません。詐欺かどうかはわかりませんが、私どもが出したものではありません」と言われました。「どうすべきでしょう?」と聞くと、「Amazonとしては無視してくださいというしかありません」とのこと。

その後ネットで検索するとヤフーの知恵袋とか消費者庁とかいろんなところでたくさんヒットします。どれも電話番号が違う。この詐欺ってどういうやり方なんでしょう? 指定のところへ電話するとことば巧みに金を出さないとひどいことになるぞ、と脅してくるんでしょうか?でもそんなことしたらすぐ捕まりそうだよね?

何はともあれ、みなさんも御気をつけあれ。



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誰が考えても答えは出てるっしょ?

2018.03.15.12:38

うーん、どう考えたって佐川元長官が自分のために虚偽答弁し、その整合性のために公文書改竄を指示するなんてこと、あるはずないじゃん。彼にとって何のメリットがあるの? デメリットしかない。 そう考えれば、彼は誰かからの指示か、あるいはいわゆる忖度でやったのは間違いないだろう。で、安倍本人や昭恵の名前が改竄され、本件の特殊性なんていう言葉も消されていたとすれば、シャーロック・ホームズやコナン君でなくたって、誰だって犯人は言い当てられるだろうね 笑)

しかしカゴイケ何某夫妻にしても、あれだけバンザイしてもらったのに、あっさり切り捨て、今度は自分に都合の良いことを危険を顧みずに発言してくれた佐川だけが悪いとあっさり切り捨て、驚くほど人情のない人であります。

ここまですごいと、安倍ってひょっとして何か巨大なものに脅されているんじゃないか、なんて勘ぐりたくなります。普通の人なら、こんな恥ずかしいことできないでしょ? どんな人でも普通は自己自身に対する美意識ってものがあって、ここまでみっともない真似はしないものです。

確かに安倍は頭がいい人ではないのは間違いないし、そういう意味では昭和天皇と軍部の関係みたいなもので、安倍の影でやりたい放題のことができると喜んでいる人たちがいるんじゃないか、なんてね。具体的に? まあアメリカの一部の人たちとか、日本会議とかいう極右団体とか、他にもネトウヨが大嫌いな国が発祥の地のカルト教団とか、あるいは僕なんかが想像もできないような何かがあるのかもしれません。なんてそんなことすら考えたくなるほどのひどさです。



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「非正規という言葉」を一掃するそうです 笑)

2018.01.24.22:41

断固たる口調で心にもないことを言う。安倍の施政方針演説を聞いてそう思った。威勢は良い。しかし具体性がないし、心もこもっていない。例えば、次の文章を読んで、普通の人はどう感じるんだろう?

「長年議論だけが繰り返されてきた「同一労働同一賃金」。いよいよ実現の時がきました。雇用形態による不合理な待遇差を禁止し、「非正規」という言葉を、この国から一掃してまいります。」(東京新聞から引用)

僕は聞きながら、意地悪かもしれないけど、この国から一掃するのは非正規という「言葉」なのね、と思った。きっとそのうち「今後『非正規』という言葉は使わない」と閣議決定するのだろう。

政治家の言葉がこれだけ軽くなったのは小泉からだろうと思う。安倍になってそこに無責任さが付け加わった。軽くなり、無責任になり、それが大手を振ってまかりとおり、さらにそこに嘘まで加わった。嘘など言っても、責任など取らなくていいと思っているのだろう。

そして政治家の発言なんてそんなものだと思っている国民は、どんどん政治離れを加速させ、選挙の投票率はどんどん下がる。一番喜んでいるのが安倍本人だろう。



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菊地直子「さん」無罪確定ではないの?

2017.12.28.14:03

いや、別に彼女が無罪になってよかったと思っているわけではない。悔しいと思っているわけでも、もちろんない。

今朝ほどTVをつけっぱなしにしていたら、このニュースをやっていて、そこでのテロップが菊地直子「被告」無罪確定と出ていたのに、ものすごく違和感を感じたからである。

我が家で取っている東京新聞でも、菊地直子「元信者」と表記されている。うーん、最高裁が検察の上告を退けて、無罪確定した人に対して、被告とか元信者というのっておかしくない?今までの冤罪事件や無罪確定事件ではみんな確定と同時に「さん」づけじゃなかった?

