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拙ブログのモットー

2037.06.17.12:21

社会は強い者がより強くなるように、富める者がより富むように、力をかざす者がより強い力をかざすことができるように、そのようなことのためにあるのではありません。弱い人間のためにこそ社会はあります。私たちは、そうでないときにはそうであるように社会を変えてゆかなければなりません。(八尋 光秀)


あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、 それでもあなたは、それをやらなければならない。 それはあなたが世界を変えるためではなく、 あなた自身が世界によって変えられないように するためです。(ガンジー)


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映画「まともな男」

2017.11.24.22:31


またまた映画の話。今日の午後新宿で見てきたんだけど、観客は10人いなかったなぁ。

「のっぴき」という言葉を辞書で引くと「退き引き(のきひき)」の変化形だと出ている。映画を見ながら、主人公がどんどん「のっぴきならない」状況に追い込まれていくのに、かなりイライラさせられた。途中何度も、主人公のお人好しな反応に、思わず、「あっ、バカ」と口に出したくなった。

主人公は人の良い善良な、だけどちょっと気弱なドイツ人の中年男。妻は作家で夫婦仲はあまり良くない。一人娘を連れてスイスへスキーに行くのだが、そこに上司の娘も一緒に連れて行く。そこには多少の上司へのごますりもあるわけである。ところがコテージに到着して早々に、コテージの管理人の息子と知り合った娘たちがパーティーに参加して、酒を飲んだ挙句に上司の娘がレイプされたと訴える。しかし警察に行くのは嫌だし、親たちには黙っていて欲しいと言われて、黙っていることにした主人公が、その嘘にどんどん絡めとられるように「のっぴきならない」状況に追い込まれていく。

話はとてもうまくできていると思う。妻との関係が今ひとつうまくいっていないというのもポイントで、普通なら女の子のことだし、妻に相談するだろうけど、もともと妻は上司の娘を一緒に連れて行くことに反対していたわけで、この辺りも設定がうまい。主役をやった俳優がまた、いかにもという感じでうまい。「ヒトラーの贋札」でナチス将校をやった役者だった。ヨーロッパ映画を見ていると、俳優たちが演技しすぎないところが、とてもいいと思う。映画を見ながら、なんとも言えない既視感を感じていた。最初の掛け違いからどんどんドツボにはまっていく、こんな話、どこかで読んでるよなぁ、と思いながら、とうとう思い出せないまま、今もなんとなくワジワジしている。大江健三郎の最初の頃の小説にこんなのなかったかなぁ?

ラストはちょっとびっくり。え?こんな終わり方でいいの? 僕の予想では「太陽がいっぱい」みたいなラストになるかな(雰囲気は全く違うだろうけど)と思っていたんだけど。まあ爽快感はないし、見る人が見れば、嫌な映画だと言うかも。



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レンナルト・ケムナ、今年の総括

2017.11.23.21:33


2014年のジュニアのTT世界チャンピオン。何しろまだ21歳ですからね。うまく育って、グランツールで総合争いができるようになってほしいものです。ネオプロとしての今シーズンの結果は、ブエルタのTTステージで8位になったり、ツール・ド・フィヨルドで総合5位になったり、世界戦ではチームTT優勝メンバーになったり、U23の個人ロードで2位になったり、シーズンの後半では十分名を挙げたと言えるのではないでしょうか。

他にもツール・ド・ロマンディのTTで8位、ZLMツールのプロローグで6位、カタロニア一周でもステージ8位とありますが、来年はどこかで優勝したいところです。

「病気もあまりなく、コンスタントに走れました。自分の力を見せるチャンスもあり、一つ二つよい成績も残すことができました。世界戦のチームTTは予想外でした。来年はさらに成長してコンスタントに走れて、幾つかのレースではよい成績を上げられるといいのですが。そしてまたグランツールのメンバーに選ばれれば理想的です。将来どういうタイプになるかはまだ未定ですが、来年以降に少しずつそれも決まってくるでしょう。今はまだ何かのスペシャリストになるようなトレーニングはしません。あらゆる面で力をもっとつけたいし、総合的な力のある選手になりたいです。そうなれることを願っています。」

総合的な力をつけるためにはやっぱり山岳コースをどう走れるようになるかでしょうね。何しろまだ21歳。今年のブエルタでは最年少だったしね。

何しろ、個人的には今年一番ワクワクしたのがU23の最後の登りでのアタックから逃げたケムナでしたからね、来年以降、拙ブログとしては一番の若手有望株と言っていいでしょう。



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國分功一郎/山崎亮「僕らの社会主義」

2017.11.22.23:40



「社会主義」と言いつつも、ここで語られているのは国のあり方としての社会主義ではない。町並みのあり方とかワークショップの活用とか、生活や労働の楽しさ、地域社会のあり方など、社会主義などというコワモテの言葉とはちょっと想像がつかないようなレベルでの話がメインである。

ここで二人が語る社会主義は「主義」ではない社会主義であると言えるかもしれない。主義を振りかざすと楽チンなのだ。なんとか主義でいけば、それに規定されている通りに発言・行動すればいいのだから。だけど逆に言えば、「主義者」を自認すると、教条的で融通が利かないし、首尾一貫していないといけないという強迫観念に追い立てられがちである。社会のあり方を一気に、例えば革命で、ひっくり返したくなる。当然行き着く先は全体主義的な方向だ。そうしてロシア革命はスターリニズムという独裁・全体主義に陥ってしまったわけである。

だけど、ここで言われている社会主義はロシア革命よりだいぶ前のイギリスの、協同組合の祖ロバート・オウエンやトマス・カーライル、装飾芸術家のウィリアム・モリスや美術評論家ジョン・ラスキンの提唱したものだ。当時のイギリスはものすごい格差社会で、工場労働者たちの生活の過酷さは想像を絶するものだったという。政府は救貧院施設を作るが、それもひどいものだった。救貧院に貧困者が殺到してしまうのを避けるため、わざとひどいままにしておいたという。

なんだか生活保護に貧困者が殺到しないように、様々なフェイクニュースを流している日本社会を思わせる話だ(在日外国人の生活保護不正受給なんていうのがその最たる例だろう。こんなものはまともな生活保護についての本を一冊でも読めば嘘であることがすぐにわかる)。

さて、著者たちは社会主義から学ぶべき点だけをつまみ食いしたらどうかという。つまり社会主義か資本主義か、というどちらかではなく、両方の良いところを合わせたらどうか、ということだ。これは社会民主主義的なものだろうと思う。社会民主主義というのは、以前拙ブログでも紹介したトニー・ジャットも言っていたように、西洋だけでうまくいったシステムだった。僕が漠然と憧れを抱いている北欧、デンマークやスウェーデンやノルウェー、フィンランドの福祉国家と呼ばれる国が戦後取り入れたシステムである。

社会主義というと企業が国営化され、私有財産も国有化されてしまうというイメージがあるのかもしれない。だけど上にあげた北欧の社会民主主義国はどこもそんなことをしていない。もっとも今の日本共産党だって企業の国有化とか私有財産の廃止なんて言ってないのだから、ましてや。。。

つまり現在の日本の社会がどうなればいいと思うか、ということだ。このまま格差が広がっていって、極端な話、昔の映画「メトロポリス」のようにごく一部の豊かな者と、多くの貧しい労働者たちに社会が二極化してしまうのがいいのか(いいわけない!)、それとも「誰しもがディーセントな(=満足できる、きちんとした、まともな、しかるべき。。。)暮らしのできるフェアな社会」(p.126)を目指すのがいいのか、ということだ。社会主義という言葉を出しているのは、戦後日本ではこれまでなかったような格差の広がった社会、ある意味で「自由な」資本主義がやりたい放題になった結果生じざるをえなかった格差社会を是正するための方便なのかもしれない。

今の若い人たちがどう思うのかは知らないが、一億総中流と言われた昭和の時代に青春時代を送った世代として、現在のこんな格差社会はどう考えたって人々の幸せにつながるとは思えない。それを何とかするために、とりあえず、現時点でできることとして、社会主義、あるいは社会民主主義というものをもう少し考えてみるべき時だと思うのだが。。。



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フィリップ・カー 「ベルリン三部作」

2017.11.18.18:15

作者はイギリス人、しかもヴィキで調べたら生まれた日が僕と全く同じで、それだけで親近感が湧きました 笑)

ナチスの時代前後を舞台に、ドイツのフィリップ・マーロウみたいな、思いっきりハードボイルドな探偵(途中刑事にもなります)ベルニー・グンターが活躍するミステリー小説です。まとめて一月ほどかけて、読み終わりました。




時代設定が僕にとって非常に関心のある時代で、この時代についてはそこそこ読んできているつもりなので、いろいろと面白く読めました。実際の事件や実在の人物が次々に出てくるし、当時の雰囲気もよく出ているんだろうと思います。ただ、主人公のベルニー・グンターの饒舌なユーモア感覚が、あんまりドイツ人らしくないかなぁ 笑)それから、翻訳はとても読みやすくていいんですが、ただ一つ、主人公の私立探偵グンターが、実在したナチの高官のハイドリヒやネーベとタメ口なのがどうも気になります。

3つのお話はどれも、1936年のベルリンオリンピックや1938年のズデーテン侵攻からミュンヘン会議を経て、有名な水晶の夜と呼ばれるユダヤ人迫害暴動、そして戦後の48年の元ナチのグループ(これは映画「愛の嵐」とか「将軍たちの夜」とか「オデッサ・ファイル」なんかを思わせる)と米英とソ連の権力争いからベルリン封鎖へ至る事件をうまく配して、ミステリーとしても面白いと思います。

ただ、僕の印象では、昔読んだチェコのパヴェル・コホウトの「プラハの深い夜」というのが、ナチス占領下のプラハでチェコ人の刑事とゲシュタポの検事が協力しあってサイコパスを追うという話で、圧倒的な面白さと感動があって、どうしてもこれと比べると、読後の感動の割合がかなり負けてるかなぁ。 笑)


ところで、この3部作には続編があって思わずまとめて買ってしまいました。こちらは今の所3冊ですが、本国ではさらに続きが出ているようです。少なくとも今年の残りの読書はこの残りの3冊ですかね。




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サガントレーナー到着

2017.11.17.23:16

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半月ぐらい前、 Peter Sagan Memes というFBから、半分ネタで注文したサガントレーナーが、はるばるドイツから到着しました。まあ、プリントは数回洗えばハゲちゃいそうだけどね。連れ合いが一言、着る場所考えて着てね。

サガンの世界戦3連覇記念ということで、3回の優勝シーンをそのままプリントにしてます。2015年は逃げて余裕のゴール、2016年は集団ゴールで勘の良さを見せつけて、今年も集団ゴールだけど、クリストフの後ろについて見事なまくりがちでした。強さだけでなく、勘の良さと運の良さ、それにずば抜けたテクニックに支えられての3連覇。まだ若いし4勝目もきっとあるでしょうね。

ところでツールでカヴと絡んだ失格騒動、CASに提訴したみたいですね。



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映画「婚約者の友人」(半分ぐらいネタバレ)

2017.11.14.01:04



月曜の夕方、この映画を見てきた。時代設定、舞台、映像が僕のツボだった。第1次世界大戦が終わった1919年のドイツ。主人公アンナの婚約者フランツ(これが原題)は戦死し、彼女はその婚約者の両親の元に下宿している。小津の「東京物語」の原節子のように、血のつながりがない婚約者の両親に尽くしているし、両親からも愛されている。その婚約者の墓の前に花を捧げて泣いているフランス人アドリアンが登場。戦前のパリでフランツと一緒に過ごした友人だと言う。

このアドリアンがまた、ドイツ人らしい顎のはった峻厳な顔をした人たちの街で、エラのない細い顔をしてて、ただひたすら「おフランス」な顔立ち。戦争が終わったばかりでフランスに対する反感の中、フランツの両親も最初はフランス人だというだけで、アドリアンを拒否しているが、徐々にフランツの友人だったということで受け入れ始める。

以下、ネタバレの暗示あり 笑)

エーリヒ・マリア・レマルクの第1次大戦を舞台にした「西部戦線異常なし」という小説の中に、敵味方入り乱れた砲撃の中を敵味方の兵士たちが右往左往する中、主人公が砲撃でできた穴に飛び込んで伏せていると、そこに敵兵が飛び込んでくる。主人公は夢中で銃剣で敵を刺す。ところが砲撃の中、主人公は我に帰るとトドメを刺す勇気がなくなってしまう。穴の外は銃弾が飛び交い、嵐のような砲撃の中、外へ飛び出すことはできず、瀕死の敵のあえぎ苦しむ声を聞きながらその場にじっとしているしかない。

ものすごく恐ろしいシーンで、この小説は映画化されていて、映画の中でも恐ろしいシーンだった。主人公は徐々に罪の意識に苛まれ、瀕死の男を介抱し、彼が死ぬと彼の胸元から軍隊手帳などを取り出し、写真や手紙を見つけ、殺した男の名前を知る。戦争が終わったら細君に手紙を書くと決意したり、殺した相手が印刷屋であることを知ると、生き残ったら自分も印刷業をやろうと思ったりする。

しかし、夜を越えて二日間続いた銃撃・砲撃が終わり、穴から出て味方の元に戻ると、その話を誰にもせず、しばらくすれば、自分自身もそれを忘れてしまう。恐ろしいエピソードである。


さて、この映画はパートカラーで、現在のシーンは白黒、思い出のシーンやアンナとアドリアンが打ち解けてピクニックに行くシーン、アンナの夢のシーン、そして最後のシーンだけがカラーになる。カラーのシーンも美しいけど、モノクロの、それも特にドイツの街のシーンが素晴らしい。ハネケの「白いリボン」を思い出させるような街の様子は、ドイツに心惹かれてきた僕にとってのツボだった。

アドリアンが語る戦前のフランツとの友好関係は、トリュフォーの「突然炎のごとく」の文学青年のドイツ人ジュールとフランス人ジムのよう。それぞれフランスの詩に魅せられたドイツ人フランツとドイツ語を巧みに操るバイオリニストのフランス人アドリアンという設定も自然である。だからこそ、そういう若者が戦場に行き、殺しあわなければならなかったということの悲劇性が強まる。

前半はドイツを舞台に、フランス人アドリアンの嘘が、そして後半は舞台をフランスに移し、ドイツ人アンナの嘘が見るものをハラハラさせる。不在のフランツに対する嘘。とはいえ、アドリアンの嘘は概ね予想がつくし、アンナがフランスに行ってから起きることも、多分そうなるだろうと想像がつく。むしろアドリアンが告白した真実をアンナがフランツの両親に話すのかどうか、それが一番のサスペンスだろう。

ただ、僕としてはそういうサスペンス面以上に、ドイツの街の白黒映像や、アドリアンがフランツの遺品のバイオリンで演奏するショパンのノクターンのバイオリン編曲版に心踊る思いだった。

出てくる俳優の顔がいい。フランツとアドリアンは典型的なフランス人とドイツ人の青年の顔だし、ドイツ人女性のアンナに対して最後の方で出てくる娘ファニーも、いかにもフランス人という感じ。そしてフランツの両親とアドリアンの母の対照的なことも、うーん、ドイツ人ってやっぱりこんな顔したやつ多いよね、フランス人はやっぱ、こんな顔だね、と納得させられた。そして最後、いわくあるマネの絵を見るカラーの映像のアンナの微笑んだ顔に、少しほっとする。

しかし、この後の歴史を知る僕らには分かっている。この十数年後にはヒトラーが政権を取り、再びドイツとフランスは戦火を交えることになる。その頃アンナやアドリアンは40から45歳ぐらいで、子供が男の子だったら戦争に駆り出され、殺し合いをしたかもしれないのである。

雰囲気も音楽も、設定も映像も、そして脇役たちの造形も、とてもいい映画だった。



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青いミニトマトのジャム

2017.11.13.19:31

さあ、久しぶりの料理グルメネタ 笑)

夏の間重宝していたミニトマト、その後ほったらかしにしておいたら、いつの間にか実をつけていました。だけどさすがにもう赤くなりませんね。でも結構な数あるし、何しろツヤツヤしてるし、もったいないなと思ってネット検索すると、ピクルスかジャムがいいとあります。

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その他フライというのもあったんですが、これは賛否両論で、マジまずいなんてコメントもあったし、揚げ物は面倒くさいので、ジャムを作ろうということになりました。

半分に切って350グラムぐらいあったので、砂糖はその半量と思って170グラム程度のオリゴ糖を入れて、あとは40分ぐらい弱火でコトコト。だいぶ水が出ますがそれが煮詰まってきて、なんとなく皮が残っているような感じだったので、我が家の25年もののバーミックスでガァー。綺麗なジャムになりました。

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生の状態だとかなり青臭い感じで、これはとても食べられないだろうと思うんですが、ジャムになったら青臭さは全く感じられません。葡萄のような味です。クラッカーにスライスチーズをちぎって、そこにこのジャムをのせてみたら、あれま、これうまいじゃないの。白ワインのアテになります。

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緑のミニトマトが余っていたらおためしあれ。



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ジーモン・ゲシュケ、今年の総括

2017.11.12.18:46

というわけでradsportnew.com では恒例のドイツ語圏選手たちの今年度のまとめと、レースでの順位による順位リストを掲載し始めていますが、ゲシュケが出てきました。順位はというと63位になっていますが、去年も一昨年も書いたけど、これってレースの順位だけなので、全然無名のプロコンの選手が小さなレースで上位に繰り返し入って点数を稼ぐってことができる一方で、アシストに徹している選手が点数を稼ぐことはまずないので、この順位リストはあまり拙ブログでは評価しません。

さて、ツールの伝説のプラ・ループステージで優勝したおかげで、すっかり日本でも有名になりました。何しろあのヒゲだから目立つこと。今回サイタマでご一緒した方など、写真を撮ると必ずゲシュケが写ってると言ってました 笑) ところで、サイタマクリテは皆勤賞かと思ったんですが、2回目の時には来てませんね。