そもそもマスコミは当時彼女のことを「走る爆弾娘」とか面白半分のバカにした言い方を散々していたと記憶している。それって、マスコミは反省し、彼女に対して謝罪すべきことなんじゃないの? 



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読売の社説を読んで

2017.12.15.16:41

フィリピンに慰安婦像が建てられたことを遺憾とする読売の社説である。

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20171214-OYT1T50148.html

「1942年から45年までの占領で、フィリピン各地に慰安所が設けられた。一般女性が一部の現地部隊によって暴力的に拉致されたケースも報告されている」が、「日本政府が95年に設置した「女性のためのアジア平和国民基金(アジア女性基金)」は、元慰安婦らを対象に「償い」事業を実施した。フィリピンでは実施国・地域で最多の211人に償い金200万円などが支給された」のだから、今更慰安婦像を作るというのは「日本の名誉を不当に貶めたり、周辺国との関係を傷つけたりする動き」であって許せない。「新たな像の設置を食い止めるための一層の外交努力が欠かせない」

と言っている。(僕はそう読んだ)

何かどうも腑に落ちない。このような主張の前提には、2年ほど前の日韓慰安婦問題合意があるのではないだろうか? あの時安部は「お詫びと反省」と言った。そしてそれに続けて「私たちの子や孫、その先の子供達に、謝罪し続ける宿命を背負わせるわけにはいかない」と言ったのだ。

あの時にも書いたが、国を代表するものと国民との違いを無視したごまかしが感じられる。国民を国と一体化させたいと思っている権力者たちと、その単純化の図式に乗って「日本すごい = 俺ってすごい」と言いたがっている人たちの勘違いが一つになっている。

「ひとびとはもうなんどもクニに捨てられているというのに、「便所の蠅のやう」に、クニにへばりつく」(辺見庸)

国の名の下に強制的に慰安婦にさせられた人たちがいた。これは間違いない。上の読売の社説でもそれは認めている。安部もだからこそお詫びと反省と言ったのだ。安部が個人的にお詫びして反省したのではない、国としてお詫びして反省したのだ。だけど、国民が、戦後生まれの僕らが、それを謝罪する必要はないのは当たり前のことだ。だけど、それを知らないのはまずいだろう。まずは国が率先して知らせるべきなのだ。

何度も書いてきたけど、立場を変えてみればよくわかることだと思う。原爆のことを今の若いアメリカ人に謝ってもらおうとは、多分誰も思わないだろう。でもその若者が原爆のことを知らなかったら不愉快だろう。

このところ慰安婦像のニュースがあちこちの国から届いている。理由はこういう日本の態度だ。金は払った、謝った、もういいだろ!と言ってる裏で、橋下に代表されるように慰安婦否定の世論が勢いを増し、それに乗じて国会議員たちの中にも、否定的なことを言うような議員が出ている。これでは相手も強硬になる。

南京事件だってそうだ。中国が主張する30万人がおかしいというのなら、きちんと議論していけばよかったのに、0だと言うような奴が議員の中にも出てくる。それなら、とばかり、相手だって30万の数字を言い続けざるをえない。

尖閣を思い出す。石原慎太郎が東京都が買い取ると言い出し、野田がそれに乗って国有化と言い出した。1970年代に、将来の頭のいい人たちにお任せしましょう、と日中両国で阿吽の呼吸でバランスを保っていたのに、あれで完全に中国がキレたわけだ。

読売の言う「外交努力」とは具体的にどういうことをしろと言っているのだろう? 外交努力ではなくて国としての姿勢が問われているのではないのか?