さて17年シーズンは、勝利なしに終わりましたが、本人は満足している様子です。

「今年は良かったよ。もっと安定して走りたかったけど、まあいつだって計画通りというわけにはいかないよ。」

レースには76日間出走(1月のツアー・ダウンアンダーから10月のイル・ロンバルディアまで)、結果をいくらか残したのはドイツナショナル選手権での9位とノルウェーの世界戦での20位ぐらいでしたが、アシストとしての働きは十分でした。何よりジロ・ディ・イタリアのトム・デュムランの総合優勝に貢献し、ツールではワレン・バルギル(山岳賞)とマイケル・マシューズ(ポイント賞)のオールラウンドなアシストとして存在感を見せたようです。

「僕にとってのハイライトはトム・デュムランのジロ総合優勝のアシストだね。それともちろんツールでのワレンとマイケルの特別賞ジャージ獲得のアシストもできたことだ。」

自分自身のことは、というと、本人が一番狙いたいアルデンヌ・クラシックのアムステル・ゴールドとフレッシュ・ワロンヌは、どちらも全くダメでした。

「あの二つでもう少し上位へ行きたかったね。」

ただ、自分のために走るチャンスはあまりなかったし、純粋に自分のために走れたドイツ選手権ではトップテン入りし、世界戦ではドイツ人最高位でした。

「残念だけど、チームにはたくさん優秀な選手がいるからね。みんながみんな、自分のことだけ考えて走ったらとんでもないことになるよ。自転車競技はチームスポーツだからね。チームの若い選手たちは時間とともに強くなっていくだろうし、僕は31歳で、もう大きな飛躍は望めないからね。」



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モータードーピングねぇ。。。

2017.11.11.11:59

カンチェラーラ、引退したというのに、再び大きな話題になってますね。日本でも普通のニュースとして報じられています

当時拙ブログでも取り上げたけど、あれからもう7年も経ったんですね。しかし、このYouTubeの画像を見ちゃうと、なかなか信じられないと言いながらも、考え込まざるをえません。



この2010年、カンチェラーラはE3ハレルベケでもフレチャとボーネンを平地でちぎって優勝するんですね。この時はアタックの瞬間は腰をあげるんだけど、その後はずっとシッティングで、後ろで腰を上げてるボーネンをちぎっちゃう。

さらに上のYouTubeにあるようにパリ〜ルーベでもみんなの横を座ったまま一気に加速してちぎっちゃう。

そしてフランドルではボーネンが腰をあげて必死なのに、座ったまま平然とワープしたかのように一気に差をつけてしまう。

うーん、久しぶりに見ました。変なことは言いたくないけどねぇ。。。苦笑)

しかし、評判の悪い前任者たち(マッケイドとフェルブリュッヘン)に比べてはるかにマシになったと言われたクックソンに変わり、UCI会長になったダヴィド・ラパルティアンが調べると言って大騒ぎになっているようです。前任者クックソンはイギリス人なので、噂があるスカイに対して強硬なことができないという点で批判があったのかもしれません。それに対して、今度のフランス人のラパルティアンは、ある意味スタンドプレイなのかもしれないと勘ぐったりもします。そういえば、別のニュースではUCIのモータードーピング対策部署に、去年引退したジャン・クリストフ・ペローがつくそうです。この後、スカイのことも調べるとか言い出すんですかね?

ただ、発端となった元プロ選手フィリップ・ゲイモンの本には、特に2008年のミラノ〜サンレモが疑いの対象として書かれているらしいです。この時は残り2キロぐらいのところでアタックして逃げ切ったんですね。ゲイモンは、後ろで追っていた集団の中にはその後ドーピングで出場停止になった選手も何人かいるのに、それが追いつけなかったと言っているんだけど、それなら翌年の春のクラシックが不調だったことと整合性がないような気がします。

カンチェラーラの反応は「フィル・ゲイモンの名前も顔も思い出せない」と一言。だけどマネージャーのアルミン・マイアーは法的処置を検討すると言っているようです。何れにしても、ラパルティアン会長が調べると言ったところで、すでに7年も経っていて、証拠などないだろうし、どうやるつもりなんでしょうね?



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東京オリンピックは270キロ?

2017.11.09.22:59

というわけで、すでにあちこちで言われていますが、東京オリンピックのコースが共同通信発で発表されたようです。いろいろ噂があったけど、やっぱり富士山を利用しようというようですね。これであちこちでまことしやかに言われているジロ・ディ・イタリアの富士山ステージも実現性が高まるんでしょうかね?

オリンピック、うーん、僕は東京(日本)でやることには反対です。もちろんトップアスリートを眼の前で見るチャンスができるのは楽しいことであるのは間違いないんですが。。。ただ、それによって生じるであろう(いや、すでに生じている)様々な「しわ寄せ」を思うと、手放しで喜べない。

そもそもオリンピックというもの自体が、すでに巨大化しすぎて、金がかかりすぎるし、招致に関連した賄賂など、様々な不正があることは知られている通りだし、関係者の中にはスポーツのことなどまるで関心がなく、自分の金儲けのためだけに血道をあげているようなのもたくさんいるようだし、ドーピングの問題もいつまでたってもモグラ叩きのようで、解決はつきそうにない。

少なくとも、オリンピック憲章にある「オリンピック競技大会は、 個人種目または団体種目での選手間の競争であり、 国家間の競争ではない」という文言をもっと前面に出して、優勝者の国旗掲揚や国歌演奏をなくすことはできないだろうかと思ったりもする。これで問題が一挙に解決なんかしないけど、少なくとも国家ぐるみのドーピングなんかは減りそうな気がするし、変なナショナリズムも薄まると思う。

だけど、そうするとスポーツへの公的補助は減るだろうし、そうなれば金持ちしかスポーツができなくなるかもしれない。これも困る。ただ、スポーツは国威発揚のための道具ではないし、刹那的な娯楽とかその場限りの憂さ晴らしであるわけでもないのだ、スポーツは文化なのだ、人間の様々な活動の中でも守るべきものの一つなのだ、ということを国家が共有すればいいのだろうけど。

さて、オリンピックのコースに戻ると、270キロというのはモニュメント・クラシック並みの距離ですね。しかも富士山周回となるとクライマーが優勝する可能性が高そうですね。フルームなんかが有力候補となるんでしょうか。



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映画「ゴッホ 最後の手紙」

2017.11.07.18:31

このところ映画がメインになってるような拙ブログです 苦笑)

話題になっていたので題名の映画を見てきました。売りがファン・ゴッホの絵でアニメーションになっているということで、どんなもんかなと思っていたんだけど。。。

僕はあまり面白く感じませんでした(あ、言ってしまった 笑) 確かに見たことのある絵が動いて角度が変わったりするのは面白いけど。。。 むしろファン・ゴッホの死の謎(自殺なのか)の話の方が興味深かったです。

アルマン・ルーランの肖像というのがあるけど、僕はこの映画を見るまで知りませんでした。
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© http://vangogh.exblog.jp/6829193/
父親の郵便配達人ジョゼフ・ルーランの肖像の方はいくつもあるし、何しろヒゲがすごいので有名ですが、この映画の主人公は息子のアルマンが主人公で、ファン・ゴッホの死後、弟テオに宛てた手紙が出てきたので、それをテオに手渡しに行くという話です。しかし、テオはファン・ゴッホの死後半年ほど後で梅毒で死んでしまっていました。アルマンが、モデルになった人々に話を聞きながら、ファン・ゴッホの死は自殺ではないのではないか、という説にたどり着くというのがお話ですが、ちょっとテンポがゆるくて、時々眠くなりました。また、関係者(ファン・ゴッホの肖像画のモデルになった人たち)の回想シーンでは油絵風ではなく、中世の祭壇画などにあるグリザイユという技法のような、セピア調の白黒のリアルな絵になっています。
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(これが父親のジョゼフの肖像の一つ)

まあ、よく知られているように、何しろ人類愛に燃えながら、激しい気性が災いして、自分を気にかけてくれている人ともぶつかり、傷つき、傷つけ、なんともお気の毒な人です。ただ、最近もどこかで読みましたが、ファン・ゴッホの耳切り事件は、切り取った耳を
、言われているように馴染みの娼婦に手渡したのではなく、顔に障害があった娼館の娘に対する連帯感から、その娘に渡したのではないかという説があるそうだし、この映画の説のように、本当は自殺ではないが、自殺だと言い張ることで銃を撃った者をかばったのではないかと言われたりして、優しいなどという言葉では言い表せないぐらい無私の愛情に満ち溢れた人だったんでしょうね。

と、そんなことを思いながら帰りの電車の中で、こんな映画を以前にも見たことがあるぞ、と思い出しました。拙ブログでも大昔に書いた「ブリューゲルの動く絵」という映画でした。あれもブリューゲルの十字架を運ぶイエスの絵を活人画のように動かすということをやっていたんですが、どうも動かすことに一生懸命になってしまって映画としての面白さは今一つという映画でした。そういう意味では今回のこの映画も、ゴッホの油絵でアニメーションにするということに力を使い果たしてしまったんじゃないか、と、そんな気もします。そういえば、ブリューゲルもこのゴッホもポーランド映画ですねぇ。。。

ポーランド映画というのは偶然にしても、どちらも奇をてらっているところがあって、こういう話題性で勝負するよりも正攻法の映画、例えば古くはヨス・ステリングの「レンブラント」(これは無名だけど傑作だと思います)とか、拙ブログでも紹介した二本の「エゴン・シーレ」の方が、僕としてはずっと面白く見ることができたと思っています。

ところで、この映画、TVでもいろんなところで紹介していて、そのおかげか、月曜の夕方なのに満員でした。字幕だと絵にかぶるので、わざわざ吹き替え版をやっているところへ行ったんですが、字幕版だとどうなんでしょうかね? 