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ロシアがオリンピック除外だそうで

2017.12.07.12:21

ピョンチャンオリンピック、ロシアの選手たちはロシア国の名前で参加できなくなった。IOCが言うように国家ぐるみでドーピングをしていたのか、それともロシアが言うように政治的な思惑があるのか、そんなことは僕にわかるはずがない。ロシア国籍の選手たちには個人で参加するという可能性が残されているそうだが、優勝しても国旗は上がらず、国歌もないそうだ。いっその事、すべての国もそうすればいいと思う。

しかし、ロシアの国会議員たちはそれを屈辱と表現し、全面ボイコットを主張しているし、プーチンも国を代表しない形での参加を「侮辱」という言葉で表現したそうだ。要するにスポーツを国威発揚の道具にしたいと公言しているようなものだ。スポーツを権力者たちが言うところの「愛国心」の涵養に利用したいということだ。そして、彼ら権力者が言う「愛国心」というのは、自分たち権力者を敬えということと直結している。自分たち権力者が行うことに文句をつけないこと、それが彼らが言う「愛国心」というやつだ。それは日本も同じだろう。愛国心を強要したがる政治家たち、権力者たちは自分が国を体現していると思い込み、自分たちを敬えという本音を隠しつつ、国を愛せと言っている。

先日も「安倍首相は僕らのお父さんのような存在なのだから敬うのは当たり前だ」というネトウヨによるツィートが拡散されていたそうだ。僕は読んでないが。まあ、まともな右翼なら天皇陛下を差し置いて一介の政治家風情が国父になるわけないだろ!と激怒するはずだけどね。

それはともかくとして、僕が見たものとしては、先日FBのグループにこんな文言が貼られていた。

「反日リベラルやめたら? 日本のことみんな好きだよ!」

この文言を貼った人は、彼が言うところの「反日リベラル」は日本を嫌っていると思っているわけだ。馬鹿だなぁ、と、本当にそう思う。共産党員だってきっと日本が好きだよ。僕もきっとこの人からは「反日リベラル」というレッテルを貼られるだろうけど、現在の平和憲法がある日本が好きだ。当たり前のことだ。そういう意味で言えば、この人だけでなく安部らは現在の平和憲法がある日本を憎んでいるのではないか、と言いたくなる。

愛国心というのはおかしなもので、昔、ソ連時代にソ連からアメリカへ亡命した科学者が、アメリカのCIAなんかよりソ連のKGBの方がはるかに優秀な組織だと胸を張って言ったそうだ。

拙ブログでは何度も書いたことだけど、ナチスの時代に、それに反対するビラを撒いて処刑されたクヴァンゲル夫妻(史実ではハンペル夫妻)や白バラのショル兄妹のような人たち、あるいはヒトラーを暗殺しようとしたトレスコウ将軍ゲオルク・エルザーワルキューレ作戦の軍人たちがドイツを愛していなかったわけがない。逆だろう、ドイツを愛していたからこそ、命をかけて、ナチスに反旗を翻したわけだ。平和な時代になり、現在のドイツで彼らを愛国者ではなかったなどと言うドイツ人はいないだろう。

日本を「恒久の平和を念願し(。。。)平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して(。。。)平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占め」る国にしたいと思えば思うほど、僕は先の人の言う「反日リベラル」にならざるをえないのである。

オリンピックに出られないロシアから、話はやっぱりいつものところへ行き着いた 苦笑)



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草野心平の「空間」

2017.12.05.22:35

草野心平が中原中也の死を悼んだ「空間」という題名の詩がある。

中原よ
地球は冬で寒くて暗い
ぢゃ
さやうなら

ずっと、「こちらは冬で寒くて暗い」だと思っていたけど、今回調べたら地球だった。

小学校から大学を卒業するまで、非常に仲が良かった友人が亡くなっていた。小学校時代は裏山でよく戦争ごっこをした。近くの飯場跡地にあった汚いヘルメットをラッカーで深緑色に塗って、棒っきれを銃代わりに、コンバットごっこをした。中学の時には好きな女の子の話をしたこともあった。学生時代になると酒を飲みながら明け方まで、映画や文学や漫画の話をした。頭のいい奴でいろんなことを教えて貰った。だけど言い出すと聞かない奴だった。だから時々ケンカもした。