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さいたまクリテリウム

2017.11.04.23:31

昨日の柳沢峠のせいで、早起きができませんでしたが、10時過ぎに現地到着。去年もご一緒さいた方たちと連絡を取り合い、とても良い場所を確保してもらいました。お世話になった皆さん、ありがとうございました。

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ちょうどアンダーパスの先で、選手たちが登ってくるところがなかなか格好いい。

メインレースは、スプリントレースと称するレースから始まりました。4人から5人の集団でスタートしたんですが、最初はルールがどうなっているのかわからず戸惑いましたが、要するに世界戦のケイリンのように、先導車があるところまで引っ張って追い抜けず、最後先導車が離れるとあとはスプリント勝負というもので、写真で見れば先導車がモーター付きのマウンテンのようになっていることがわかります。

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ちょっと見、気がつきませんが、先頭は先導のフラットハンドルのモーター付きマウンテンです

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これは新城(右端)がアタックしたところですが、このグループの優勝はアルント(サンウェブ)でした。

全部で4つのグループが走って、それぞれトップの選手が決勝へ進むという形で、結局キッテルがカヴを破って優勝したようです。

続いてチームTTは3人でスタートですが、なんかチームによってモチベーションが違うというのか、どう見ても流してるだろ!ってチームも散見されました。しかも、これもチームTTと言いながら、トラックのオリンピック・スプリントのように、一人二人と千切れて、最終的には一人でゴールしてタイム計測のようで、サンウェブなんかはゲシュケが一人必死に走っている後方からフレーリンガーとバルギルがニコニコ笑いならがノリノリでのんびり走ってきました。だけどチームによってはなかなかバラバラにならずに走っているチームもありましたね。

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一人でゴールを目指すゲシュケ

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その後ろで楽しそうなバルギル

結局ふざけていたようなサンウェブは2位になりました 笑) 優勝は宇都宮ブリッツェン

で、最終メインレースのクリテリウム。まあ、顔見世興行なのでね 苦笑) 逃げるメンツはそれなりで、場を盛り上げ、それでいて、上海ほど露骨ではなく、さりげなく、という感じでしょうか。まあ、みんなでワイワイガヤガヤ言いたい放題での観戦は楽しいものでした。まあ、お祭りですね。

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カヴは初来日ですかね?

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これは最後から2週目か3週目にバルギルを追うフルームです。

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序盤で新城も逃げていました

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これは最後から4週目ぐらいでしょうか、フルームとバルギルが逃げてて、二人が一斉に腰を上げたところです

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くるとは思わなかったリゴベルト・ウランもフレフ・ファン・アーヴェルマートと一緒に逃げつづけてました

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これはミヒャウ・クヴィアトコフスキ

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キッテルも最初の方で逃げに乗ってて、あ、これはもう顔見せ終了だな、と思っていたら、やっぱりでした 苦笑)

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拙ブログでは外せないフレーリンガー。ゲシュケとともに皆勤賞ですかね。

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おまけに、別府のハイタッチ

また来年。



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今年3度目の柳沢峠

2017.11.03.19:48

前回行った柳沢峠の写真をFBで見た昔のホビーレースチームの仲間が見つけて、今度はみんなで行きましょうということで、とんとん拍子に話しが進んで、今日、行ってきました。やっぱり昔のみんなと走るのは楽しい。最初に会った時には18歳だったのがもう50歳。こっちも年取るわけだわい 笑) しょうがないですね。みんなで一斉に年取っちゃうってもんだから。

今日は6人でしたが、来年春にまたやろうと盛り上がりました。しかし6人中3人が昔のチームジャージ。しかも一人はパンツまで! 作ってすでに30年経ったよ! パンツなんてゴムが劣化してよれよれだけどねぇ。しかし、次は僕もチームジャージを着ていきます。



ここ数年は、普段は一人で通勤自転車ばかりで、たまに山へ行く時も一人が多かったんですが、やっぱり何人かで一緒に行くと楽しいです。勾配が急になる瞬間にみんな一斉にシフトチェンジしてその音が心地よいこと。テンションが高まったんですが、足の方はいかんせんテンションではどうにもなりません。あっという間にちぎれていき、あとはマイペース。紅葉が始まりつつあって、とても綺麗な風景と、雨のせいか、川の水も多く、道路上も水が流れているところが結構ありました。

さすがにこの季節で休日だから車も人も自転車も多かったです。帰りには猿まで見られましたが、慌てて撮ったから写真はボケボケ 苦笑)

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フルーム対キッテルはキッテルの勝ち

2017.10.29.18:04

スプリンターとクライマーではやっぱりスプリンターが圧勝だろうと思ったら、結構粘ります。でもキッテルが遊んでるんじゃないかなぁ。。。ちなみにフルームは186センチ69キロに対してキッテルは188センチ84キロ。まあ、勝負は見えてますわなぁ。

というわけで、シャンハイのクリテリウムで勝負したようです。ご覧の通り。



クリテリウムの方は三賞ジャージが抜け出てスプリントでフルームが勝ったようですが、何となく、第一回目のサイタマクリテを思い出させる微笑ましさであります 苦笑) 頼むぜ、週末のサイタマではちゃんと走ってくれよ 笑)





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映画「針の眼」など

2017.10.29.11:59

昨夜、1981年の表題の映画を見ました。ドナルド・サザーランドが英国で活動するナチスのスパイの役で、前半はサザーランドの立場で捕まりそうになりながら窮地を脱するシーンにハラハラしましたが、後半は一転、サザーランドと恋に落ちた人妻が、彼の正体を知り、追い詰められていくのにハラハラしました。


で、思い出したのが「鷲は舞い降りた」という英国映画。マイケル・ケイン、ドナルド・サザーランド、ロバート・デュバル、アンソニー・クェイル、ドナルド・プレザンスという英語圏の一癖二癖ありそうな有名俳優たちがみんなドイツ軍の役という、一昔前の戦争娯楽映画で、しかもチャーチルを拉致するよう命じられるという話。この豪華メンバーに対して、アメリカ軍やイギリス軍の役をやる俳優はこぞって無名ばかり。内容は007ばりの荒唐無稽さですけど、溺れる子供を救おうとして正体がばれちゃうというシーンなんかもあって、こういう映画をイギリスの観客たちはどういう気持ちで見ていたんでしょうかね?


そもそもこの手のイギリス映画って、主役がドイツ軍人というのが他にもいくつか思い浮かぶんですね。1957年に作られたハーディー・クリューガー主演の「脱走四万キロ」という映画も、メッサーシュミットのパイロットが英国に不時着して捕虜となり、そこから見事脱走するという映画なんですが、これなんかも、当時のイギリス人はどんな思いで見たんだろう? クリューガーが逃げ延びて、最後に言い訳のように、実話を基にしていて、主人公はのちに戦死したとかテロップが出たと記憶しているんですが、少なくとも見ている最中、イギリスの観客はクリューガーに感情移入できたんでしょうかね?


他にもやはり1950年代末に作られたナチスの小型戦艦シュペー号を扱った「戦艦シュペー号の最後」なんていう映画は、なんかイギリス軍の格好悪さが目立つような気がする映画でした。最後はシュペー号は潔く自爆してしまうし、なんかイギリス人としては「とりにがし」感が強いんじゃないかなぁ、なんて思ったものです。


これらの映画で出てくる主役のドイツ人たちはみんな高潔でフェアで、そしてこれが一番大事なのかもしれませんが、決してハイル・ヒトラーはやらないことです。ただし上官とか悪役になるのはガチガチのナチだったりすることもありますが。。。この点はドイツ側を主役に据えたイギリス以外の国で作られた戦争映画、例えばペキンパー監督の傑作「戦争のはらわた」とか、デンマーク映画のくせに英語の「第27囚人戦車隊」なんかでも共通しているところでしょうか。




以前、刑事フォイルに感激して、何度も拙ブログで書いたんですが、こういう過去のイギリスの戦争映画を見ていると、フォイルの中に出てくるドイツ人の扱いにも一本の線が見えてくるような気がします。そういえば、少し前には英国製の「SS・GB」という、もし英国がドイツに占領されていたら、という架空の設定のドラマもやってました。しかし、こういうのを面白がることができるゆとりが羨ましいよねぇ。それとも戦勝国だからこそできるのかな?



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森達也のHPから思うこと

2017.10.28.17:12

少し前の話だけど、どこかのまとめサイトに森達也の発言を歪曲して「自民党に投票するバカは迷惑だから投票に行かないでほしい」と題された記事がアップされ、大炎上したそうである。

「この記事のもとになったのは週刊プレイボーイ誌に掲載されたインタビュー。その本文もネットに上がっているから読んでほしいけれど <http://wpb.shueisha.co.jp/2016/07/06/67558/>、 「バカ」も「迷惑」も「投票に行かないでほしい」も、元の記事のどこにもない。要するに僕はこんなこと一言も言っていない。」(http://moriweb.web.fc2.com/mori_t/ なお、これはランダムに書きかわるのでしばらくすると違う記事になっていると思います。)

これを読んで、先日の南京事件に関するネトウヨとのやり取りを思い出した。あの時僕が言ったのは、あれだけたくさんの当事者の証言があるのだから、虐殺を否定することはできない、ということだった。それに対して一人のネトウヨがそれら全ての証言者たちを嘘つきで中共のスパイであると決めつけ、さらにお前は日本の軍人を「殺人鬼のレイプ魔だと言」って愚弄しているといってきたわけである。

(ネトウヨという言葉を差別だと言っている人もいるが、「差別」とやらを、されるのが嫌ならネトウヨをやめればいいだけの話。差別というのは本人にはどうしようもない国籍や障害や経済状況などを前提にしたものだろう。)

無論、すでに書いたように、僕は殺人鬼だのレイプ魔だのという言葉など全く使ってない。つまり、このネトウヨは自分で勝手に僕がそう思っていると決めつけて、勝手にそれに対して怒って、その怒りをこちらにぶつけてくるのである。言うなれば、自分で勝手に怒りの種を作り出し、勝手に敵を作り出して、勝手に怒っているのである。いい迷惑である。

そして、これを指摘しても絶対にそのことが議論のテーマになることはない。この藁人形論法(相手が言ってもいないことを言ったことにして議論してくること)についても自覚しているとは思えない。そしてほとぼりが冷めるとまた同じことを言う。しかし、これって安倍の国会での態度と見事にかぶる。質問者の質問が都合が悪いと、まともに答えず、論点をそらし、場合によっては民進の悪口を言うだけ言って議論を封じる。しかもそこに嘘を混ぜる。嘘を指摘されても無視して、場合によってはほとぼり冷めた頃にまた同じ嘘をつく。

僕は50年後の歴史書には、2010年代後半を称して「安倍的社会」とか「安倍的手法」という言葉が使われるようになっているのではないかと思っている。何れにしてもここまで低劣な政権は過去になかったことは確かである。



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映画「みかんの丘」と「とうもろこしの島」(ネタバレ)

2017.10.25.23:39





どちらもグルジア(ジョージア)とアブハジアの争いを背景にした、非常に美しいシーンの多い映画だけど、そもそもアブハジアとグルジアの争いってなんだ? 調べるといろいろ書いてありますが、どうも要領をえない。まあ、冬のオリンピックがあったソチのすぐ南側、黒海とカスピ海の間にある地域のグルジアの一部アブハジアが1990年代初頭に独立を求めて武力闘争になったということのようです。この地域、映画の中でも出てくるけど、言葉もグルジア語とアブハジア語はだいぶ違うようだし(とうもろこしの島ではアブハジ語はわからないとグルジア人が言っています)、宗教的にも東方教会からイスラムまで入り混じっているようで、複雑怪奇な地域のようです。

「みかんの丘」はこの微妙な地域に移住してきてみかんを栽培していたエストニア人の老人(エストニアはこれまたここから3000キロぐらい北西方向のバルト三国の一番北の国です。アルヴォ・ペルトの国ですね 笑)が主人公で、アブハジアの傭兵のチェチェン人(イスラム教徒)とグルジア人の兵士(キリスト教徒)が負傷してこの主人公の家で介抱される。お互いに憎み合って、罵り合いながら、助けてくれたエストニア人の老人の手前、少しづつ和解の気配を見せながら、最後は。。。という内容です。

日本語というか中国の故事で言えば呉越同舟というやつで、主役のエストニア人の老人の顔がとてもいい顔をしています。似たような映画にボスニア・ヘルツェゴビナの映画で「ノーマンズランド」というのがありましたが、あそこでも敵同士が最前線の境界地帯、ちょうどどちらの陣地でもないところで呉越同舟になってしまうという映画で、和解と敵対の緊張関係の中、最後はやっぱり。。。でした。


一方「とうもろこしの島」はちょっと雰囲気が違います。この二つの映画は背景が同じだけに一緒に語られることが多いようですが、僕の個人的な好みから言えば、こちらの方が圧倒的に好きです。

「みかんの丘」をクサすつもりはないんですが、やっぱり最後のところが不満です。デウス・エクス・マキナという言葉があります。直訳すると「機械仕掛けの神様」。これは古代ギリシャの演劇で話がもつれにもつれ、どうにも収拾がつかなくなった時に、都合良く舞台の上から機械仕掛けで神様が降りてきて、すべてのもつれを一気に解きほぐして、はい、大団円という結末に至るための手段ですが、全く逆の意味で、この言葉を思い出しました。

つまり、チェチェン人傭兵(アブハジア側)とグルジア兵士が少しお互いを理解し合い、和解への糸口が見えた時に、アブハジアの兵士たちが現れて、仲間であるチェチェン人傭兵を敵と疑い、今まさに殺そうとした瞬間にグルジア兵士が彼を助けるためなのか、単に敵だからなのか、発砲してチェチェン人傭兵を救い、自分は殺されてしまうんですね。

ちょうど二人が和解して、この後どうするんだろう、どういう結末を迎えるんだろう、というところで、都合良く、絶対悪が機械仕掛けの神様よろしく登場して、結末をつけてしまう。なんか、安易だな、面白くないな、と思ったのでした。

それに対して「とうもろこしの島」は、もっと謎かけをたくさんしたままです。そもそもが映画としても非常に前衛的なことをしています。私はサイレント以外で、映画が始まってから20分以上セリフも音楽もない映画というのははじめてでした。「ニーチェの馬」も最初の台詞までだいぶ待たされますが、音楽は最初から鳴り続けます。しかも始まって20分でようやく二言三言喋ったと思ったら、そのあとまた30分以上登場人物たちは一言も喋りません。しかも音楽もなし。結局音楽はエンドロールが始まるところで初めて鳴るんじゃないでしょうか?

こう聞くと、きっと退屈だと思うでしょうけど、そうでもありません。物語はほぼアブハジアとグルジアの境界を流れるパラタ・エングリ川の中州だけで進行します。この川は春に濁流が流れて上流のコーカサス山脈から土砂が流され中洲ができます。周辺の農民はその中洲で、春から秋にかけてトウモロコシを栽培して冬に備えるというのが慣例になっているわけですが、川を挟んで向こう側はグルジア領、こちらはアブハジア領というわけで、いわばノーマンズランドになっている危険な最前線でもあるわけです。

映画はその中洲に老農夫がやってくるところから始まり、孫娘も加わって、そこに小屋を作りトウモロコシを栽培する様子を、音楽も会話もないまま映し続けます。この12歳ぐらい?の孫娘がいいんですね。顔立ちがとても美人なんですが、何しろ田舎の娘らしく、そばかすだらけ。で、そのトウモロコシ畑に怪我をしたグルジア兵が倒れていて、二人はそれをかくまうんですが。。。

この二人は中洲に住んでいるわけではないですが、この中洲以外のシーンはほとんどなく、また回復したグルジア兵がどうなったのかもはっきりしません。孫娘と親しくなって、それを老人が咎めるような目で見て、兵士は怯えたような目で見つめるシーンの直後、場面が変わるともう兵士はいません。おそらく中洲を去って帰って行ったのだろうとは思いますが。。。

最後は季節外れ?の濁流に中洲が流され、トウモロコシを収穫していた老農夫は濁流にのまれますが、孫娘は船に乗っていて助かるようです。「ようです」というのはこのシーンの後ボートに乗る娘の姿が映ることがないんですね。この濁流にのまれる中洲のシーンもとても素晴らしいシーンで、大雨の中、徐々に小さくなって崩れていく中洲とトウモロコシ畑と小屋が心に残ります。両親がおらず、老人に頼っていた孫娘はどうなったのかを考えると胸が痛むシーンではありますが、この間に彼女も成長していて(生理があるシーンがあります)、おそらく一人でしっかりと生きていくのだろうと思いたいところです。

最後に、翌年また中洲ができたところへ若い農夫がボートでやってきて、娘が大切にしていた手作りの人形を掘り出し、大切にボートの座席に置くシーンで映画は終わります。振り返ってみれば、老人も最初の方のシーンで中洲からパイプらしきものを掘り出し、後生大事に持っていました。