絵がとてもうまいやつだった。小学校時代、僕も美術の時間のスケッチではみんなから上手だと言われていい気になっていた。ところが、僕の絵を見て「吉田の方がずっとうまいな」というやつがいて、どんなものかと見に行った。レベルが違った。

ある意味クセのあるやつで、教師に公然と口答えをして時々殴られていた。当時は校内暴力などない時代で、年配の教師の中には戦争に行ったなんていうのもいたから、生徒を殴る教師は珍しくなかった。

大学で哲学を専攻して、その後公立高校の教師になった。働き出したら住まいも離れて連絡はほぼなくなった。会ったのはお互いの結婚式ぐらいだった。だけど、巣鴨の、今はない300人劇場で上映された映画を見に行ったら、偶然に会ったこともある。

去年の暮れ、何十年ぶりかで小学校のクラス会があって、そこで15年ぶりぐらいにあった。いろんな話がしたかった。だけど話はあまりできなかった。また来年と言って別れた。

今年もクラス会をしようということになって、連絡したら6月4日に亡くなったと言う。話したいことがたくさんあったのに。

そして、

地球は冬で暗くて寒い

合掌

****追記(2017、12、7)
思えば、映画を誰と一緒に一番観たか? あいつだった。「2001年宇宙の旅」や「アラビアのロレンス」のリバイバル(テアトル東京だった)、最初の「スターウォーズ」やタルコフスキーの「ソラリス」(レムの原作を教えてくれたのもあいつだった)や「鏡」も、そして今では忘れてしまったたくさんの映画を一緒に見に行った。会わなくなってからは、男の友人と映画を見に行くことはなくなった。埴谷雄高の「死霊」を勧めてくれたのはあいつだった。ドストエフスキーや大江健三郎はあいつが読んでいたから僕も負けじと読んだ。樹村みのりや大友克洋の漫画はあいつに教えてもらった。当時政治の話は全くと言って良いほどしなかったけど、今の「暗くて寒い」日本社会について、どんな思いを持っていただろう? 会わなくなってから、どんな本や映画を見たか、どんなことを考えたか、話したいことはたくさんあった。

なんでも話せた友が死んで残されるってこういうことなんだな。

「そのうち会おうというならば、
今すぐどうだ、とっととどうだ」(友川カズキ)



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ヒトラー対スターリンの間で

2017.09.29.21:49

1930年代始め、ソ連ではウクライナ、ベラルーシなどの地域で、スターリンによる意図的な飢餓作戦により、500万人以上の餓死者が出た。飢餓の直接的な原因は農業の集団化だったが、餓死を引き起こしたのはスターリン政府による政策だった。多くの農民が、他国、特にナチスドイツがソ連を侵略して、自分たちをこの苦しみから解放してくれないものか、と願ったという。

1941年6月、ナチスドイツがなんの前触れもなくソ連に攻め込み、ウクライナやベラルーシに侵攻した。そしてその後4年間で、スターリンが殺させた以上の人々を殺した。1933年から45年までの間で、ポーランド、ウクライナ、ベラルーシなどの地域で、第二次大戦で死んだ人の約半数の数の人間が死んだそうである。その数は約1400万人。(第二次大戦で死んだ日本人の総数は300万前後)しかもこの1400万の数の中には戦死した兵士の数は含まれていない。

以上の話はティモシー・スナイダーの「ブラックアース」と「ブラッドランド」に基づく。この間、この地域に住んでいた人たちはどうすればよかったのだろう?

さて、スターリンとヒトラー、どちらがいいだろうか? 歴史の話ではない、ちょっと過激な比喩かもしれないが、今の日本の話である。 

ちなみに、僕は言うまでもなく、どっちも嫌である。
 


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政治離れを加速させたいのだろうか?

2017.09.10.22:54

民進党の山尾という女性議員が不倫騒動で離党したそうだ。僕はこの議員がどんな人なのか、実を言うとよく知らない。一方で少し前には元アイドル歌手とかいう自民党の女性議員も不倫騒動で随分騒がれていた。女性に限らず、不倫とかそんなものでのスキャンダルというのは何度も目にしている。20世紀には総理大臣だった宇野は指3本でどうや、と女性を口説いて辞任したんだったと記憶しているし、大臣だった山崎なんとかもパンツ一丁の写真を取られて、笑いながら、これはどうやら俺だと白状した事件なんかもあったように覚えている。ただ、女性議員だと騒がれ方もより大きくなるようだ。おかしなものだと思う。

こうして政治家はどうも清廉潔白ではない、という印象が強まることで、政治不信の雰囲気が強まり、政治離れが加速されていくのだろう。よく考えれば政治家は公人であって、公人の向こう側には当然「私(わたくし)」が隠れているわけだ。

フランスの大統領だったミッテランは記者から隠し子のことを質問された時に、ああ、いるよ、で、それが何か問題かね?と問い返したそうだ。大統領という「公」の仕事と「私」の生活とは別だと、きちんと分けていたわけだろう。

一方で、日本では、こうして堕落している政治家たちが勝手なことをやっている、と一般人は考える。当然政治に何か期待することもなくなる。目新しいこと、威勢のいいことでもなければ、投票にもいかなくなる。組織票だけである程度の票集めができる与党にとっては、政治に関心を持たない国民が増えること=安泰ということなんだろう。しかし、清廉潔白なんてのはフランス革命時の恐怖政治、ギロチン政治を行ったロベスピエールやヒトラーが誇ったことだ。

TV番組などは朝から女性議員の不倫騒動に血道をあげてきたし、今もそうしているが、一般国民はそんな番組を喜んで見ているのだろうか? 作る方も見る方も、みんなどうかしてるんじゃないのか、と思う。



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北朝鮮のミサイル報道と原発報道と

2017.08.29.10:41

朝起きると、TVではどのチャンネルでも北朝鮮のミサイル発射で大騒ぎしている。電車もいちじ止まったらしい。東北や北海道では、緊急地震速報ならぬ Jアラートとやらが発令されたそうだ。目覚ましになった人も多かったらしい。

横目で見ていて、ふと思った。震災後の原発情報の時には権威ある大学者様がお出ましになって、背後の画像で爆発しているのに、大丈夫大丈夫と言い続けた。「ただちに影響が出ることはない」とか、ひどいのになると、「笑っていれば放射能も逃げていく」なんて言った学者もいた。今現在だって、どうしようもない事態になっているというのに、ほとんど報道されることはない。

今回、日本から1000キロも向こうに飛んで行ったというのに、みんなが深刻な顔してゆゆしき事態だと言ってる。北朝鮮のミサイルが日本に向けて発射されたわけではないし、間違って日本に落ちてくる確率だってほとんどないだろうに。このギャップはなんなんだろう?

何れにしてもJアラートとやらが発令されて、政府が主導したように頭を抱えてコンクリートの建物の中へ逃げ込み、窓から離れることを、本気でした人が、本当にいたのかどうなのか。

しかし、ニュースで、この時とばかりに深刻そうな顔をして「国民の皆様の安全」を強調している安倍のドヤ顔を見ていると、朝から嫌なものを見ちまったという気分になる。

確かにゆゆしき事態なのだろう。ただし、それは今回のミサイル発射以前から変わらずそうだった。北朝鮮は明らかに日本なんか眼中にない。北朝鮮はアメリカとの関係改善を願っているだけだ。具体的には、核兵器の所持を認めさせて、自分たちの政権を安泰なものにしたいのだろう。

こんな状態で、日本としては戦争だけは絶対に困るわけだから、やれることはアメリカに無茶なことはしないでくれと言うことしかない。日中の関係がもっと良好なら別の方向から、というのもあるんだろうけど。