人間同士がいがみ合い、争い合い、殺し合い、老人は自然の前に命を落とし、孫娘は成長していき、時は流れていき、同じことが繰り返され。。。だけど、新たにやってきて、最後の人形を大切に扱う農民の姿は、老人たちの後継者として、彼らの生きた証をつなぐシーンのようにも思われます。老人も、だからこそ、掘り出したパイプを大切に持っていたのでしょう。



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嵐の晩の友川カズキ

2017.10.23.11:03

というわけで、前回都議選の晩も友川さんのライブがあって、その時は自民惨敗だったので、その再現を願ったのですが、まあ、結果はご存知の通り。でも、ヌエみたいな民進党よりも立場が明確な立憲民主党ができたのは良かったのかもしれません。

予想通り、トークは政治・選挙問題一色でした。これが聞きたくて、嵐にもかかわらず、帰りの電車がどうなるかもわからないまま、出かけて行ったのでした。まあ、お客さんもたいしていないだろうと思ってたんですが、ハイ、満員でした。

で、ライブです。ずっと聞きたかった「カラブラン」、やっとやってくれました。

ほほに月を映して
踊る君の背中に
それはすぎた空かしら
やがて来る朝か
風さえはじらう指先に
ええいままよと思いざま
赤いセミが落ちてきた



他にも聞きたかった歌をいくつも聞けました。金芝河のことを歌った「囚われの歌」や、歌詞がワケわからん謎のユーモアをたたえた「順三郎畏怖」(「カエデの木に登らんとする水牛」ってなんやねん?)、ど迫力の「女人菩薩」、そしてアンコールが「家出青年」でした。

君よ、君よもしや、
かつてこの国には真っ青な翼の鳥がいた!
貧困が暴力なら無知も暴力である

最後の詩句については以前にも書きましたが、選挙の結果がほぼ分かった現在、まさにこの言葉の意味をかみしめたいところです。

ピアノ、アコーディオン、マンドリンの永畑雅人さんと、ドラムの石塚俊明さんにも圧倒されました。このAPIA40のライブはいつもこの三人で、ある意味でものすごくお得です 笑)

例によって打ち上げにも参加して、帰りは電車が止まることもなく、なんとか終電車で家までたどり着けましたが、何しろ一番雨がひどい時で 笑)



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笠原十九司「南京事件論争史」覚書き

2017.10.21.18:12


題名の本を読んだ。南京事件についての僕の考えは先日書いた通りだけど、もう少しいろんなことを知っておきたくて、何冊か読んでみた。まあ、否定派の本は読んでないけど。ただ、この本や、「南京大虐殺否定論13のウソ」を読めば、否定派の主張はわかるし、ネットでも否定派の言い分は読むことはできる。

この本を読むと、南京事件をめぐる裁判では、「家永教科書裁判」や「百人斬り裁判」、「否定論者の東中野修道に対する被害者の名誉毀損裁判」があるが、全てで南京事件に関しては司法は南京大虐殺があったと認定している。家永裁判は確かに家永教授の「検定は違憲だ」という主張は退けられたが、南京事件の記述に関する検定は違法とした。百人斬り裁判では「(百人斬り)競争をした事実自体を否定することはできず」とされ、東中野の名誉毀損訴訟は、被害者の名誉毀損を認定して慰謝料400万円の支払いを東中野に命じている。

つまり司法の場では南京事件があったかなかったかなどという論争は、否定本やネットの書き込みにもかかわらず、すでに決着が完全についているのである。そうした司法の判断のもとになっているのは、そこまで積み上げられてきた歴史学という学問上の成果である。つまり学問的に見ても否定派の論拠はことごとく論駁されている。ましてや、「南京大虐殺は中国や欧米社会が「犯罪民族日本人」というレッテルを貼って日本人を貶めるための情報戦による謀略」(p.252)という主張などは、もう学問とは無縁の「妄想」のレベルである。いわばフリーメーソンの陰謀とか、オウム真理教のハルマゲドンレベルの話だろう。

しかも、否定派の田中正明という人物に至っては、南京事件の責任を取らされて刑死した松井石根大将の陣中日誌を数百か所も改ざんしているのである。都合の悪いところを削除しただけでなく、勝手に文章を付け加え、しかもご丁寧に注までつけているそうである。こうなると、もう学問の世界ではない。他にも資料や文献もないまま、思いつきだけで可能性を羅列したり、否定できない写真には触れずに「証拠写真として通用する写真は一枚もなかった」などと主張する。

前にも書いた清水潔の「南京事件を調査せよ」でも書かれていたことだが、否定派は「膨大な引用資料のひとつでも批判できれば全体の信憑性が批判できるという否定のための否定の方法を使ってくる。

否定のための否定、つまり、現在に至るまで陸続と続く否定論は、事実がどうであったかではなく、政治的な謀略なのである。その内容がとっくの昔に否定された論拠を繰り返しているだけであり、「どのような内容であろうとも、(。。。)否定していると世間に見せかける本を出版しておくことに否定派の狙いがある」(p.265)のである。つまりこうすることで、南京事件の決着は付いていないと思わせたいのだろう。同時にこれが一種の泥仕合い、どっちもどっちのような印象を与えられれば、否定派としては勝ちも同然の訳である。

こういう話を読んでいると既視感に襲われる。今の政権のやり方である。嘘でもいい、繰り返せば国民は信じる。相手が否定しようが反論しようが、その時にはすでに国民にその嘘が刷り込まれている。言ったことは撤回したりしないで、はぐらかし、論点をずらせ。国民はいくらでも騙せる。そして騙されたがっているやつもたくさんいる。一度騙せば、あとはそれを勝手に信じ続ける。多分今の政権はそう思って、確信的に嘘をつき続けているのだと思う。 そしてそうすることによって、与党も野党もどっちもどっちという印象を国民に植え付けられればいいと思っているのだろう。

どっちもどっち、国民がそう思ってくれれば南京事件否定派も現政権も満足なのである。



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キッテルのブログ、ツール2018コース発表

2017.10.19.20:44

キッテル、埼玉に来ますね。その前に今度の土日は宇都宮ですが、日曜日は投票日なので、古賀志林道へ行かれる方は是非期日前投票をしてから行くのがよろしいかと。まあ、人の勝手ですけどね。ちなみに私はすでに期日前投票に行ってきましたが、残念、今年は古賀志林道へは行けません。でもサイタマは行くぞ!

……
2018年のツール・ド・フランスが平坦ステージで始まるのは、無論、嬉しいぜ。スプリントのスペクタクルを期待しているぜ。初日はみんな元気だし、特にモチベーションも高いし、なんてったってマイヨ・ジョーぬがかかってるし、俺だってそれを着たいぜ。全部で8つの平地ステージで、また大成功のツールになる可能性があるぜ。こんな予想とともに、スプリンターとしては大いに期待しながら準備するぜ。
……

というわけで、鬼が笑うかもしれませんね。



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ヘルツォークの映画「問いかける焦土」

2017.10.16.19:22

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拙ブログでも書いたことのあるヴェルナー・ヘルツォーク監督。今東京の新宿で特集を組んでいて、20世紀に作られたものだけですが、10本を上映中です。僕は「ヴォイチェック」とこの「問いかける焦土」を見てなかったので、この二本と、大好きなんだけど、しばらく見ていない「カスパー・ハウザーの謎」をなんとか時間をやりくりして見てこようと思った次第。

で、今日、まず、表題の映画を見てきました。1991年の湾岸戦争のドキュメンタリーですが、印象としては「コヤニスカッティ」みたいな感じでした。コヤニスカッティではフィリップ・グラスの不思議な音楽が魅力的でしたが、こちらではワグナーやアルヴォ・ペルト、あるいはヴェルディやマーラーやグリーグの音楽がBGMで、しかもワーグナーだとジークフリートの葬送行進曲とか、ヴェルディはレクイエムだし、ペルトはもう言うまでもなく暗いし、こういう美しくも、人間の愚かさを感じさせる映像によく合ってました。

イラクがクウェートへ突然攻めて行った1991年の湾岸戦争、この映画ではイラク軍によって息子を殺された母親や、父親を殺されて口をきかなくなった子供などのインタビューも出てくるけど、戦闘シーンがあるわけではないし、ただ捨てられていった砂漠の壊れた車などのガラクタが延々と空撮で映され、石油の真っ黒い大きな水溜りがアップで撮られ、だけど、やっぱり印象に強く残るのは砂漠の空撮と、なによりイラクが撤退時に火をつけていったクウェートの油田火災の風景でした。

ボッシュの絵の地獄図のような火と真っ黒な煙の物凄さ。残念なことにそれがとても美しいんですねぇ。環境破壊だし、資源の無駄遣いだし、美しいなんて言っていいのか、とも思うんだけど、あの映像はちょっと忘れられない。

ヘルツォークの映画はいつでも風景とともに、意外なものにびっくりさせられるんですが、この黒煙もうもうの砂漠の火災の消火活動をしている人たちが、最後に火が消えて吹き上がっている石油に、なぜか、もう一度火をつけます。茶色い石油が棒状に吹き上がっているところへ火の付いた松明のようなものを投げ入れると、石油が一気に燃え上がり炎の柱になり、黒煙を噴き出します。何故あんなことをしたのかの説明は全くなし。まあ、ヘルツォークらしいといえばそれまでですが。



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TCFパラサイクリング体験会at秋留台公園2017

2017.10.15.23:59

14日土曜日に、全盲の長女を連れて表題の催し物に参加しました。当初ダウン症の次女も連れて行こうと思っていたんですが、こちらは知らない人と自転車乗るの嫌だ、ときっぱり拒否 笑)

それはともかく、長女は普段私とタンデム(トライデム)で走っているので、ちょっと他の人とタンデムに乗ってみるか、知り合いも主催者側にいることだし、程度の軽い気持ちで出かけたんですが。。。

雨が降ったり止んだりで、ちょっと天候的には恵まれませんでしたが、パラリンピックのメダリストを含め、「本物」笑)も参加していて、メダルも拝見させていただきました。
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当初タンデムに乗るつもりだった長女は、以前別の機会に乗ったことがあったリカンベントに反応。もっとも以前乗ったリカンベントと言っても前がリカンベントタイプのタンデムだったんですがね。
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かなりボケボケですが、こんな自転車でした。

しかし、今回のリカンベント、ペダルではなく手で漕ぐタイプ(ハンドサイクル)なんですが、何しろ前方投影面積の少なさから、下りだと時速80キロぐらい簡単に出てしまうそうです。
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他にもトライサイクルという三輪車もありましたが、三輪車と侮るなかれ、ロード用のホイールにチューブラーがついてます。しかしハンドサイクルに話を戻すと、素人考えで手を足代わりにしてクランクを回すなんて、ものすごい腕力が必要なんじゃないか、と思ったんですが、結構簡単に走れてました。自分でハンドルやブレーキの操作なんてできるかな、と不安だったんですが、後ろから車椅子にアタッチメントのように取り付けるハンドバイクで追いかけながら、「右、もう少し右、はい、左、そのまま、はい、ブレーキ!」と声をかけて方向を指示してくださった方と娘のニコニコした顔を見たら、不覚にも涙が出てきました。
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また機会があれば、今度は娘の知り合いなども誘ってみたいと思った次第です。



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映画「動くな、死ね、甦れ」

2017.10.13.22:53

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新宿でやっているヘルツォークとこの映画と、どっちにしようか迷ったのですが、こちらにしました。この映画は数年前にTVの衛星放送でやっていたのを見たことがありました。なにしろ最後のところのわけのわからなさにぶっ飛んだ、という印象でした。見終わって、なんだったんだ?今のは?とTVの前からしばらく動けなかったですね。

監督はヴィターリー・カネフスキーという人で、ソ連時代に無実の罪で8年投獄され、50を過ぎて初めて監督として映画を作り、しかもその後二本取った後、ぱったりと映画を撮ることをやめてしまったそうです。

舞台はスーチャンという日本海側、ナホトカの北にある炭鉱の町。この町にはソ連の収容所があり、多くの囚人が入れられている一方で、抑留された日本人もいます。いわゆるシベリア抑留者たちです。極東の町で荒んだ雰囲気があり、終戦直後なので物資も足りず人々の心も殺伐としていて、子供たちがたくさん出てくるけど、どの子供もみんな悪ガキの風貌風体。町はそこらじゅうに泥の水溜りがあり、住居もバラックの粗末なものばかり。こう言うぬかるみの風景ってロシア映画ではおなじみ感があります。

終戦からほどない時期だから腕や足のない傷痍軍人も出てくるし、モスクワで学者だった狂った老囚人とか、妊娠すれば収容所から出られると思って、男を誘い、断られて泣きじゃくる若い女の囚人とか、人々の心も酷い状態なのがよくわかります。

主人公はそうした子供たちのうちの一人の少年と少女です。その少年がいたずらが度を過ぎて、機関車を転覆させ、町を逃げて都会(ナホトカか?)へ出て行って、そこで宝石強盗の手伝いをさせられ、さらに口封じのために殺されそうになって、迎えに来た少女と一緒に逃げるが。。。というのがあらすじでしょうか。

監督カネフスキーのデビューのきっかけを作ってくれたのは、拙ブログでも2度にわたって紹介した「神々のたそがれ」のアレクセイ・ゲルマンだそうで、そう言われると、似たような作風かもしれません。
映画「神々のたそがれ」
再び映画「神々のたそがれ」

子供たちの演技が素晴らしいのは言うまでもないけど、主役の男の子が素のままの悪童ぶりなのに対して、少女の方は大人びていて、落ち着き払って、物静かで、男の子の嫌がらせにも善意でお返しをするような優等生的な子です。こういう女の子って小学校の頃いたなぁ。やたら頭が良くて超然としていて、男の子からいたずらされても大人の対応をする学級委員っていう感じの子。

音響効果が不思議な映画で、BGMらしい音楽はほとんどないけど、登場人物が怒鳴り散らすように歌う下卑た歌とか、抑留された日本人が歌うよさこい節や炭坑節が雪が残る泥だらけの荒涼とした風景の中で、不思議な雰囲気を醸し出します。それとやたら会話の音がかぶって騒々しい一方で、汽車が転覆するシーンでは全くの無音になり、転覆後に人々が駆け寄る足音だけが聞こえてくる、という不思議な感じも。

そして何より不思議なのが、時々監督の声だと思うのですが、映画の中に入ってきます。そもそも映画の出だしが「用意はいいか? スタート」というナレーションが入って始まり、最後のシーンも監督の声がかぶる。「子どもを写すのはそのぐらいでいいから、女を追え」という音声が入ってくる。だけど、他にも、子供達が愉快そうに笑っている声にかぶるように大人の男性の笑い声が聞こえる。よくわからないんだけど、これも監督の笑い声ではないでしょうか?

ところで、この最後のシーンのアヴァンギャルドぶりには、きっと誰でもぶったまげると思います。そして同時に、悲痛な映画のラストシーンというのは沢山あるだろうけど、この映画のラストの胸裂けるような悲痛さも半端ではありません。

金曜日の夕方で、こんなマニアックな映画だけど、思ったよりお客さんは入ってました。ただ、面白かったのは僕もそうですが、多分全員一人で来てたようだったことです。まあ、デートで観る映画じゃないわなぁ。


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マルティンのブログ、ミュンスターラント・ジロ

2017.10.11.00:23

マルティンのブログが少し前に更新されていたようで、すでにキッテルの方は同じテーマの話をご紹介しましたが、こちらは見逃してました。

……
なんという自転車の祭りだ!ミュンスターラント・ジロではファンの皆さんが雰囲気をものすごく盛り上げてくれた。私はスタート直後のほぼゼロキロから逃げグループに入って楽しませてもらった。残念ながらゴール20キロ手前で捕まってしまったが、私は十分満足である。残念ながら風が強くて、これ以上前で頑張ることができなかった。しかし調子はとてもいいし、その状態でシーズンオフに入れるのが嬉しい。それ以外にもチームとして、地元であまりプレッシャーを感じたくなかった。だから、私が逃げグループに入れて、アピールできたことはとても良かった。私たちが注目の的になることは最初から分かっていた。【私が逃げに入ったから】他のチームが追走集団を組織しなければならなかった。

今は私はオフに入った。シーズンを終えるにあたって素晴らしいレースだったと思う。休暇はスペインのカナリア諸島のテネリフェ島へ行く予定だ。でも、ちょっとだけエアフルトに帰って昔の友達たちに会うことも予定している。

何か近況報告すべきことがあればまた報告する。ファンのみんなのおかげで素晴らしいシーズンだった。みんなのサポートに感謝する。
……

まあ、これで日本へ来る選手以外はみんなヴァカンスモードですかね。



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やばいモスコン

2017.10.09.19:23

いやぁ、昨日のパリ〜ツールでも栗村さんが話していましたが、「やんちゃ」という可愛らしさではなく、ちょっとやべえんじゃね? のモスコンであります。

イタリアのTTチャンピオンになり、イル・ロンバルディアでは3位になって世界戦でも最後にアラフィリップと一緒に逃げて目立っていました。ところがこの世界戦、車につかまったのがバレてゴール後に失格。

いやこの程度ならよくある話ですが、すでに4月末のツール・ド・ロマンディでFDJのアフリカ系のケヴィン・レザとレース中に言い合いになった時に差別用語で侮辱したんですね。これはFDJのチームメイトのスイス人ゼバスチャン・ライヘンバッハがモスコンの名前は出さずにツィッターで注意を喚起したので、スカイが調査確認後、「激しい言い合いになって、発した言葉でレザを傷つけた」ことを認め、モスコンは独自に6週間の出場停止になるとともに、「ダイバシティ・アウァネス・コース」という講習を受けることになりました。この間にモスコンはレザに謝罪し、レザもそれを受け入れ握手したのですが。。。