無論、僕なんかに複雑な国際情勢の細かい機微まで分かるはずもない。あくまでも素人の戯言にすぎないが、しかし、一つだけはっきりしているのは、安倍政権は明らかにこういう北朝鮮のミサイルを奇貨として、自らの政権の基盤を固めるための材料にし、ひいては憲法改定のため道具にしているということだ。

北朝鮮という独裁国家はいうまでもなく酷い国で、「どうにかして」あの体制を変えさせなければならないのは間違いない。しかし、その「どうにかして」が戦争をして滅ぼしてしまえという意味ではないのは当たり前のことだ。



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震災の被害者と虐殺された人の違いがわからない人たち

2017.08.27.17:00

トランプがどっちもどっちという低劣な相対主義にしてしまったおかげで白人優位主義者たちが一層勢いづいている。外から見れば、白人優位主義なんてものが真っ当なものではないのは誰でもわかるだろう。

都知事の小池が、これまでの慣例を破り、関東大震災の朝鮮人犠牲者追悼式への追悼文送付をやめたおかげで、ネトウヨや歴史改竄主義者たちが一層勢いづいている。

関東大震災での死者は国籍を問わず多かったから、すべての死者への法要を行うために、特別な形での追悼文は提出しないそうである。

とんでもない間違いである。

僕だってすぐにわかる。震災で亡くなった人と、流言飛語により虐殺された人とはまるで違う。震災で亡くなった人を慰霊するのはわかる。しかし流言飛語(しかもその情報源が官憲だった可能性も高い)で殺された人に対しては謝罪も込めて慰霊しなくてはダメだろう。

虐殺などなかったと主張する人もいるようだけど、これはもう信じられない話で、最近も1100の証言集が出ているし、少し前にNHKのETVでも扱われていたが、これだけ証言者がたくさんいるのになかったというのは、証言している人たちは嘘つきであると言っているわけである。



なんだろうなぁ、ゆがんでいるよね。美しい国ニッポンと言いながら障害者を虐殺した奴もいたけど、関東大震災で朝鮮人虐殺はなかったと言い張りながら、良い朝鮮人も悪い朝鮮人も殺せとシュプレヒコールする連中もいる。

ネトウヨにせよ歴史改竄主義者たちにせよ、犠牲者の数を問題にする。だけどこういうケースで正確に数字などわかるはずがない。310東京大空襲での犠牲者は10万人以上とある。広島の場合、広島市の公式HPでは「原爆によって死亡した人の数については、現在も正確にはつかめていません。しかし、放射線による急性障害が一応おさまった、昭和20年(1945年)12月末までに、約14万人が死亡したと推計されています」とある。数字はあくまでも数字に過ぎない。

以前にも拙ブログで書いたことだけど、堀田善衛の「時間」に、こう書かれている。

「死んだのは(。。。)何万人ではない、一人一人が死んだのだ。一人一人の死が、何万にのぼったのだ。何万と一人一人。この二つの数え方のあいだには、戦争と平和ほどの差異が、新聞記事と文学ほどの差がある」(新潮文庫「時間」p.57)

あるいはエルマンノ・オルミ監督の映画「緑はよみがえる」の中で隊長が叫ぶ声。

「死んだものの名前をリストアップせよ。死んだものの数ではないぞ、一人一人の名前を書き出せ」

こういう想像力を持たず、単に死者を数字にして、多い、少ないと言い合いながら、人が殺されたことを些細なことに、場合によってはなかったことにしたがる。これって海外から見ればまっとうなものじゃないのは誰にでもわかるだろう。

……追記 2017,8/29, 12:52……
歴史修正主義という言葉、想田和弘さんの言葉に従って、歴史改竄主義(れきしかいざんしゅぎ)という言葉に差し替えます。



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サッシャの提言とその反応から思うこと

2017.06.22.10:43

自転車ファンならお馴染みのサッシャさん。僕も栗村さんとのやりとりはむちゃくちゃ大好きです。サッシャ・栗村ペアだとレース展開つまらなくてもみたいもんね。以下、無論皆さんご存知とは思いますが、これまでもそうだったように、文字の色が変わっているところはリンク貼ってあるので、クリックしてもらえればその記事へ飛びます。