この事件を最初にツィッターで発信したスイス人のライヘンバッハが10月3日のトレ・ヴァッリ・ヴァレジーネというレースで落車して肘を骨折したんですね。ところがライヘンバッハはイタリアの警察とUCIの両方に、モスコンが意図的に自分を落車させたと告発したのです。警察に訴えたってことは捕まえてくれ、という意味ですかね。

ライヘンバッハの言葉です。「僕はジャンニ・モスコンを、僕を意図的に落車させたかどで告発した。何人かの選手たちがこの行為を見ていたし、すでに僕のために証言してくれるはずである。彼は意図的に僕を落車させたのだ。」

レース後チームはツィッターでモスコンを犯人として名前を出し、告発したことをバックアップすると言っているそうです。ライヘンバッハは、自分がモスコンの差別発言をツィッターに書いたこと(ただしモスコンの名前は出してない)に対する復讐としてやったのだと激怒しているようです。

一方のモスコンはガゼッタ・デッロ・スポルトの取材に対して、ライヘンバッハのそばにいたことは認めるが、彼は荒れた道路でコントロールを失ったのだと言っています。

モスコンの言葉。「訴えに対しては否定しなければならないし、不安は感じてない。真実がわかるはずだから、俺は何にも恐れてない。こういうこと(訴えたこと)は俺に対しても、自転車競技そのものに対してもいいことじゃない。選手がみんなお友達ならいいけど、それは無理だろう。」

ということで、今の所スカイはまだ何のコメントも出してないという段階で、土曜のイル・ロンバルディアの3位。

所がここでもケチがついてます。4位に入ったアレクシィ・ヴュイエルモズがスプリントで寄せられたと怒りのポーズ。無論これに対して、モスコンはこんな風に言ってます。

「奴は俺に何か言ってたけど、俺のスプリントは問題なかったと思う。」

まあ、スプリントのことは少し前にも書いたことですが、ちょっとみんなナーバスになりすぎだと思うんですけどね。ただ、ライヘンバッハとのことは警察にまで訴えたということで、この先しばらくは続くのでしょう。証言者が出た時にスカイがどうするかですね。



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イル・ロンバルディアはニバリが2度目

2017.10.07.23:50

残り15キロからLiveStreamでみました。すでにピノーとニバリが逃げていて、つづら折れの続く下りでニバリがアタックを繰り返しました。ピノーはコーナーごとに引き離されながら、直線で腰あげてダッシュして追いついていたんですが、とうとう残り10キロぐらいの下りで引き離されてしまいました。あとはニバリの独走、ぶっちぎりでした。

しかし下りでアタックってどういうスピード感覚してるんでしょうね。2位は追走集団からアタックしてピノーを追い抜いたアラフィリップ、3位は集団スプリントで、世界戦では車につかまって失格になったモスコンのようです。



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キッテルのブログから、ミュンスターラント・ジロ

2017.10.06.00:00

キッテル、今年もサイタマクリテにくるという宣言ですかね?

……
なんちゅうフォトフィニッシュだ。ライン上に4人が並んだぜ。こんなの初めてだ。残念ながら、俺は1秒の何分の一か、後ろからダッシュするのが遅すぎたぜ。ゴールして1メートル後では俺が他の奴らより明らかに前に出てたからな。いずれにせよ、俺はアンドレ・グライペルの後塵を拝して4位に終わった。最初は俺はグライペルとどっちかが勝ったと思ったんだけどな。結局サム・ベネットがフィル・バウハウスを破って優勝だった。しょうがねえ。スプリンターの人生は大変だぜ。だけど何れにしても、ゆっくりとだけど、俺は再び自分のいつものレベルになっているぜ。調子が良い状態で最初の短い休みに入れるのは、とても気分が落ち着くぜ。だって、俺はまだシャンハイと日本でクリテリウムに出場することになってるからな。
……
171003_muenster.jpg
このメンツで優勝できたサム・ベネットはさぞかし嬉しいでしょうね。ちなみに5位はフルーネヴェーヘン、7位にクリストフが入って、カヴは28位に沈みました。



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3&1ミーティングのヴェークマンのインタビュー

2017.10.05.11:27

ファビアン・ヴェークマンが引退し、ファンクラブも一応終了しましたが、クラブの会長さんだったイザベレ・テーブリュッゲさんから連絡が来て、新しいサイト3&1ミーティングで、ヴェークマンのインタビューをしたと知らせてくれました。

シュパールカッセン・ミュンスターラント・ジロ2016を最後に引退したファビアン・ヴェークマン、2004年のジロでドイツ人として初めて山岳賞を獲得し、ドイツチャンピオンに3度、GPミゲル・インドゥラインで2勝などの成績を上げ、ツールには7回参戦したわけですが、相変わらず自転車競技に積極的に関わっていて、今年は去年最後に走ったレース、シュパールカッセン・ミュンスターラント・ジロ2017のマネージャーも任されているそうです。

……
今年のツール・ド・フランスの間、あなたはテレビで現場コメンテーターを務めていて、観客から色々な刺激を受けたと思いますが、特にどんなことに魅力を感じましたか?

ヴェークマン: ツールが本当に大きなものなんだな、と思ったね。選手の時にはスタート1時間前に来て、チームバスで着替えて、サインして、戻ってローラー台でスタートまで過ごしてた。ゴールではもっとあっという間だったね。ゴールしたらチームバスまで走ってってそのまますぐにホテルへ直行だった。そこでは落ち着いて何かを見るなんていう時間もなかった。今年はジャーナリストやテレビ関係者がいるいわゆる「ゾーン・テクニック」で過ごした。そこは一つの町みたいなのに、それが毎日組み立てられるとまた撤去されて、信じられなかったよ。すごく印象に残ったね。

ツールがデュッセルドルフで始まったので、ドイツの自転車競技界は上げ潮ムードですね。8月末にも150人の若手選手が参加したレースで進行責任者を務められてましたね。ドイツの若手がより伸びるためには何が必要だと思いますか?

ヴェークマン: ドイツ国内での若いクラスのもっとハードなレースが、絶対にもっと必要だね。ロードレース自体は開催されているけど、若手のためのレースが足りないよ。他の国との接点もない。だから8月末の若手のための厳しいレースが開催できたのは良いことだった。何れにしてもドイツの自転車競技界にとって上げ潮なのは確かだね。この前の世界戦でもレンナルト・ケムナがU23で準優勝したしね。

シュパールカッセン・ミュンスター・ジロでは毎年一般参加者のレース申し込みが増えています。ホビーレーサーには、スタート前にどんなアドバイスをしたいですか?

ヴェークマン: まずは天気予報をしっかり聞いて、それに合わせて衣類を用意することだね。自分自身で決めて、リスクは冒さないこと。他には、他の選手たちに敬意を持って、もしこの人はあまり練習していないな、と思えたときには、追い越すときにも近づきすぎないこと。食料もしっかり持っていくこと。それとなにより楽しむことだね。

あなたはこのミュンスターで生まれ育ちました。この街を走るのには、実用車とロードレーサーのどちらを選んだほうがいいでしょうか?

ヴェークマン: うーん、目的次第だね。この前街の中心部へ行った時は実用車で行ったよ。この街の石畳にはそっちのほうが絶対に快適だからね 笑)
……

というわけで、このミュンスターラント・ジロのエリートの部はキッテル、カヴェンディッシュ、グライペル、フルーネヴェーヘン、クリストフといったトップスプリンターたちが集まりましたが、結果はなんと!サム・ベネットが横1線の僅差のスプリントでグライペル、バウハウス、キッテルを破って優勝でした。キッテルは自分のブログで何かいっているようですが、それはまた後でご紹介しましょう。



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フランスでモータードーピング

2017.10.03.21:16

すでにベルギーとイタリアでは先例がありましたが、フランスでは初だそうです。でもアマチュアの話。ダウンチューブに250ワットのモーターを入れてあったそうで、少し前からアンチドーピング局にマークされていたみたいです。43歳のアマチュア選手で、日曜にボルドー近郊であったレース後、調べられて自白したとのこと。

夏にはイタリアの、やはりアマチュア選手がモータードーピングで摘発されてるそうで、それ以前にもベルギーの美人選手がシクロクロスの世界戦でやらかして引退してますね。

今の所プロでモータードーピングの例はないけど、モーターやバッテリーの小型軽量化がさらに進めば厄介です。実際に専門家は、「あらゆるものが可能だ。30分間40ワットというやつから450ワットだってある。バッテリーの強さもいろいろ。あとは金の問題だけだ」なんて言ってます。

まあ、プロの場合個人じゃやらない(やれない)だろうから、チームのメカニックも含めてみんなでやらないと無理でしょうけど、そんなことやって見つかったらチーム解体だろうし、まあ、やらないだろうと信じてますけど。。。
 


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アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、クラシック音楽(特にバッハ)、友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎても困るが)。少し前から草食動物と化そうと努力しています。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとして、こちらにも通知されないまま、ゴミ箱に入れられてしまいます。これは管理ページで迷惑メールをチェックすれば見られるのですが、そんなところは滅多にチェックしないので、承認待ちの印が表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す

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