サッシャがヒトラー式、ナチ式の右手を挙げるポーズは格好だけでも世界基準から見たら恥ずかしいことだし、そもそもこのポーズの由来がまさにナチスから譲り受けたものなのだから、そろそろやめたらどうなんだろう、と問題提起したんですね。

そうしたら、コメントの多くが揚げ足取るような言い方で、ここは日本なんだから、嫌なら帰れ、という意見も散見され、さらに2chではそんな罵倒意見ばかりだったそうで、かなり凹んだようです。心ある自転車ファンの皆さん、サッシャさんに励ましのコメントを送ってあげてください 笑) 


まあ、2chって、ネオナチが集まる怪しげな酒場みたいなもので、普通の人なら近寄らないものでしょうけどね 笑)

サッシャが言いたかったのは、あのポーズは誰が見てもハイル・ヒトラーを連想させるから、世界中にそのポーズが配信されたら笑い者になるんじゃないか、と言っているんですよ。 それをドイツの基準を日本に持ち込むな、とか、自分がハーフだから差別されているなんて被害者意識を前面に出しやがって、なんていちゃもんつけてくるバカ(あえて嫌な言葉を使います)が沢山いる。なんか日本人のリテラシー(文章を読み取る力)ってこんなに低いのか、と呆れさせられます。

しかし、これってなんか嫌になる話ではありますね。要するにサッシャの世界基準の話を、嫌なら出て行けというのって、まるで論理的でもないし説得力もない。ただの「お前の母ちゃんデ●ソ」みたいな悪罵に過ぎない。

サッシャが安倍をどう考えているかは知らない。

だけど、この話から連想できるのは、昨今の国際的な基準を無視する日本政府のやり方だ。国連の人権理事会報告者が共謀罪に懸念を示した時の政府の反応だって、その後の強行採決だって、あるいは沖縄の山城議長の長期拘留だって、世界基準から見れば、日本の評判を貶めるものだ。しかし、安倍を支持する人達はそんなのカンケーねえ、なのである。海外の意見など関係ない、自分たちさえ良ければいいのだろう。だから森友や加計のように、仲間内に便宜を図ってやろうとするのも当たり前の結果だ。

こう書くと、なんでも安倍につなげるパヨクとか言ってくる奴もいるだろう。しかし安倍的空気が日本を支配しているという話は、特に相模原の障害者大量殺人事件に絡めて、これまで拙ブログで繰り返し書いてきた。(なお、このリンクした記事で「忖度」という言葉を何度も強調しているが、その後この言葉が有名になる前に書いた記事で、我ながら先見の明が合ったわい、と自分で自分を褒めてやりたい気持ちです 笑)

いずれにしても安倍を支持する連中は、安倍に反対するものは全てサヨクとレッテルを貼っておしまい。思想性なんか微塵もない。ナチスだって野蛮な組織だったと思うけど、そこには思想性があったし、なんとか理屈をつけて自分たちの正当性を証明しようとした。20世紀の独裁者達には、ファシズムにせよ、共産主義にせよ、あるいは反共思想にせよ、八紘一宇にせよ、民主主義的な世界からの批判に対抗するための思想性のバックボーンを構築しようとする意思があったと思う。たとえ建前ではあっても、理論武装しなければ恥ずかしかったのだろうと思う。

それに対して今の日本の状況はどうだろう? 自分に反対するものにレッテルを貼ればそれ以上考える必要などないと言わんばかり。理論武装? 何それ? 要するに安倍さまが威張っている背後で、俺たちも威張ろうぜ、っていう発想だ。そういえば、今日のTVでも議員が秘書に暴言を吐いているのを取り扱っていたけど、あれなんかも安倍さまと近い位置にいる私には威張る権利があるのだ、と勘違いしちゃった人の話だな。

小津安二郎の映画じゃないけど、バカが威張る社会になりつつあるのは間違いない。

最後まで読んでくれて、ありがとうございます。ぜひサッシャさんに励ましの言葉を!



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ガンジーの言葉に従って

2017.06.10.18:17

「あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、 それでもあなたは、それをやらなければならない。 それはあなたが世界を変えるためではなく、 あなた自身が世界によって変えられないようにするためです。」 ガンジー

暑い日でした。

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……追記 6/11、09:11……
コメント欄にも書いたけど、写真に写っている「ミサイルやめろ」は国会前ではなく朝鮮総連前でやれ、とコメントをくれた人がいた。ついうっかり、そのコメントを消しちゃったんだけどね 笑) 

確かによく見ないとわからないけど、このノボリは「ミサイル『配備』やめろ」と書かれている。無論言うまでもなく宮古や石垣への迎撃ミサイル配備に対する抗議だ。

昨日は共謀罪反対と辺野古への連帯を示すデモで、その意味で、現在に至る沖縄の状況や、知らなかったことも教えられた。

しかし、これもコメントに書いたけど、昨今の、安倍に都合の悪いことがあると飛んでくる北朝鮮のミサイルのグッドタイミングに、国会前でミサイルやめろと抗議するのも、あながち的外れではないかもしれない 笑) もしかしたら、ノボリを作った人もそこまで考えた上でのことかもしれない。

以上、コメントをくれた方に感謝します 苦笑)



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すでに国の体をなしてない

2017.04.05.08:48

昨夜、ニュースを見ていて、さすがに血圧が上がった。今見直しても、冷静な気持ちでは見られないので、動画を貼り付けるのはやめる。これまでもデタラメなことを言い続けてきた内閣だったが、福島の自主避難は自己責任、国の責任を認めた判決が出ているというのに、訴えたいなら訴えればいいという開き直り、記者を恫喝して席を立ち、最後にうるさいと怒鳴って消える。自分の職務をどう考えているのだろう。いうまでもなく国の政策の失敗により避難せざるをえなくなった人を自己責任と言い放ったのである。

要するに、あの大臣は復興大臣という肩書きを背負いながら、復興のことなど真面目に考えてこなかった。これまではきっと馴れ合いの質疑しかなかったのだろう。通り一遍のことを言ってればそれでなんとかなったのだろう。その意味では、あの記者の勇気に敬意を払いたい。

ただ、気になったのはあのやり取りを見ていた他の記者たちのことだ。彼らはあのやり取りをどのような気持ちで聞いていたのだろう。あんな傲慢無礼な大臣の態度を見て、何の言葉も発しなかった他の記者たちは、どんなことを考えたのだろう。

……追記
しかし、北朝鮮は実に「素晴らしい」タイミングで騒動を起こしてくれますなぁ。金正恩がどこまで考えているのか知らないが、結果から見る限り、彼は日本が極右国家のままの方が都合がいいと思っているのではないか、そう思えてくる。



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家族旅行、伊豆の巻

2017.03.30.13:17

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温泉に浸かって、ついでにサボテン公園でカピバラやリスザルを見てきました。カピバラは巨大なネズミだと思うと、ちょっと可愛さ半減。さらにリスザルは映画「アギーレ・神の怒り」のラストで大量に出てきてクラウス・キンスキーが追っかけまわして捕まえ、河へ放り投げてたイメージがあってねぇ 笑)



というわけで、私としては一番大きなインパクトはオオハシとハシビロコウですね。

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特に後者のこのふざけた顔はなかなかに味わい深いものがありました。

そんなことをしている間に、どうやら今年は日本ではツール・デ・フランドルの生放送がないのではないかという噂も伝わってきています。DAZN でもやらないのかなぁ。僕は一番好きなレースと言われるとこのレースをあげるんですけどねぇ。



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プロフィール

アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、クラシック音楽(特にバッハ)、友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎても困るが)。少し前から草食動物と化そうと「努力」しています。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとして、こちらにも通知されないまま、ゴミ箱に入れられてしまいます。これは管理ページで迷惑メールをチェックすれば見られるのですが、そんなところは滅多にチェックしないので、承認待ちの印が表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す

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